イタリア友人直伝プーリア州の伝統料理【たまねぎの詰め物入りフォカッチャ】レシピ
南イタリア・プーリア州の伝統料理、Focaccia ripiena con la cipolla(たまねぎの詰め物入りフォカッチャ)の作り方をご紹介いたします。
フォカッチャとは、通常は小麦粉、オリーブオイル、塩、イーストで作ったパンのようなものですが、プーリア伝統の、Focaccia ripiena con la cipolla(たまねぎの詰め物入りフォカッチャ)は、その名の示す通り、たまねぎその他の具材を詰めて焼いたトルタ・サラータ(塩味タルト)に似たお料理です。
中に詰める具材は、「たまねぎ」「アンチョビ」「ブラック・オリーブ」で、最後に生地でフタをした後、オリーブオイルを塗り、お砂糖をふりかけるのが特徴です。
赤たまねぎを使うとさらに美味しく出来ます。
春のこの時期なら、甘くて柔らかな新玉ねぎを使うのも良いですね!
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【材料】(天板1枚分)
詰め物【材料】
- たまねぎ 450g
- ブラックオリーブ(種抜き、小粒) 25個
- アンチョビ 少々
- 砂糖 小さじ1杯
フォカッチャ生地【材料】
- 薄力粉 150g
- 強力粉 150g
- オリーブオイル 大さじ6杯
- 塩 8g
- ぬるま湯 170~180ml
(イーストを使わない生地ですので、発酵させる手間が無く、簡単にできます。)
【作り方】
【準備】
- 天板にオイルを塗っておきます。
- ぬるま湯を用意しておきます。
①まず、鍋にオリーブオイル、たまねぎのスライスを入れて、しんなりするまで炒めます。
(下記の写真のように、イタリア人は、オイルをたっぷり入れて炒めます)
②麺台、またはボウルに小麦粉を入れ、真ん中にくぼみを作っておきます。
③くぼみにオリーブオイルを流し入れ、塩少々も加えます。
④手で混ぜ合わせます。
⑤ぬるま湯を少しずつ加えます。生地は柔らかめで、この段階では手にベタベタつく感じでOKです。
⑥手でよくこねます。
⑦だんだん手につかなくなってきます。
⑧生地を2等分にします。
⑨天板の大きさに合わせて、麺棒で四角くのばします。
⑩オイルを塗っておいた天板にのばした生地を敷きます。
こんな感じに敷きつめます。
⑪先ほど炒めておいた、たまねぎをのせます。
⑫ブラックオリーブを並べます。
⑬アンチョビを、小さくちぎりながらのせます。
⑭ここで、レシピの半分の量の砂糖をふりかけます。
⑮先ほど残しておいた半分の生地をのばしてフタをします。(周りを外側から内側に向かって巻き込むようにしておさえておきます、)
⑯フォークで数か所穴を開けておきます。
⑰フタの表面に、オリーブオイルをかけます。
⑱オイルを、手でまんべんなくのばします。
⑲レシピの残り半分の量の砂糖を表面にふりかけます。
⑳200℃に温めておいたオーブンで、20分ほど焼きます。
㉑表面が、きつね色に焼けたら出来上がりです!
(お砂糖がかかっていて、焦げやすいですので、途中で焦げそうになったらアルミホイルをかぶせて焼いてくださいませ)
こんがり焼けたら、オーブンから出して、出来上がりです!。
切り分けて、お皿に盛り付けて、いただきま~す!
冷めても美味しく頂けて、持ち運びもしやすいですので、復活祭(イースター)の時のピクニックなどに持って行ったりします。
(昨年同様今年もコロナ禍で、イタリアでは、残念ながらピクニックはおろか、外出もままなりませんが…)(ToT)
1日も早く、世界中のコロナ禍が収束しますように!
Auguro che questa brutta situazione del covid nel mondo finisca il piu' presto possibile!!
フォカッチャを作ってみたいけれど、「生地作り」はちょっと面倒くさそうでハードル高いなぁ…という方は、よろしければこちらの記事を参考になさって
くださいませ。
miketta-violinista.hatenablog.com
こちらは、シンプルな南イタリア、バーリ風のフォカッチャ・レシピです。
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最後までお読みくださりありがとうございました。