イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

牛肉のピッツァイオーラ(ピザ職人風)の作り方

 

本日は、 美味しそうな薄切りの牛肉を入手しましたので、シンプルに焼肉にしようかな?と迷いましたが、最近久しく作っていなかった「牛肉のピッツァイオーラ」というお料理があったこと思い出し、作ってみる事に致しました!

 

ちょっと目先の変わった1品ですが、とても簡単に出来ますので、ご紹介いたします。

 

お肉のピザ?のような味わいですので、ピザが大好きな方は、ぜひお試しくださいませ。(*^▽^*)

 

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ピッツァイオーラ・ソースとは?

ピッツァイオーラとは、「ピザ職人」という意味のイタリア語で、

このソースはピザにのせるトマトソースや、オレガノなどで味付けをすることから、

「ピザ職人風」と呼ばれています。

 

皆様もすでにご存知のとおり、イタリア料理ではトマトソースやオレガノを使った味付けはポピュラーで、ピザ以外にも、肉料理や魚料理にもよく使われます。

 

トマトソースやオレガノなどのハーブ以外にも、モッツァレッラチーズをのせたり、様々なバリエーションのレシピがありますが、今回は、南イタリア出身の友人のマンマ(お母さん)から教えてもらった、チーズ無しのシンプルかつ、さっぱりとした1品をご紹介したいと思います。

 

オレガノとは、どんなハーブ?

オレガノは、主に地中海沿岸地方に育つ多年草で、シソ科の植物です。

「シソ科」ではありますが、もちろん日本にあるシソとは味も形もまったく違います。

7月頃から秋にかけて穂のような薄紫色の花をつけます。

 

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オレガノの原産地、南イタリアのプーリア州に住む友人から、

おみやげに貰った手作りのドライハーブ

地中海の香り?が部屋中に広がります!あ~~いい香り♥

 

 

生の葉より、乾燥させたほうが香りが強くなり、トマトやチーズとの相性はバッチリです。

 

イタリア料理以外にも、メキシコ料理でよく使われる「チリパウダー」にも欠かせないハーブです。

 

とくに南イタリアの乾燥した地域では、夏から秋にかけて、あちらこちらに野生のオレガノが元気に育っていますので、必要な時に摘んできて、紐で束ねてつるして乾燥させておき、細かくして料理に使います。

 

 

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牛肉ピッツァイオーラ 材料(2人分)

  • 牛肉(豚肉、鶏肉でもOK)   200g
  • トマト水煮缶          大さじ4~5杯
  • 乾燥オレガノ          少々
  • にんにく            2片 
  • 塩、コショウ          少々
  • オリーブオイル         適宜

 

【 作り方】

①まず、肉に軽く塩コショウをしておきます。

  

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 ②ホットプレート(またはフライパン)に、オリーブオイル(またはサラダオイル)を入れて、にんにくの薄切りを軽く炒め、肉も入れて焼きます。

 

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 ③肉の表面の色が変わってきたら裏返して、トマトを加えて炒めます。

トマトを加えたら、さっと和える感じで火を止めてください。

 

(トマトを加えてから、あまり長く炒めると跳ねますので、やけどしないようご注意くださいね。)

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 肉に火を通し過ぎると硬くなってしまいますのでご注意ください。

 

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 ④乾燥オレガノを少々加えてトマトソースと混ぜ合わせます。

 

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⑤お皿に盛り付けて、出来上がりです!

簡単ですね!!(*^▽^*) 

 

パンやご飯と合わせるだけでなく、パスタのソースにもなります!

 

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おまけ イタリアのお肉屋さんの「薄切り肉」とは?

イタリアのお肉屋さんでは、しゃぶしゃぶ用のお肉のような薄切りのものは、あまり見かけません。

 

買う時にお願いすれば、好みの厚さやサイズに切ってもらえるますが、イタリアの肉料理では、薄い肉を使う場合、たいてい肉たたきなどで伸ばして薄く?してもらうことが多いです。

 

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イタリアに住んでいた頃、「肉じゃが」を作りたいと思いたち、日本で普通に売られている薄切り肉のように切ってもらいたかったので、写真入りの料理本まで持って行き説明しました。

が、しかし!お店のカウンター越しに何の気なしに見ていると、なんと1cm 位の厚さに切っている所を目撃!!

 

すかさず、

「あの~、え~っと、そうじゃなくて、もう少しだけ薄めにお願いします…!」

と、言ってみたのですが、お肉屋さんの店主は涼しい顔で、

 

「シニョリーナ、Spezzatini(ぶつ切り!?の牛肉の煮込み料理)作るんでしょ?ちがうの???薄めにして欲しいって言ってたから、ミラノ風カツレツみたいに、叩いて伸ばしておいたからね。」

 

と、にっこり笑顔で言われてしまい、

 

「あ、あの、ええっと、スペッツァティー二って、ちょっとちがうんですけど… まあ、ご親切にありがとうございます。」

などと、こちらも笑顔(ジャパニーズスマイル?!)でわけのわからないことをうっかり口ばしってしまい、どんどんあちらのペース?で買い物が終了、となってしまったこともありました。(゚Д゚;)

 

ところ変われば… という感じで最初の頃は、この「厚切り肉の引き伸ばし?」には、少々困惑気味だった私ですが、

その後、厚めの肉を肉叩きでたたいて伸ばすと、肉の繊維が切れて柔らかくなり、それはそれで美味しかったと悟り?今では料理によって、あえて厚い肉をたたいて薄くして使うようになりました。(笑)

  

それでは、いただきま~す!

Buon appetito!

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。 

 

 

 

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