イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

イタリアのプログレッシブ・ロック・バンド「New Trolls」クラシック音楽とロックの融合♪

 

みなさま、「New Trolls」(ニュー・トロルス)という、

ロックとクラシック音楽の融合で知られている、イタリアのバンドをご存知ですか?

 

実は私、知らなかったのですが、先日、ブログ仲間の「Takeharu」さん  https://yurucaharamascot.com/が、

イタリアでも有名な、この素敵なイタリアのバンドを知っていますか?と、「New Trolls」(ニュー・トロルス)の動画を送ってくださいました。

 

それがきっかけで、このバンドの存在を知りました。

 

仕事柄、クラシック音楽以外の音楽ジャンルは、あまり聴く機会が少ないということもあり、知らなかったのですが、

クラシックとロックを融合?したこのプログレッシブ・ロックを聴き、とても新鮮で素敵だなと思いましたので、ご紹介いたします。

 

 

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この「New Trolls」のアルバムを、ご紹介しようと思った経緯

 クラシック音楽は、

じっと静かに耳を傾けて聴く、ちょっぴり堅苦しいイメージをお持ちの方も多いと思います。

 

クラシック音楽作品の表現上の理由などにより、

例えば音量が、フォルテの時は大きな音が鳴っていますね?

一方、ピアニッシモのときなどの、ものすごく繊細なニュアンスが要求される箇所が度々現れます。

そのため、どうしてもポピュラー音楽のコンサート会場のように、演奏者と共にお客様が一緒に歌ったり… というふうに盛り上がるのは難しいのです。

 

まあ、理由は音量の問題だけではありませんが、

残念ながらクラシック音楽のコンサートでは、ノリノリで音楽に合わせて手拍子をたたいたりして楽しむことはできません。

 

(お客様も、演奏の邪魔をしてはいけないと気使ってくださる方が多く、咳払いひとつ出来ず、緊張されている感じですよね)(>_<)

 

演奏する側が、けっこう気難しい表情で弾いていることが多いのも原因かもしれませんが…

 (私も、特に気を付けなくては!)(^▽^;)

 

普段クラシック音楽のコンサートで演奏する側からみると、

ロックやジャズなどのジャンルのミュージシャンの方々が、聴きに来てくださったファンと、楽しそうにコンサートで一体になって盛り上がる様子を、いつもとても羨ましく思っていました。

 

が、しかし、この「New Trolls」のような、クラシック音楽とロックを融合させた、

プログレッシブ・ロック」と言われているジャンルでは、

お客様も演奏者も音楽を楽しんでいる、両方のいいとこどり?的な雰囲気が、とてもいいなと思ったのです。

 

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 プログレッシブ・ロックとは?

プログレッシブとは、進歩的、革新的という意味で、

1960年代に、イギリス発祥の今までのロックとは少し違ったジャンルです。

 

後に、他のヨーロッパの国々にも広まっていき、ユーロ・ロックとも呼ばれていました。

 

このジャンルは、

長時間の楽曲で、高度な演奏技術を必要とするインストゥルメンタルの楽曲が多いのも特徴です。

 

技巧的で複雑な、変拍子(7拍子や11拍子など)、曲のあちこちで転調が多用されています。

 

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プログレッシブ・ロックについて、以下、ウィキペディアより引用させていただきました。

 

プログレッシブ・ロック(英: Progressive rock)は、1960年代後半のイギリスに登場したロックのジャンルの1つ。

進歩的、革新的なロックを意味する。世界ではプログ・ロック(progまたはprog rock)、日本での一般的な略称は「プログレ」。代表的なグループには、ピンク・フロイドキング・クリムゾン、イエスなどがある。

 

(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用)

プログレッシブ・ロックは、実験的・革新的なロックとして、それまでのシングル中心のロックから、より進歩的なアルバム志向のロックを目指した。

1960年代後半に誕生し、全盛期は1970年代前半である。

当初の進歩的・前衛的なロック志向から、一部のクラシック音楽寄りな音楽性が、復古的で古色蒼然としていると見られ、1970年代半ばから後半にかけて衰退したとされている。ピーター・バラカンプログレッシブ・ロックの全盛期が短かかったことを指摘している。

 

 

プログレッシブ・ロックと一言で言っても、さらにいくつかの種類があるようですね。

 

イギリス以外でも、イタリア、フランス、オランダ他では、ユーロ・ロックと呼ばれていたようです。

 

 

(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用)

プログレッシブ・ロックとは進歩的ロック、クラシック的ロック、アート・ロック、前衛ロック、実験的ロックなどの概念を包括したジャンルである。

プログレッシブ・ロック・バンドはロックに、クラシックやジャズ、フォーク、地域音楽などを融合させた。

「アート・ロック」や「ニュー・ロック」、あるいは「シンフォニック・ロック」と呼ばれる場合もあるが、それぞれ微妙な差異を持ち、それらをプログレッシブ・ロックの一派に含めることもある。

また、イギリス以外のイタリア、フランス、オランダ、ドイツ、北欧にも、有力なバンドが存在し、ユーロロックとも呼ばれた。

 

 

早くも80年代には、プログレッシブ・ロックは衰退。

それにともなって、New Trolls も例外ではなくAldebaranという非常にPOPなアルバムを作るようになってしまいました。

 

しかし、それまで重厚長大だった曲が、

コマーシャルの曲に採用されて大ヒットし人気を盛り返し、再度注目を浴びます。

 

有名な作品は、

エスの「ロンリーハート」や、ジェネシスの「インビジブルタッチ」

などが、全米のトップシングルになりました。

 

 

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「New Trolls」とは、どんなバンドなの?

