イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

バイオリンの鬼才パガニーニの【生涯】と【おすすめ作品】(後編)

 

バイオリンの鬼才パガニーニ(後編)

 

前編は、パガニーニヴェネツィアで、アントーニア・ビアンキという女性と知り合ったところまで書きました。

 

今回の後編はその続きです。

 

 

前編の記事はこちらです。

よろしければご覧くださいませ。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

 

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 パガニーニの生涯(後編)

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Venezia

 

 各地で演奏会を開き大成功をおさめたニコロは、1822年、ヴェネツィアへやって来ました。

そろそろ、いままでの孤独ですさんだ生活に別れを告げたいと思い、将来のことについて考え始めていた矢先、合唱団の歌手だったAntonia Bianchi(アントーニア・ビアンキ)という女性と知り合いました。

 

その後、彼女と半年以上もシチリアで生活し、1825年には男の子が生まれました。

ニコロとアントーニアは、息子にAchille(アキッレ)という名前を付け、特にニコロは、息子をとても愛し可愛がっていました。

 

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シチリア エトナ火山(Sicilia)

 

一方、アントーニアは、もともと虚栄心が強く浪費家だったことに加え、だんだん口うるさくなってきて、ニコロを悩ませ始めます。

 

その頃、ローマ教会からは、

パガニーニは、悪魔の弟子としてこの世に生まれ、その人間離れした演奏によって、大衆を誘惑して、多大なる利益を得ている」

 

などと言われ、ニコロは不当な攻撃にもあっていたのです。

 

ニコロは、そんな教会の公的見解など無視して演奏会を続けていました。

 

しかし、アントーニアとも正式に結婚していなかったため、当時世間では、呪われた人間だと噂され、教会との不和がさらに深刻になっていました。

 

そんな中、1828年ニコロは、アントーニアと愛息子アキッレを連れて3人で、ウィーンへ旅立ちます。

 

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ブルク劇場(Wien)

 

 

ニコロがウィーンに行った時、ベートーヴェンはすでに1年前に亡くなっていましたが、シューベルトが、ニコロの演奏を聴いてとても感激し、

パガニーニアダージョに、私は天使の歌を聴いた」

(小説パガニーニより引用)

 

という、最高の賛辞を贈りました。

 

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St.Stephens Dom(Wien)

Mozartが結婚式を挙げたことでも有名な、

ウィーンの聖ステファン大聖堂

 

ウィーンでの演奏会は大盛況で、予定していたよりさらに多くの演奏会を開かなければならないほどの人気でした。

 

そんなパガニーニの人気にあやかろうと、ウィーンの街のパン屋さんには、丸いパンの代わりにバイオリンや弓をかたどった「ア・ラ・パガニーニ」というパンが売られていたり、「パガニーニ・ステーキ」「パガニーニ・フリカッセ」など様々なパガニーニの名を冠した商品が売り出されるようになるほどでした。

 

現代でも似たようなことを、あちらこちらのお店でもやっていますね!(笑)

 

その後、5年の歳月が流れ、とうとうアントーニアとニコロは破局

ニコロはアントーニアに年金(現代で言う、慰謝料のようなもの)を保証し、息子のアキッレの親権を得、ニコロは、この時から愛息子と2人で生活することになりました。

 

幸い、各地で開いた演奏会は相変わらず大盛況。

新聞には、酷評を書かれたり、ニコロの人気を妬んだ他の音楽家たちからの様々な妨害にあいながらも、演奏会のチケットはすぐに全て売り切れ、さらに入場料も5倍に跳ね上がることもざら、というほど人気を博していました。

 

 

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ブランデンブルク門(Berlin)

 

ニコロは、5歳になった愛息子のアキッレを連れて、今度はドイツに向かいました。

ベルリンでも演奏会は大盛況のうちに終了。

 

 

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パリのリュクサンブール公園内にある

ショパン記念碑

ニコロの素晴らしい演奏の噂を耳にしたショパンも、演奏会を聴きに来ていました。

ショパンはニコロの演奏に心底感激し、その後全ての演奏会に行くほどの熱狂ぶりでした。(現代で言う、追っかけ?!のような状態ですね?!)

