ラグー・ソース(ボローニャ風ミートソース)作り方【圧力鍋&フードプロセッサーで時短】
本日は、「ボローネーゼ」(ボローニャ風)と呼ばれ、親しまれている、「ラグー・ソース」をご紹介いたします。
この「ラグー・ソース」は、「フェットチーネ」(または、タリアテッレ)と呼ばれる平たいパスタと合わせるのがポピュラーですが、他にも、「ラザーニャ」や「ナスのパルミジャーナ焼き」(ナスとチーズの重ね焼き)などにも使われる、応用のきくソースです。
まとめて作り置きしておくと、様々なイタリア料理にも使えて便利ですので、よろしければお試しくださいませ。
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- ボローニャはどんな街?
- ボローニャでは「スパゲッティ・ボローネーゼ」とは呼ばれていない?
- パスタ料理以外にも、美味しいものの宝庫!エミリア・ロマーニャ州
- 「マセラーティ」「ランボルギーニ」などの、自動車でもお馴染みのエミリア・ロマーニャ州
- ラグー・ソース【材料】
- ラグー・ソース【作り方】
ボローニャはどんな街?
ボローニャは、 ”la grassa”(太っちょ)、”la dotta"(博学な)などの愛称で親しまれている、イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州にある街です。
1088年に創設され、ダンテ、コペルニクス、ボッカチオなどを輩出したヨーロッパ最古の大学の街としても有名ですが、”la grassa”という愛称で呼ばれるほどの美食の街としてもイタリア国内のみならず、世界中で愛されています。
ボローニャの街は、「ポルティコ」と呼ばれる「アーケード」(回廊?)が、約40 ㎞以上にもわたり、街のあちらこちらに設置されていて、雨の日も傘をささずに歩けるような工夫がなされています。
世界最長のポルティコは、市街地の端からマドンナ・ディ・サン・ルカ教会まで続く、3.5㎞にもわたるものです。
ポルティコは、ボローニャが大学の街だったため、多くの学者や学生たちが集まるようになり、住宅難を解決するために、建物の2階部分を通りにせり出して増築?したことが始まりだったと言われています。
1200年代後半には、街の全ての建物にポルティコを設置することが義務付けられ、幅や高さ(馬に乗って通れる幅と高さ)の規定までありました。
時代によって、ポルティコの様式も変化していて、そんな違いを比較しながら眺めなgら、街を散策をするのも楽しいですね。
ボローニャでは「スパゲッティ・ボローネーゼ」とは呼ばれていない?
ボローニャの伝統料理の中でも有名なのが、ラグー・ソース(ボローニャ風ミートソース)ですが、実は、地元の人々は普通、スパゲッティとこのソースは合わせず、「フェットゥチーネ」(または、タリアテッレ)と呼ばれる、平たい幅の広いパスタ(名古屋名物「きしめん」のような形のパスタ)と合わせます。
ですので、「スパゲッティ・アッラ・ボローネーゼ」ではなく、
「フェットゥチーネ・アル・ラグー」(ラグー・ソースのフェットチーネ)と呼ばれています。
<<手打ち生パスタの作り方はこちら>>
miketta-violinista.hatenablog.com
パスタ料理以外にも、美味しいものの宝庫!エミリア・ロマーニャ州
そして、パスタ料理だけでなく、「モルタデッラ」などのソーセージやサラミ、パルマ産プロシュット(ハム)、チーズ、ワインなどなど… 美味しい物の宝庫の州としても有名なのです!
(あぁ、出来る事なら、こんな美味しいものがたくさんある所に、移住したい…♡)
( *´艸`)
「マセラーティ」「ランボルギーニ」などの、自動車でもお馴染みのエミリア・ロマーニャ州
そして、食べ物の話ばかりで、忘れてしまいがちですが、
実は、エミリア・ロマーニャ州は、日本でもよく知られている「ランボルギーニ」「マセラーティ」などの自動車工業が盛んなことでも有名な州なのです。
ラグー・ソース【材料】
- 牛肉薄切り(または、挽肉) 300g
- ベーコン 50g
- たまねぎ 1個
- ニンジン 1本
- セロリ 1本
- 赤ワイン(料理用) 1/2カップ
- 牛乳 1/2カップ
- トマト水煮缶 1/2カップ
- スープストック(または、コンソメ) 1カップ
- オリーブオイル 大さじ4杯
- バター 大さじ1杯
- 塩、コショウ 少々
ラグー・ソース【作り方】
①牛肉をフードプロセッサーで細かくします。
(牛挽肉をご使用の場合は、この工程は省いていただいてOKです)
②ベーコンもフードプロセッサーで細かくします。
③牛肉とベーコンを細かくしたものを、圧力鍋に入れておきます。
(この段階では、まだ火にかけません)
④ニンジン、たまねぎ、セロリもフードプロセッサーで細かくします。
(ここで本来は、セロリも入れるのですが、今回は、買い忘れていましたので、省略いたしました)
(^▽^;)
⑤細かくした野菜類も、圧力鍋に入れます。
⑥オリーブオイル、バターも加えて、木べらで全体をかき混ぜ、火にかけます。
⑦ 牛肉の色が変わってきたら、赤ワイン(料理用)を加えて、強火にしてアルコール分をとばします。
⑧トマトの水煮(または、トマトピューレ)を加えます。
⑨コショウを加えます。
⑩牛乳を加えてさらに煮込みます。
⑪スープストック(または、コンソメキューブ+お湯)を加えます。
⑫ここで、ちょっと味見をしてみます。
(塩味が足りなければ、塩少々を加えます)
⑬圧力鍋のフタをして、シューっという音がしてきたら、弱火にして、15分煮込みます。
⑭15分たったら火をとめて、インジケーターが下がったら、フタをあけます。
ラグー・ソースの出来上がりです。
次回は、このラグー・ソースを使った、「ラザーニャ」の作り方をご紹介いたします。
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最後までお読みくださりありがとうございました。