「パンツェロッティ(揚げピッツア)」レシピ&イタリアで人気のミラノの美味しいパンツェロッティのお店
イタリア料理の人気メニューのうちのひとつ「ピッツア(Pizza)」は、
すでに日本でも馴染みで種類も沢山ありますが、
ピザの仲間?の「揚げピッツア」というものをご存知ですか?
イタリアでは「パンツェロッティ(Panzerotti)」と呼ばれていて、とても人気があります♪
お店で買ってその場でアツアツを食べたり、おうちで手作りする人もいます。
本日は、南イタリアの料理上手の友人から教わった、
美味しい揚げピッツア「パンツェロッティ」のレシピをご紹介いたします。
ミラノにあるおいしいパンツェロッティの人気店もご紹介いたしますので、
イタリアへご旅行に行かれる機会には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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- パンツェロッティとは?
- パンツェロッティ【材料】(約14個分)
- 【作り方】
- パンツェロッティを食べる時の作法とは?!
- ミラノに行く機会があったらぜひ立ち寄りたいお店「Panzerotti Luini」
- フライを作る時に便利な道具いろいろ
- さいごに
パンツェロッティとは?
パンツェロッティ(パンツァロッティとも呼ばれる)は、
南イタリアのちょうど長靴のような形のイタリア半島の「かかと」 のあたりに位置するプーリア州が発祥、と言われている揚げピッツアです。
イタリアの他の地域では
「カルツォーネ」と呼ばれている、ピザを半分に折りたたんで焼いた物もありますが、
パンツェロッティは、カルツォーネより小型で、トマトソースやモッツァレラチーズなどを詰めて揚げてあるピザです。
外見は、ちょっと大きめの「餃子」?のような形です。
生地の中は、
とろ~りと溶けたチーズとトマトソースが入っています👇
それではさっそくレシピをご紹介いたします。
パンツェロッティ【材料】(約14個分)
生地の材料
- 小麦粉(薄力粉250g+強力粉250g) 500g
- ぬるま湯 300ml
- ドライイースト 3g
- 砂糖 6g
- 塩 10g
- エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1杯
詰め物 材料
- トマト水煮缶 適宜
- モッツァレラチーズ 1~2個
- ハム(お好みで)
- アンチョビ(お好みで)
揚げ油
- ピーナッツオイル(またはサラダオイル)適宜
(今回はこちらのピーナッツオイルで揚げました。軽い仕上がりでおすすめ!)
【作り方】
①まず、大きめのボウルに、薄力粉250gと強力粉250gを合わせておきます。
②ぬるま湯と、ドライイーストを計っておきます。
③ボウルに合わせておいた小麦粉の真ん中に、くぼみを作り、ドライイーストと砂糖を入れます。
④ぬるま湯を、くぼみに注ぎ入れます。
(イースト菌が死んでしまいますので、熱湯は使用しないでくださいね)
⑤オリーブオイルを大さじ1杯加えます。
⑥くぼみの周りの粉を中心に崩していきながら、手でこねます。
⑦さらに、よくこねます。
(手について、ベタベタしすぎる場合は、途中で数回、打ち粉をしながらこねます)
⑧握りこぶしで押さえつけるようにしながら、さらによくこねます。
⑨よくこねて、生地が手にくっつかなくなったら、丸くひとまとめにします。
⑩生地の上にナイフで十字型に切れ目を入れておきます。
ちなみに、
このレシピを教えてくれた友人は、ここでしっかり発酵して膨らむことを祈りつつ?!生地に向かって「Bacetto(投げキッス)」をします。
(*^▽^*)
⑪布、またはラップをして2時間から2時間半くらい温かい所に置いて生地をねかせておきます。
⑫生地をねかせている間に、ピッツアの詰め物を準備しておきます。
モッツァレラチーズを大まかにおろすか、サイコロ状に刻んでおきます。
⑬トマト水煮缶もお皿に出しておきます。
⑭2時間後、生地が膨らんで発酵していたら、14等分にして丸めて、さらに20分くらいおきます。
(急ぐ場合には、この2度目の発酵を省略しても大丈夫です)
⑮先ほど小さく丸めておいた生地を、麺棒でひとつずつ平らにのばします。
(ここで、あまり薄くのばし過ぎると、揚げた時破れて中の詰め物が出てしまいますのでご注意ください)
⑯丸くのばした生地の上に、モッツァレラチーズとトマトソースをのせます。
⑰半分に折って、端がはがれないように、指で押さえておきます。
⑱指で押さえた端をさらに折り返しておきます。
⑲180℃に熱しておいた油で揚げます。
(揚げ油の量は、多めにしておくとカラッと仕上がります)
鍋の中で時々ころがしながら揚げます。
両面がきつね色になったら、キッチンペーパーを敷いたお皿の上に取って軽く油を切ります。
お皿に盛り付けて、パンツェロッティ(揚げピッツア)の出来上がりです!