 

そして、後に「パガニーニの思い出」という美しい作品まで作曲しています。

 

パガニーニの作品の特徴(低音から高音を駆け巡る速いパッセージ、半音階的な重音のパッセージなど)を巧みに捉えつつ、ショパンの作品のにみられる洗練された美しさも併せ持つ素敵なピアノ曲です。

 

「Chopin :Souvenir de Paganini」(ショパン作曲 パガニーニの思い出)

 

演奏:Vladimir Ashkenazy(ウラジミール・アシュケナージ


www.youtube.com

 

 

ニコロはその後、ドイツのフランクフルト、ダルムシュタットマインツマンハイムなどを含む20か所で演奏会を開き大成功を収めました。

 

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Frankfurtの街並み

 

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ダルムシュタット

(Darmstadt)

  

 

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マインツ ロマネスク様式の大聖堂

(Mainz)

 

 

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マンハイム イエズス教会 

Mozartも絶賛した美しい教会

(Manheim)

 

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「Carnevale di Venezia」

超絶技巧の代表作「ヴェネツィアの謝肉祭」は、この時のドイツの演奏旅行でも大評判の作品でした。

  

映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリン」主演・製作総指揮・音楽担当でもお馴染みの、David Garrett(デイヴィッド・ギャレット)の演奏でお楽しみください ♪

 

左手のピッツィカートなど、華麗な超絶技巧を楽々と楽し気に演奏する様子が素敵です!

 


www.youtube.com

 

 

ショパンの他にも、当時の音楽家たちは、パガニーニの作品の構成の素晴らしさや、オリジナリティを絶賛し、彼の作品の主題を用いた作曲を数多く書きました。

 

 

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パリ オペラ座

当時、パリで成功することは、

ヨーロッパ中で最も価値のあることでした

1831年パガニーニもここで演奏しました

 

パリで行われた演奏会で、ニコロは、パリの人々のために特別に書いた「バイオリン協奏曲 ニ長調」を演奏しました。

 

1832年、21歳だったフランツ・リストも、パリでショパンと同様、ニコロの演奏を聴きとても感銘を受け、自身も「ピアノのパガニーニになる!」と決意して、パガニーニのバイオリン協奏曲2番の終楽章を編曲し、「La Campanella」を超絶技巧のピアノ曲に仕上げました。

 

その後1838年以降、リストはこの作品の調性を何度も改訂し、現在演奏されている作品は改定後のものです。

 

パガニーニの原曲は、ロ短調(#2つ)ですが、リストは…

  • 第1稿を、イ短調(調号無し)
  • 第2稿は、変イ短調(♭7つ)
  • 第3稿は、嬰ト短(#5つ)

「輝かしい鐘の音」を表現するために、調性選びに試行錯誤したようです。

 

 

La Campanella Op.7(ラ・カンパネッラ 作品 7)

 こちらは、オリジナルのバイオリン作品の「La Campanella」です。

下記の、ピアノ曲に編曲されたものと聴き比べてみると楽しいです!

 

演奏:David Garrett(デイヴィッド・ギャレット)


www.youtube.com

 

 

フランツ・リスト編曲 パガニーニ「カンパネッラ」

大ピアニストのリストが「カンパネッラ」を編曲すると…

同じ曲でも、こんなに感じが変わります。

 

みなさまは、オリジナルのバイオリン曲のカンパネッラと、ピアノ用に編曲されたものと、どちらがお好みですか??? (*^▽^*)

 

演奏:Evgeny Kissin(エフゲニー・キーシン


www.youtube.com

 

 

 ラフマニノフ作曲 「パガニーニの主題によるラプソディー」

パガニーニの音楽に感銘を受けたラフマニノフも、パガニーニカプリッチョの中から24番のテーマを用いて、ロマンティックな変奏曲を仕上げました。

 

こちらの変奏曲の第18変奏は、特に有名ですので、どこかで耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。

 


www.youtube.com

 

 

この作品を聴いてみると、

「どこにパガニーニカプリッチョのテーマのメロディが出てくるの???」と思いませんか?

