イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

クラシックの音楽史をざっくり学べる面白い本【厳選おすすめ3冊】

 

楽器を習っていたり、クラシック音楽を聴くときなどに、「作品の背景」や「音楽史」について知りたいけれど分かりやすい本は無いかな?と探してみると、たくさんの種類の本があり迷ってしまったことはありませんか?

 

そこで本日は、

  • クラシック音楽の歴史について知りたいけれど、どんな本から読み始めればいいの?」
  • 「専門書ではなくて、もっとわかりやすい音楽史の本が読みたい」
  • 音楽史の全体の流れをざっと把握したい
  • 「音楽鑑賞をするときに、作品や作曲家についてもっと知りたい

 

と思っていらっしゃる方に向けて、分かりやすくて楽しい、しかもササッと読める本を厳選してご紹介いたします。

 

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C.Montiverdi(モンティヴェルディ)作曲

「Messa cantata」

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C.Montiverdi(モンティヴェルディ)が埋葬されている

Basilica Santa Maria Gloriosa dei Frari

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂

(Venezia)


 

 

 

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W.A.Mozart「String Quartet

(manuscript)



 

 

まず1冊目は、音楽史についての本をはじめて読んでみようと思っていらっしゃる方へ、読みやすい本からご紹介いたします。

「カラー版 徹底図解 クラシック音楽の世界」 田村 和紀夫 著

 

 

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 カラー版で図解入りのとても分かりやすい本

CDもついています

出版社:新星出版社

発売日: 2011/7/1

単行本ソフトカバー:223ページ

 

こんな方におすすめ

  • 入門書をさがしている方
  • 図解入りでわかりやすい本をさがしている方

 

この本を選んだ理由

たくさんの「カラー写真」「図解」入りで、とてもわかりやすいです。

 

この本の第2章「名曲で読み解くクラシック音楽の歴史」に入る前に、「クラシック音楽ってそもそも何?」という基本的なことから丁寧に解説されています。

 

  • クラシックって何?
  • クラシックには、どんなジャンルがあるの?
  • 音楽の様式って何のこと?
  • 楽譜にはどんな情報が書かれているの?
  • 音楽のしくみはどうなっているの?
  • タイトルはどう読むの?

 

など、図解入りで説明されていますので、音楽書をはじめて読む方でも安心して読み進められるところもいいですね。

 

さらに、CD付きですので、解説の中に出てきた箇所が聴けるようになっていて便利 ♪

 

解説に出てきた曲は、曲全体がCDに収録されているわけではありませんが、曲のどの部分についての説明なのか探し出す手間がなく、かえって便利です。

 

作品を例に挙げて説明しながら、

  • 「なぜこの曲が作曲されたのか」
  • 「なぜこういう作曲スタイルに変わっていったのか」

など時代背景と照らし合わせながらの解説も興味深いです。

 

音楽史についてだけでなく、西洋音楽」を理解するための基礎知識まで詳しく書かれていて、はじめて音楽書を読むという方にも、とても親切な作りになっています。

 

たとえば、「ミサ曲」の解説でも、当時の「教会のミサとはどんなものだったのか」というところから丁寧に解説されていて、個人的にもとてもお気に入りの本です。

 

一見シンプルに見える本ですが、盛りだくさんの内容であるところもいいですね。

 

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
名曲で読み解く、西洋音楽の歴史としくみ。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田村/和紀夫

1952年、石川県七尾市生まれ。
国立音楽大学楽理科を卒業後、同大学院修士課程音楽学を修了。
現在、尚美学園大学、芸術情報学部音楽表現学科教授。
西洋音楽史」「音楽美学」ほかを担当


(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

 

 

気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね ☟ 

 

 

 

「わたしたちの音楽史」(全2冊)フリードリッヒ・ヘルツフェルト 著 渡辺 護 訳

 

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出版社:白水社

発売日:2010/5/11

新書版:241ページ(上巻)

新書版:276ページ(下巻)
 

こんな方におすすめ

  • 物語を読むように、音楽史の全体像を把握したい方
  • 作曲家のエピソードや、音楽用語についても知りたいという方向き

 

この本を選んだ理由 

古代の音楽が生まれるまでのお話の項目では、「音」と「音楽」とのちがいは?というところから説明されていて興味深いです。

 

「各時代ごとの音楽の特徴」についても書かれています。

 

音楽史だけでなく「作曲家について」知りたいときにも、ひとつひとつの項目が短くまとめられていて要点だけをさっと読めます。

 

音楽鑑賞するときなどにも予備知識として、作曲家の項目だけを拾い読みすることもできて便利です。

 

ただし、著者がドイツ人ということもあり、ドイツ系の作曲家についての項目が、ほかのクラシック音楽が盛んだったヨーロッパ諸国の作曲家よりやや多いかな、という印象でした。

 

しかし、音楽史の全体の流れの中で「どのように作品が生まれたのか」というところまで書かれているの点は、とても良いなと思いました。

 