アツアツをお召し上がりください!!
Buon appetito!
パンツェロッティを食べる時の作法とは?!
ピッツアと同様、
このパンツェロッティも「手づかみでパクリ!」と食べるのが一番おいしいのだとか。(友人談)
下の写真のように、手でちぎってパクリ!と食べるのがイタリア流?!
でも個人的には、
ちょっと持っている手が熱すぎで、フォークを使いたいなぁ~と思いましたが…
ガマン、ガマン。(^▽^;)
ミラノに行く機会があったらぜひ立ち寄りたいお店「Panzerotti Luini」
パンツェロッティと言えば、「南イタリア」と思われる方も多いと思いますが、
ミラノの中心街にあるDuomo(ドゥオーモ)の近くの、
「パンツェロッティ ルイー二」が有名で、ミラノっ子達にも大人気のお店です。
以下、公式ホームページより抜粋して、翻訳引用させていただきました。
プーリア州出身の女性Giuseppina Luini 氏が1949年にミラノに移り住んで始めたお店で、最初はパン屋さんでした。
その後、
レストランや旅館を経営していましたが、故郷プーリア州の味を伝えたいという思いに駆られ、彼女(創業者)の祖父のレシピを故郷から持ち帰り、それをもとに作られたのがこのパンツェロッティでした。
ミラノっ子は最初あまり関心を持たなかったようですが、
そのおいしさは徐々に広まっていき、他の世代にまで受け継がれていき現在のような人気店になりました。
現在ももちろん営業しています。
いつも長蛇の列の人気店です。
私もミラノに行く機会があると必ず立ち寄る、お気に入りのお店です!!
ミラノに行かれる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
【住所】
Via Santa Radegonda , 16 20121 Milano
【営業時間】
(日曜休み)
月曜日:10時~15時
火曜日から土曜日:10時~20時(冬季は、10時半~19時半)
※2022年現在、
コロナ禍のため、営業時間等は変更されている可能性があります。
(お手数ですが、詳細は公式サイトをご確認くださいませ)
【行き方】
ドゥオーモの北側にある、リナシャンテ・デパートのすぐ近くです。
地下鉄のドゥオーモ駅からもすぐ近くです。
(地図上の赤い矢印の所が、パンツェロッティ・ルイーニ)
フライを作る時に便利な道具いろいろ
(本ページはプロモーションが含まれています)
【天ぷら用深鍋】
私の愛用品は、便利な温度計付きのこちらです。
IH用の温度計付きはこちらです。
IHをお使いの方は、参考になさってくださいませ。
【電気フライヤー】
油跳ねや、コンロ周りの汚れを気にせず使えて便利。
卓上で、作りながら、揚げたてを楽しめます。
さいごに
モチモチの食感の皮と、中からジュワ~ッと出てくるモッツァレラチーズとトマトソースのコンビネーションがたまらない一品!!
生地をこねた後、
2時間から2時間半くらい発酵のため、ねかさなければならないところが少々手間なのですが、本当にとても美味しい一品ですので、ぜひ一度お試しくださいね!
ピーナッツオイルは、
近くのスーパーなどでは中々手に入りにくいかもしれませんが、これを使って揚げると、軽い仕上がりで、ついつい食べ過ぎても胃もたれしにくいです。
揚げ物以外にも、お菓子作りの時などに愛用しています。
よろしければ、お試しくださいね。
ピーナッツオイルの参考商品はこちら。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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