 

実は、第18変奏は、パガニーニの書いたテーマ(下記の写真の上の楽譜)の音型を、鏡に映したように逆さまにして、書かれています!

 

そんなところに注目して聴いてみるのも面白い作品です。(*^▽^*)

 

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 (Wikipediaより引用させていただきました)

 

1831年、ニコロは、ロンドンでも演奏会を開きますが、入場料が高かったため、イギリスではあまり人気を得られず、再びパリに戻ります。

 

パリに滞在中、ニコロは、名器のストラディバリや、グァルネリを手に入れました。

 

バイオリンだけでなくストラディバリの素晴らしいビオラも手に入れたニコロは、作曲家ベルリオーズを訪ね、幻想交響曲のような形式でビオラをソロ楽器とした作品を依頼。

 

しかし、ベルリオーズがこの時書いた幻想曲(後の傑作「イタリアのハロルド」の原型となった)は、ソロの部分が少なかったことなどから、ニコロは、あまり気に入らず、この作品はこの時完成されませんでした。

 

1834年、ニコロは、故郷ジェノヴァに帰るとすぐに家を買い、パルマ近郊に別荘も買い贅沢な暮らしをしました。

 

ニコロは、演奏旅行で外国暮らしが長かったこともあり、故郷のイタリアをいつも懐かしんでいたようです。

 

イタリアはいたるところに音楽がある。パンがないときでもイタリア人は歌を歌う。情熱が歌を求めるのだと思う。

(フランツ・ファルガ著「小説パガニーニ」より引用)

 

1839年半ばごろ、すでに体調が思わしくなかったニコロは、パリを去って、息子アキッレと南フランスへ向かいます。

 

このころから、ニコロは、だんだん公の場で演奏しなくなっていましたが、南フランスのマルセイユで友人達と、自身の作曲したギター四重奏曲や、ベートーヴェンの四重奏曲を好んで演奏していました。

 

体調があまり良くなく、この時はバイオリンではなくギターやビオラのパートを好んで弾いていたようです。

 

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南フランス ニース

 

1839年の夏に、療養を兼ねて温泉に滞在しましたが、体力は日に日に衰えていきました。

 

咽頭炎や腸の病などに苦しみながら、良い医者にも恵まれず、梅毒や結核などと診断され、その治療に使っていた薬のせいで水銀中毒になり、病状はさらに悪化してしまいました。

 

この年の冬ニコロは、もう歩くことも難しくなり、担架に乗せられて友人が借りてくれたニースの別荘へ行きました。

 

愛息子アキッレの献身的な看病にもかかわらず、1840年5月27日、57歳で永遠の眠りにつきました。

 

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パガニーニ音楽史上に残した功績 

パガニーニより以前のバロック時代や古典派時代の「演奏家」は、宮廷につかえる下働き?のような身分でしたが、パガニーニは「演奏家」という地位を初めて切り開いた音楽家と言えます。

 

フランス革命を経て、市民社会に変わりつつあったベートーヴェンの時代以降、音楽を楽しむ層も、

  • 貴族から一般大衆に移ったこと
  • 楽器が改良されてさらに、音域や演奏技術向上の可能性が広がったこと

などの要因も重なり「演奏家」が注目される、現代の演奏会のような形態が出来ました。

 

そんな過渡期の時代に現れたパガニーニの演奏や作品は、これまでの時代との転換点となりました。

 

 

おまけ 映画「パガニーニ 愛と狂気のバイオリニスト」 

ご覧になった方も多いと思いますが、ドイツで制作された、パガニーニの伝記映画をご紹介いたします。

 

主演は、先ほど動画でもご紹介した、David Garrett(デイヴィッド・ギャレット)です。

 

伝説的天才バイオリニスト、パガニーニの波乱万丈の人生を人気モデルで、バイオリニストのデイヴィッド・ギャレットが主演及び製作総指揮をして映画化された作品。

 

ギャレットの5億円のストラディバリウスでの演奏も素晴らしいです!

