イタリア ポンペイ遺跡の見どころを写真で巡る旅【厳選】その1
昨年の今頃には、想像もしなかった「コロナ感染拡大」の影響で、海外に行くことも、ままならなくなってしまった今日この頃ですね…(泣)
世界中が、一日も早い収束に向かっていくことを願ってやみません。
残念ながら、今すぐイタリアには出かけられませんが、せめて写真を眺めながら、旅行気分を味わっていただこうと思い、今まで私が行って気に入ったイタリアの街を、独断と偏見で選りすぐり、ご紹介させていただこうと思った次第です。
さて本日は、
ポンペイ遺跡の中をぐるりとめぐる旅の巻。
ナポリ中央駅から、私鉄のチルクム・ヴェスヴィアーナ鉄道に乗り込み、ポンペイに向かって、いざ出発!
ポンペイ遺跡へは、
ナポリからの日帰り旅行で行かれる方が多いのですが、
私は、ポンペイの街にもちょっと立ち寄ってみたかったので、新市街のホテルを予約。
そのため、ふつう遺跡観光に訪れる人が降りたつ、
「Pompei Scavi-Villa del Misteri 駅」を出てすぐの入口「Porta Marina 」ではなく新市街寄りのちょっとマイナーな方?の入口
「 Ingresso Anfiteatro 」の方から入ったため、ガイドブックなどに書かれている情報と、順路が多少異なりますが、ご了承ください。
ポンペイ遺跡はとても広いですので、周辺にはいくつか遺跡への最寄り駅?
というか、”ポンペイ○○駅”というような「ポンペイ」と名の付く駅がいくつもあり、行く前にガイドブックをとにらめっこしながら、ちょっと混乱気味だったのですが、列車内の親切な地元の方々の「お助け」のお陰で、ナポリ中央駅からソレント行の電車に乗り、ガタゴト揺られること約30分、目指す「ポンペイ」駅になんとか無事到着することができました!(めでたしめでたし)
駅に降り立ち、またもや地元の方々の「お助け」に頼りつつ、トコトコ遺跡方向にむかって歩いていくと、入口付近には、ミネラルウォーターやガイドブック、地図、帽子、お土産などを売っているお店が見えてきます。
出口付近にも同じようなお店がありますし、構内にカフェなどもありますが、シーズンによっては、混雑していますので、ミネラルウォーターなど事前に用意しておき、万全の備え?をしてから行かれる事をお勧めします。
構内はとても広く、屋根のあるところは少ないですので、とくに夏に行かれる方は、飲み物以外にも、帽子やサングラス、日焼け止めなど、必須です。
(その他、ご旅行で行かれる際の注意点などは、最後にまとめてありますので、お出かけの際などに、ご参照くださいね。)
「Ingresso Anfiteatro 」というマイナーな方の入口 で、チケットを買い、地図をもらって遺跡の中に入っていくと、下の写真のワン君が、ちょこちょこ一緒にお供の案内役?を買って出てくれました?!
私が、写真など撮りつつ立ち止まって、あちこちキョロキョロ見学していると、ちゃんとこちらを振り返って待っていてくれて(イタリア版、忠犬ハチ公なのかな?!)人なつこくてかわいかったワン♡
ワン君がまず案内してくれた?のは、こちらです。↓
なんか人が少ない!…っていうか誰もいないみたいだけれど…だいじょーぶなのか?!
と、不安になりつつも、めげずに進んでいくと、次に目の前に現れたのは「アンフィテアートロ」と呼ばれる円形劇場。
当時ここで、どんな演劇やコンサートが開かれていたのでしょうか???
想像しただけでちょっとワクワクしませんか?
(音楽家の私としては、とても気になるところです!)
おおっ、この時代にすでに水道管が引かれていたなんて!(驚)
こちらの写真は、かつての水道管を利用して作られた水道。現在も水が出るようになっています!すばらし~い!
(注:金属の蛇口は現代のものだと思われます)
当時すでに、水道の技術が進んでいたので「公衆浴場」もありましたよ~!
ヴェスヴィオ山は火山なので温泉が出て、ポンペイに住んでいた人々もその恩恵にあずかっていたのですね。
壁や床を二重にして、すき間に温泉のお湯を循環させ冬には暖房していたらしいです。あの時代に床暖房を思いつくなんて、進んでいましたね~♪
アーチ型天井に彫刻が施されて、内装も凝りに凝っています!
装飾のためだけでなく、湯気が天井からぽたりぽたり落ちてこないないようにするための工夫でもあったそうです。よく考えられていたんですね。
(…と、これは、たまたま近くに居合わせた、グループ旅行のガイドさんの説明を、ちゃっかり盗み聴きした、パクリ情報ですが…)すみません。(汗)
こちらは、横断歩道?!と思ったら、
当時、下水を道に流していた(えっ!?)ので、大きな飛び石を配して、道路を渡る際に足が濡れないような工夫をしていたらしいです。もちろん雨水対策でもあったようです。
(まあ、横断歩道には違いないですが、「車」ではなくて「水」を避けるためだったのですね!)
この道には、馬車の轍の跡が残っています。何だかつい最近まで普通に使われていたみたいな錯覚に陥ってしまいます!当時の人々の喧騒まで感じられるような…
広大なポンペイ遺跡ぐるりとめぐる旅は、まだまだつづきます。
次回は、商店や豪商の邸宅、娼婦の館?!などなど、当時の人々の生活に密着した場所にも潜入?!の巻です。お楽しみに!!
(…って、なんか勝手にシリーズ化しちゃってますが、よろしかったら続きも、またご覧ください)
それでは、最後に、
★ ポンペイ遺跡へ旅行される際の注意点 ★
- 遺跡の中はとても広く、石畳など、でこぼこしていて歩きにくい所が多いです。履きなれた歩きやすい靴でお出かけください。
- ミネラルウォーターや食料品などは、街中のお店やスーパーマーケットなどで、前もって買っておいた方が安く買えます。
- イタリアではよくあることなのですが、入口付近のお店などが「営業時間中にもかかわらず、思いがけず?閉まっていた!」とか、お店の人が「休憩中などのため不在」?!などということも多々ありますのでご注意ください。
- 季節によっては、帽子、サングラス、傘(または防水加工のパーカー)も念のため用意しておくと安心です。
- トイレは、要所要所にありますが、観光シーズンだと混んでいたり、トイレットペーパーがなかったりすることも多いですし、手洗い用の水道も日本と違っていて、足でボタンを踏んで水を出す方式のものや、手をかざすと水が自動的にでるはず? なのに出ない!(故障中)ということも多々あります。
- ポケットティッシュやウエットティッシュも持っていると何かと重宝しますよ。
- 構内には、バール(Bar) と呼ばれるカフェや、レストランなどもあります。しかし、どこの観光地でもそうですが、観光シーズンはけっこう混雑しています。
- 一度外に出てしまうと入場券は無効となり再入場出来ませんので、ご注意ください。
イタリアに旅行される際には、ぜひ片言でも、イタリア語で現地の人と会話にチャレンジしてみてください!
陽気で人懐こいイタリアの人々に、積極的にイタリア語で道をたずねてみたり、お店でコーヒーなどを注文してみてくださいね。きっと旅の楽しみが倍増しますよ!
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■ ■それでは、楽しい旅を!■ ■
Buon Viaggio!!
最後までお読みくださりありがとうございました。