コンパクトな新書版の本ですが、盛りだくさんの内容です。

 

【上巻】は、

古代の音楽から始まって、

メロディ優位の音楽への移り変わり、

そしてバッハ、ヘンデル

モーツァルトハイドンベートーヴェンについて書かれています。

 

【下巻】は、

ロマン派の音楽とそれぞれの作曲家について、

オペラと交響曲について、

ヨーロッパの音楽、

そして現代、未来の音楽について書かれています。

 

著者は、

フリードリッヒ・ヘルツフェルト

 

1897年ドイツ、ドレスデンで音楽に造詣の深い父親のもとに生まれる。

少年時代からオルガニストとして活躍するが、第一次世界大戦中、毒ガスの後遺症のため演奏家への道を断たれる。

大学で作曲を学び、指揮者となったのち、1930年に執筆活動に転身。

 

著書は他に

フィッシャー=ディースカウ

ヘルベルト・フォン・カラヤン

(ともに朝日出版社刊)

白水社Uブックス「わたしたちの音楽史」ページより引用)

 

 

 商品の説明

出版社からのコメント

 

《楽しく読める西洋音楽史
「いったい、音楽とはなんであろうか? 

音楽とは、なにから成り立っているのか?」--「音楽」と「音」との違いからはじめて、西洋音楽の歴史をわかりやすく解説した一冊。


主要な作曲者や作品を、社会背景や音楽史の変遷のなかに位置づけつつ、豊富な逸話をまじえて語っている。


ヘンデルが上演したオペラの最中に起きた珍事件、ベートーヴェンの感情の激しさ、文豪ゲーテシューベルトメンデルスゾーンに対する扱いの違い......。


平均律」や「オクターヴ」といった音楽用語の意味、「オーケストラ」や「弦楽四重奏」のはじまりなども、コンパクトにまとめられている。


ロングセラーを、固有名詞などの表記を刷新してUブックス化。クラシック音楽の入門者にも手頃で、読み物としても楽しい作品。

 (Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

 

 

気になった方は、チェックしてみてくださいね ☟ 

 

 

 

 

 

 

 

西洋音楽史「クラシック」の黄昏 岡田 暁生著 

 

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出版社:中央公論社

発売日:2005/10/1

新書版:256ページ

  

こんな方におすすめ

  • 楽器を習っていて、バッハより以前の音楽にも興味がある方 
  • 美術鑑賞なども好き音楽史について知りたい方

 

専門用語の解説はありません。

どちらかというと、中級者向けの本という印象です。

 

この本を選んだ理由

この本の「まえがき」にも書かれていますが、「中世から現代にいたる音楽史全体の流れを一気に読み通せるように書かれた」本です。

 

中世ルネサンスバロックの教会音楽中心の時代から、一般へ世俗音楽としての広がりについても詳しく書かれています。

 

ただし、音楽史上の重要な作曲家や作品、音楽の専門用語の説明などについては詳しく書かれていませんので、入門書なども参考にしながら読むと分かりやすいです。

 

 

(以下、岡田暁生著「西洋音楽史」まえがき より引用させていただきました)

「このような音楽は、どこから生まれてきたのか」

「それはいったいどんな問題を提起していたのか」

「こういう音楽を生み出した時代は、歴史の中のどの地点にあるのか」

「そこから何が生じてきたのか」

 

こういうことを考えることで、音楽を聴く歓びのまったく新しい次元が生まれてくる、そのことを伝えたいのである。

 

 

「人物」や「作品」にスポットを当てず、あくまでも「音楽の歴史」について書かれている本です。

 

 

商品紹介

18世紀後半から20世紀前半までの、私たちが最も親しんでいる「クラシック音楽」と、その前後の音楽状況の重要ポイントを詳述。

 

著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)

岡田/暁生

1960年(昭和35年)、京都市に生まれる。

大阪大学大学院博士課程単位取得退学。

大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所助教授、文学博士。

著書『オペラの運命』(中公新書サントリー学芸賞)など

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 (Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

 

 

 気になった方は、チェックしてみてくださいね ☟

 

 

 

Apple Books)

books.apple.com

 

さいごに 

 

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J.S.Bach(Leipzig)

 

 クラシック音楽について、入門から中級くらいの方向きの本を、厳選してご紹介いたしました。

 

「どんな時代に」「どんなふうに」作曲されたのかなど、音楽史や作曲家についての背景知識を少し知っているだけで、さらに演奏や鑑賞が楽しくなります ♪

 

むずかしい専門書を紐解かなくても、分かりやすくて内容の濃い本がたくさん出版されていますので、ご自身が興味をもたれた本をぜひ手に取ってみてくださいませ。

 

それでは、楽しい読書タイムを!

Buona lettura!

 

 

ご紹介した3冊の本 ☟

【1冊目】 

 

 

 

 

【2冊目】

 

 

 

 

 

 

【3冊目】

 

 

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。