 

デイヴィッド・ギャレット略歴

1980年9月4日 

ドイツのアーヘン生まれ


ドイツ出身のアメリカ合衆国のヴァイオリニスト、モデル。
父親はドイツ人、母親はアメリカ人。

本名はダーフィト・ボンガルツ (David Bongartz) で、ギャレットは母親の旧姓。


先にヴァイオリンを習っていた兄のために父親が買ってきたヴァイオリンに興味を覚え、4歳の時にヴァイオリンを習い始める。

 

13歳でドイツ・グラモフォンと契約し、2枚のCDを録音し、ドイツやオランダのテレビに出演。

黄金時代の名器の一つに数えられる「ストラディヴァリウス・サン・ロレンツォ」を提供されて使うようになる。

 

14歳の時にドイツ・グラモフォン社と専属契約を結ぶ。

 

17歳の時に、インド独立50周年を記念する演奏会に出演し、デリーとムンバイでズービン・メータの指揮するミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団と共演。

同年、両親に内緒でジュリアード音楽学校の試験を受け合格し、ニューヨークへ移る。

ジュリアードに在学中のニューヨーク時代に、イツァーク・パールマンに入門した最初の学生になるとともに、学費を稼ぐためにモデルとして収入を得た。ファッション誌の記者からは、「クラシック界のベッカム」になぞらえられた。

 

それまではほぼ個人レッスンか自宅での学習だったため、ジュリアード音楽院に通ったのが、初めての学校生活となった。

父と決別し、モデルのアルバイトで生活費を稼ぐ。

 

その後はロンドン王立音楽大学に学ぶ。
2004年に、ジュリアード音楽学校を卒業。 


2013年、映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』の主演・製作総指揮・音楽を担当。

 

2014年、7月11日映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』が日本公開。6月11日にはジャパンプレミアが行われ、本人も来日。

同日には映画にインスパイアされたアルバム『愛と狂気のヴァイオリニスト』が発売された。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)

 

 

 

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他にも楽しい作品が多数ありますので、よろしければチェックしてみてくださいね ♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

  • Riccardo Allorto「Nuova storia della musica」

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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バイオリンの鬼才パガニーニの【生涯】と【おすすめ作品】(前編)

 

イタリアを代表する音楽家で、クラシック音楽史上最大のバイオリンの鬼才と言われている「Nicolò Paganini」(ニコロ・パガニーニ)について、前編、後編の2回に分けてご紹介いたします。

 

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Piazza della Ferrari 

(Genova)

 

ニコロ・パガニーニは、19世紀初めに活躍した、イタリア出身の音楽家ですが、当時、超人的な演奏技巧を持つバイオリニストとしてヨーロッパ中にその名を馳せていました。

 

パガニーニの作品は、彼自身の超人的な演奏技巧を披露するために書かれたもので、難曲ぞろいです。

 

彼は、その超絶技巧を他の音楽家達に模倣されないように、楽譜に書き記すことを嫌ったため、残念ながら出版された作品は、ほんのわずかでした。

 

しかし、パガニーニの素晴らしい演奏を聴いた、同時代のロマン派の多くの作曲家(リスト、ショパンブラームス他)に、大きな影響を与え、「パガニーニの主題による変奏曲」や、「主題を用いた練習曲」などの作品が数多く作曲されました。

(これらも、超絶技巧の作品です!)