1960年代の半ばに、イタリアン・ロックのグループとして、

  • ヴィットリオ・デ・スカルジ
  • ニコ・ディ・パロ
  • マウロ・キアルギ
  • ジョルジョ・ダモロ
  • ジャンニ・ベレノ

によって結成されました。

 

最初のころは、

地元のクラブでコンサート活動をしていましたが、ローリングストーンズのコンサート・ツアーに前座として選ばれ、参加したことがきっかけで、人気を集めるようになりました。

 

そして、その直後の1967年に、デビューシングル「Sensazioni」を発表。

 

Fabrizio Di Andre による歌詞の、彼らの最初のアルバム「Senza orario senza bandiera」(1968年にリリース) は、当時大ヒットしました。

 

 

ファースト・アルバム「Senza orario senza bandiera」 は、こちらです。

↓ ↓ ↓

 

 

 Apple Musicからも聴けます ♪

 

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「New Trolls」の代表作は?

1971年にリリースされた、3枚目のアルバム「Concerto Grosso」が、

作曲家の ルイス・エンリケス・バカロフによって書かれた、クラシック音楽のアレンジで、オーケストラ曲とロックをミックスさせ、大ヒットしました。

 

後に、メンバー同士の確執などから一時グループが分裂しましたが、

2001年に再結成されて、「Concerto Grosso」を再演し、復活しました。

 

先日、イタリアの友人達に、このグループについて聞いてみたところ、

今から何十年も前の、70年代に全盛期だったにもかかわらず、何度もリバイバルでCDなどがリリースされていて、みんなよく知っていました。

 

人気の代表作は、やはり「Concerto Grosso」だそうです!

 

ライブ録音「Concerto Grosso」動画 (一部分)

 一部ですが、ライブ録音の動画を貼っておきます ♪

 

ヴィヴァルディ風の音楽ではじまるクラッシック音楽に、

ロックが組み合わさったような、陽気な雰囲気が感じ取れると思います。

 

シンセサイザーによる、チェンバロのような音色や、弦楽器の技巧的な演奏テクニック、アドリブ演奏などにも注目してみると楽しいです!(*^▽^*)

 

Buon ascolto!

 

  •  1971年リリース New Trolls アルバム「Concerto Grosso」より

youtubeより引用させていただきました)

youtu.be

 

www.youtube.com

 

「New Trolls」の全曲が収録された CD、DVD は、こちらのショップで購入できます! 

 <<Concerto Grosso の CD>>

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(2021年4月現在)

 

 

 

 

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<<「the Seven Seasons」 DVD>> 

こちらは、 2007年イタリアで行われた「コンチェルト・グロッソI、II、III」の全曲をオーケストラもついて完全演奏が収録されたDVDです。

 

  • DVDのタイトルについて

2007年に、日本で発表されたのは「コンチェルト・グロッソIII」でした。


2007年の春、イタリアでCDが発売される前に彼らが来日した際「コンチェルト・グロッソIII」のワールドプレミアが発表されました。


しかし、「seven season」にはバカロフが関わっていなかった為、番外編にするべきだという話になったということです。


そして、同じ年の夏「Concerto Grosso The Seven Seasons」と題名が変更されました。


DVDのタイトルは「the Seven Seasons」で、本当の「コンチェルト・グロッソIII」は2013年に発表されました。

 

Amazonでは、新品が、¥12,800で、中古の最安値は、¥4,338です。

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Yahooショッピングは、中古のみで、¥3,975ですが送料は別です。

 

 

 

 

 

 まとめ

「音楽」とは、「音」を「楽」しまなくては、演奏する側も聴く側もつまらないですよね!(*^▽^*)

 

自身が、これからクラシック音楽を演奏していく上で、

技術をさらに磨いていく事はもちろん大切ですが、やはり一番大切にしたいことは、

お客様に楽しんでいただくこと。

 

クラシック以外の音楽ジャンルのミュージシャンのコンサートを

聴いたり観たりして、いつも感じるのですが、

お客様との一体感や楽しませ方がとても自然で素晴らしいこと。

 

そういうところを一つでもお手本にできたらいいな、と思い直しました。

 

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(本ページはプロモーションが含まれています)

 

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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