室内楽のすすめ【入門編】アンサンブルを楽しむためにやっておきたいこと(その1)
本日は、
- 「音楽が大好きで、バイオリン(または、その他の楽器)を習っているけれど、一人で弾いているだけでは、ちょっとさびしいな~」
- 「ほかの人と一緒に弾いて楽しみたい!」
- 「仲間を見つけて室内楽(アンサンブル)に挑戦してみたい。」
- 「親子で、夫婦で、兄弟姉妹と、または友人達と一緒に演奏できたら楽しそう!」
などなど、
楽器のレッスンを始めたばかりでも、室内楽を楽しみたい!
と思っていらっしゃる方に向けて、
- 教本や曲の選び方
- メンバーの探し方
などについて、ご紹介いたします。
よろしければ、参考になさってくださいませ。
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アンサンブルを始めるには?
1.曲選びはどうしたらいいの?
バイオリンという楽器は、みなさまご存知の通り、
ピアノやギターなどのように、メロディを弾きながら伴奏も同時には弾けません。
もちろん、
バイオリンのみの無伴奏の作品もいくつかありますが、
残念ながら数も少ないし難曲ぞろいの演奏者泣かせのものが多いです。
しかし!!
バイオリン弾きが二人集まれば、がぜん楽しみが広がります!
バイオリンを始めてまだ間もない方でも、
「ホーマン バイオリン教本」などには、
ファースト・ポジションだけで弾けるやさしい作品が数多く載っています。
(下の写真は、私がかつて使用していた物。現在のものとは表紙が違っています)
ところで、
私もバイオリンを始めて間もない頃、この教本を使っておりました。
レッスンの時に先生が下のパートを一緒に弾いてくださって、
二重奏できるのがいつも楽しみだったことを覚えています。
ほかの人とあわせて弾いてみると、
自分のテンポ感覚(遅れがちなのか、それともせっかち?なのかなど)もわかって、
その作品の和音の動き(和声進行)やフレーズの切れ目なども感じ取りながら、
ほかのパートの人の音を聴くことの大切さまで、わかるようになるのです。
…と、まあ、ややこしい話はさておいても、
とにかく、誰かと一緒に弾くのは一人で弾いているより楽しいので、
いいことずくめですね!!
「ホーマンバイオリン教本」の1~3巻
ファースト・ポジションで弾ける曲がたくさん載っている教本で、
バイオリンを始めたばかりの頃、重宝しました!
ところで、先ほど、レッスンの先生と弾けて楽しかったと書きましたが、
先生以外にも仲間を見つけられたら、さらに楽しいですよね?
それでは、次に仲間探しについて。
2.一緒に弾く仲間さがし
まずは、ご自身のまわりの人々を観察?ではなくて、ぐるりと見まわしてみて、
誰かバイオリンを弾いている人、または始めようとしている人は、
いらっしゃいませんか?
ご家族、兄弟姉妹、いとこや、はとこ?
仲のいいお友達、学校のクラスメイトや、会社の同僚、先輩、後輩?
同じ先生に習っているに生徒さんをスカウトして(誘って)みる?
または、先生に誰かほかの生徒さんを紹介してもらうというのも良いですね。
「いきなりスカウト」よりこちらのほうが、確実ですね!
あとは、思い切って、アマチュアの市民オーケストラなどに入団して、
そこで仲間を見つけるのも、いいですね!
アマチュアのオーケストラで弾いていらっしゃる方は、
音楽大好きな方々ですから、オーケストラ以外でも一緒に何か弾いたりすることも好きな方が多いので、仲間をさがすのにはおすすめです。
3.仲間選びのコツ
「コツ」というか、アマチュアで楽しみながら弾きたい方ならば、
「気の合う人」を選んだほうが、だんぜん楽しい!と、経験的、個人的に思います。
「技術的な上手さ」だけを基準に人選してしまうと、
後々なかなか楽しめなかったりすることが多いです。( ;∀;)
「基準」といったら変かもしれませんが、例えば、
「普段一緒に映画を観に行ったり、遊びに行ったりするときに誘いたい人」は、
気の合う人達ではありませんか?
一緒に弾く仲間も、それと同じような感覚で探してみると、良いですよ ♪
一方、プロや音大生の場合は、
「気が合わない人はイヤ~ン、ダメダメ!!」とかナントカ、そんな個人的事情や、
楽しみ的事情?など差しはさめないのが現実でありますが…(泣)
とまあ、そんな音楽家同士の複雑な?個人的事情はさておき、
めでたく仲間も見つかり、
「ホーマンの教則本」に出ている曲よりも、
もう少し人前で弾いて、さまになるカッコイイ感じの曲に挑戦されたい場合には、
モーツアルトの「ドイツ舞曲」K.v. 606、K.v. 535、などがおすすめです。
やさしくて可愛らしい作品ですので、
「発表会」や、「ホームコンサート」などで披露したりすると、
とても楽しいです!
下記の、
【Amazon】のリンクから、無料で視聴できます。
(ダウンロードは、¥200です)
【楽天】【Yahooショッピング】では、
残念ながら、現在品切れ中でした。
(2021年5月現在)
こちらは、モーツァルト「ドイツ舞曲」の楽譜のリンクです。
その他の、デュオおすすめ楽譜
もう少し、レベルアップしてきたら、
Pleyel(プレイエル)の「6つの小ニ重奏曲」Op.8
に挑戦してみるのも、おすすめです!
こちらの曲集は、
「情熱大陸」など、ポピュラー音楽も、ピアノがなくても楽しめる曲集です。
(Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)
コンサートや依頼演奏等、ピアノがなくて大丈夫、バイオリン2本で奏でる魅惑のアンサンブル!
ポピュラーからクラシックまで、耳なじみの名曲を、コンサートで映える華やかなアンサンブル・アレンジでお楽しみください。
編曲は様々なバイオリン奏者の公演・レコーディング等でアレンジを手がけける森川拓哉氏。■仕様: 菊倍判縦/40ページ (別冊パート譜各24ページ)
■編成: デュオ(バイオリンI, II)
■グレード: 中上級
■収載曲 [全10曲を収載]
[1] 情熱大陸[2] チャルダッシュ (Csárdás)
[3] 私のお気に入り (My Favorite Things)
「サウンド・オブ・ミュージック」より[4] リベルタンゴ (Libertango)
[5] ジュピター(木星) (Jupiter)
組曲「惑星」より[6] 風のとおり道
「となりのトトロ」より[7] ハッピー・バースディ・トゥ・ユー (Happy Birthday To You)
[8] ジュ・トゥ・ヴ (Je te veux)
[9] アイ・ガット・リズム (I Got Rhythm)
[10] 冬 (Violin Concerto RV.269 The Four Seasons - Winter)
「四季」より
まとめ
楽器を始めたばかりの方でも、やさしい二重奏の曲集などを選べば、
ファーストポジションだけで弾ける曲を使って、二重奏を楽しむことができます。
ご家族同士や、親しいお友達をどんどん誘って(巻き込んで?)
ぜひ室内楽に挑戦してみてください。
楽しみで弾く場合の仲間選びは、
「気の合う人」にお願いすると、長続きします。
曲が仕上がったら、ぜひ、
ホームパーティーなど、気のおけない仲間や、ご家族の集まりなどで、
積極的に演奏を披露してみると楽しいです!
それでは、みなさまの室内楽ライフが、
さらに楽しいものとなりますように!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
緊急事態宣言が延長され、しばらく自宅で過ごす時間が増えそう…
この機会に、憧れの楽器を始めてみるのも楽しいですね!
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さて、あなたは、どちらの楽器に挑戦してみたいですか?
(^O^)