 

そんな彼の生涯と、素晴らしい作品の中から、おすすめの曲をご紹介いたします。
 

 

 

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パガニーニの生涯(前編)

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Paganini の生まれた街 Genova


 

Nicolò Paganini(ニコロ・パガニーニ)は、1782年11月27日、北イタリアのジェノヴァという街で生まれました。

 

父親の Antonio(アントーニオ)は、港町ジェノヴァで貨物船の荷物の揚げ降ろしの作業をする、港湾労働者でした。

正式に音楽の勉強をしたことはありませんでしたが、自己流でギターやバイオリンを弾いていました。

 

母親の Teresa(テレーザ) も、音楽家ではありませんでしたが、たった1度聞いただけのメロディーでも、正確に美しい声で歌うことが出来たそうです。

 

少年時代の Nicolò(ニコロ)は、とても腕白で近所の子供たちと悪戯をしたり、ケンカをしたりしていましたが、家の近くにある San Lorenzo 聖堂の鐘の音があたりに響きわたると、どこかへ姿を消してしまい、何時間も戻らないことが度々ありました。

 

ある日、母親がこっそりニコロの後をつけていってみると、聖堂の中のベンチに跪いてオルガンの音に聴き入りながら涙を流していたそうです。

 

こちらの写真が、San Lorenzo 聖堂です。

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Cattedrale di San Lorenzo

ジェノヴァのサン・ロレンツォ聖堂)

少年時代のPaganini は、この聖堂の鐘の音を聞き、

オルガンの音色に酔いしれていた…

と、思うと感慨深いです (*'▽')

 

 ある時、ニコロは父親が仕事に行っている間に、父のバイオリンを探し出して弾いてみようとしました。

 

それからというもの、一人になるとこっそりバイオリンを練習して、数週間後には、母の歌う歌を真似て弾けるまでになりました。

 

6歳の頃にようやく、正式に先生についてバイオリンを習うようになり、その後、和声や対位法などの基礎を学び、8歳の頃には、ソナタを作曲するまでになりました。

 

しかし、この初めて自身が書いたソナタは、コレルリやタルティーニの大抵の曲を弾けるようになっていたニコロ自身も、完全な演奏が出来ないほどの難曲でした。

 

その後、侯爵の晩餐会や演奏会にも出演するようになったニコロは、周りのすすめで、パルマの有名なバイオリニスト、アレッサンドロ・ロラ、作曲家のパーエルらのもとで本格的に音楽の勉強することになりました。

 

その後、パルマに行き「バイオリン」「作曲」「音楽史」などをさらに学び、瞬く間に師を凌ぐほど上達。

 

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Parma の街並み

 

 ミラノ、ボローニャフィレンツェ、ピサ、リヴォルノなどイタリア各地で演奏会を開くまでになり、1年間でかなりの収入を得ることができました。

 

その後1798年に、ジェノヴァに戻りましたが、賭博好きだったニコロの父親は、この演奏会で得た大金をあっという間に賭け事で使い果たしてしまいました。

 

これに懲りずに父親は、息子に演奏させてまた大儲けをしようと企み、1日中ニコロを部屋に閉じ込めて練習をさせ、それを監視するために、とうとう仕事まで辞めてしまいました。

 

ニコロは、そんな父親の思惑とは関係なく、憑かれたように数十時間も練習を重ね、難しい重音や、3度のダブル・トリルなども難なく弾けるまでになり、さらに1度に2つのメロディを響かせる重音奏法の習熟に専念するようになりました。

 

(当時、そんな超絶技巧を駆使した作品はまだ誰も書いていませんでした)

 

1800年の初め頃、トスカーナ地方にあるルッカの街では「San Martino 祭」に、たくさんの演奏会が催されていたため、すでに18歳になっていたニコロは、父親の権力から逃れるため家を出て、ルッカへと向かいました。

 

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Lucca の街並み

 

 

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Cattedrale di San Martino

(Lucca)

ルッカでの演奏会は大成功をおさめ、莫大な収入を得ましたが、彼もまた父親譲り?の賭博好きで、自身の大切な名器「ベルゴンツィ」を借金の形として取られてしまいました。(゚Д゚;)

 

1801年、すでにイタリア全土で有名になっていたニコロですが、突然4年もの間、謎の失踪をしてしまいます。

 

 パガニーニが記した日記には、

「この間、私は農園の経営に携った。そしてギターをひく趣味をもった。」

(フランツ・ファルガ著 「小説パガニーニ」より、引用) 

 

と、書き記されていたそうですが、実は一人の裕福な若い未亡人を熱愛していて、彼女と、ピサの近くの城に住み、領地の管理にも携り、ギター愛好家だったこの女性と共に音楽も楽しんでいたようです。

 

この時期に、12曲の「ギターとバイオリンのためのソナタ」他、多数の室内楽曲が作曲されました。

 

この頃の作品は、超絶技巧を前面に出した作品というよりも、愛らしく美しい流れるようなメロディのものが多い印象です。

 

愛する女性の弾くギターに合わせて、ニコロが楽しんで演奏していた様子が目に浮かぶような?甘い旋律の作品です。( *´艸`)

 

その中から、とても美しい作品を一部をご紹介いたします。

「Centone di Sonate No.2 」より、1楽章 Adagio Cantabile

演奏:Gil Shaham(violin)、 Göran Söllscher(guitar)

 


www.youtube.com

 

 

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4年間の失踪事件の後の1805年、突然公の場に姿を現したニコロは、再び以前のように多くの演奏会を開きました。

 

この4年間の隠遁生活?の間にさらに磨きがかかった彼の演奏に、人々は驚き「悪魔と契約を結んだ」などと言われるほどでした。

 

かつて演奏会を開き大成功をおさめた、ルッカの街にも再び訪れて演奏しました。

 

1805年当時、ルッカの街はナポレオンに支配されていて、この地の大公ピオンビーノの妃だったナポレオンの妹エリーズは、パガニーニをとても気に入り、宮廷独奏者に任命したため、ニコロは3年間この街にとどまりました。

 

1807年8月15日、大公妃は兄ナポレオンの誕生日のために、ニコロに何か作曲して演奏するよう命じました。

そして、その時に書かれたのが、「ナポレオン・ソナタ」という作品です。

 

G 線(バイオリンの一番低い音の弦)1本だけが張られた楽器で、あたかも2重音を演奏しているような効果や、トランペットや太鼓のような音色を出したり、フラジオレット倍音)を駆使して高音を響かせるなど、様々な技巧を織り交ぜられたこの作品は、聴衆を、あっと驚かせました。

 

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Torino

しかし、素晴らしい演奏で多くの女性たちから人気を集めていたニコロに、嫉妬心をいだいた大公妃は、次第に彼につらく当たるようになりました。

 

そんな大公妃の事をだんだん疎ましく感じるようになったニコロは、1808年、ルッカの宮廷を後にすることを決意。

 

北イタリアのトリノの街で、ボルゲーゼ公に謁見し演奏会を開くよう命じられていたこともあり、トリノへと向かいました。

そこでもこの「G線上のナポレオン・ソナタ」を演奏し絶賛されます。

 

トリノの大公妃パウリーヌ(彼女もナポレオンの妹!)がすっかりパガニーニの演奏に心を奪われ、その後道ならぬ関係となってしまいました。

その噂が周りでささやかれるようになると、ニコロはルッカの街を後にした時と同じように、トリノの王宮から逃げ出しミラノへ逃亡。

 

しばらくの間、公の場に姿を見せませんでした。

  

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トリノの宮殿

Palazzo Reale (Torino)

 

そして、1814年からおよそ15年間、イタリア全土で演奏会を開き絶賛を博しました。

 

ちょうどその頃、オペラの作曲家として、すでに名声を得ていたロッシーニボローニャで知り合い、後にロッシーニのオペラのアリアを主題にした変奏曲をいくつか書いています。

 

特に有名な作品が「モーゼ幻想曲」 

 

モーゼ幻想曲

 モーゼ幻想曲とは、

ニコロ・パガニーニが作曲したヴァイオリンと管弦楽のための作品。

正式なタイトルは「(ロッシーニのオペラ)「エジプトのモーゼ」の『汝の星をちりばめた王座に』による序奏、主題と変奏曲」

(Introduzione, Tema con Variazioni sulla preghiera “Dal tuo stellato soglo” dal “Mose in Egitto”)

(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)

 

パガニーニの作曲した変奏曲は、シンプルな主題に独特の輝くばかりの装飾を施しながら発展していき、その至難なテクニックを見ているだけで圧倒され、深い感動に誘われます。

 

この作品もG線1本だけで、多彩な超絶技巧が繰り広げられる難曲です。

イタリアオペラらしい、哀愁を帯びた美しいメロディもお楽しみくださいませ。

 

こちらの動画の演奏者の楽器に弦が1本しか張られていないことにもご注目!

(驚) ↓ ↓ ↓

 

演奏:Antal Zalai(アンタル・シャライ)


www.youtube.com

 

  

そして、この後ニコロは、ヴェネツィアで、Antonia Bianchi(アントーニア・ビアンキ)という合唱団で歌っていた女性歌手と知り合いになり恋に落ちます。

 

そして、またもや波乱の人生が待ち受けているのですが… 

(゜o゜)

 

このあとの、まだまだ長~いお話は、後編に続きます。

どうぞお楽しみに。

  

後編はこちらです>>

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

パガニーニのおすすめ作品

たくさんの名バイオリニストの演奏の中から、個人的に大好きな、尊敬するバイオリニスト

の演奏を選んでみました。

 

Niccolo Paganini : 24 Capriccio (24のカプリッチョ

Capriccio(カプリッチョ)とは、イタリア語で「奇抜」または「気まぐれ」という意味ですが、音楽用語では、形式に縛られず自由に書かれた曲のことを指します。

 

1曲1曲は、短い作品ですが、

  • 低音から高音を駆け巡る、速いパッセージ
  • 左手のピッツィカート
  • 重音
  • フライイング・スタッカート
  • フラジオレット

など、見た目の演奏効果も高く難しいバイオリン奏法がちりばめられた独奏曲です。

 

 

YouTubeより引用させていただきました)

「Capriccio No.1」

鮮やかなフライイング・スタッカートと重音奏法にご注目!

 

演奏:Augustin Hadelich(オーガスチン・ハーデリッヒ)


www.youtube.com

 

 

「Capriccio No.24」

左手のピッツィカートやフラジオレット、様々な超絶技巧がこれでもか!というほど盛り込まれた作品

 

演奏:Maxim Vengerov(マキシム・ヴェンゲーロフ


www.youtube.com

 

「Capriccio No.1,No.5,No.24」

演奏:Itzhak Perlman(イツァーク・パールマン


www.youtube.com

 

Amazon Music Unlimited で、パガニーニカプリッチョ全24曲を聴くことができます。

  

 

 

 

 

 

Sonata No.12 Op.3-6(ソナタ 12番 作品3-6)より

こちらは、独奏ではなく、ピアノとの二重奏ソナタです。

哀しくも美しいメロディと、華やかな重音、左手のピッツィカートなどの超絶技巧の対比をおたのしみくださいませ。

 

演奏:Itzhak Perlman(イツァーク・パールマン


www.youtube.com

 

 

参考文献

  • Riccardo Allorto「Nuova storia della musica」

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

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バイオリン弦の【張り替え時の見極め方】&【張り替え方法と注意点】

 

前回、バイオリンの弦の種類や特徴、選び方などについて書きましたが、今回は、生徒さんからもよく尋ねられる、ヴァイオリン弦の「弦の張り替え時」や「弦の張り替え方法」などについてご紹介いたします。

 

前回の記事はこちらです。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

最近は、高価な「ガット弦」よりも、コストパフォーマンスの良い「ナイロン弦」を使う人が多いですが、ナイロン弦は、めったに切れる事がないですので、一体全体、いつ張り替えればいいの???と疑問に思われる方も多いと思います。

 

ついつい、「もったいないし切れるまで使おうかなあ~」と思ってしまいますよね。

 

そこで今回は、

  • 弦の張り替え時はいつなのか?
  • 弦の張り替え手順
  • 張り替える際の注意点

などについて、書きました。

参考にしていただければ、嬉しいです。

  

 

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「弦の張り替え方法」のみ、ご覧になりたい場合は、

下記の【目次】の「弦の張り替え手順」の項目をクリックして頂くと、ページをジャンプできます。 ↓ ↓ ↓

 

 

弦の張り替え時は、どうやって判断するの?

 

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「使った期間」「使用頻度」で判断

 

弦を交換する時期は、 「毎日どのくらいの時間弾くのか」によっても違ってきますが、プロは、練習や演奏の時間が長く消耗が激しいですので、1~2ヶ月に1度くらいの頻度で交換する人が多いです。

 

マチュアで弾いていらっしゃる方も、だいたい数カ月から半年に1度くらいで交換するのが理想的です。

 

とはいえ、弦を4本ともすべて交換するとなると、けっこうお金もかかりますから、楽しみで弾いていらっしゃる方は、あまり「何カ月目に交換しないと!」などと、過度に神経質にならなくても、全く問題はありません。

 

しかし、弦は弾かずに楽器に張ってあるだけでも、巻いてある金属が錆びたり、劣化していきますので、少なくとも1年に1回くらいは、張り替えることをおすすめいたします。

 

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スチール弦のE 線や、ガット弦などは、

突然切れてしまう場合もありますので、

スペアの弦をいつもバイオリンのケースに入れておくと、

慌てずに済みますね! (*^▽^*)

 

 

「使用期間、頻度」以外の張り替え時の目安は?

 

  • 何だか音に輝きがなくなってきた時
  • こもった音になってきて響かないな、と感じた時
  • 音量が、以前より出なくなったと感じた時
  • となり合う2本の弦をいっぺんに弾いた時「5度」が合いづらくなってきた時

などです。

 

「張り替え時期」に関する注意点

 

張ったばかりの弦は伸びやすく、すぐに音程が下がってしまい安定するまで時間がかかります。

 

本番直前に弦の張り替えをしてしまうと、演奏中にピッチが下がり、チューニングを何度もしなければならず演奏に支障をきたしてしまう、といった事態にもなりかねません。

 

張り替えたばかりの弦は、音質も荒く、安定するまで数日かかりますので、弦の種類(ガット弦、ナイロン弦、スチール弦)にもよりますが、本番から逆算して1~2週間前くらいまでに張り替えることをおすすめします。 

 

 

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弦を張り替える際の注意点

4本同じ時期に張り替える

 

演奏会や発表会などの直前に、突然1本弦が切れてしまった、などの特別な場合を除いて、古くなってしまった弦の張り替えをする際は、できるだけ4本すべて同じ時期に張り替えることをお勧めします。

 

「E 線」は、ほかの3本よりも頻繫に交換しますが、A D G の3本は、なるべく一緒に張り替えることをお勧めします。

 

なぜかというと、A,D,G は、3本同じ時期に張り替えないと、和音を弾いた時に合わせにくく、バランスが悪くなってしまうからです。

 

張り替える順番も大切

 

両端の弦から1本ずつ張り替えます。

たとえば、E 線、G 線、A 線、D 線、の順に張り替えます。

順序は逆でも大丈夫です→(例:G 線、E 線、D 線、A 線)

 

両端の弦から1本ずつ替える理由は、

4本の弦を全て外してしまうと、バイオリンの「駒」や、楽器内部にある「魂柱」が倒れてしまい、位置もずれてしまうからです。

 

「駒」や「魂柱」の位置は、楽器の音に大きく影響しますし、とても重要なものですので、もしも倒れたり、ずれたりしてしまった場合などには、ご自身で直そうとせず、必ず信頼のおける弦楽器専門の楽器店に相談して、調整してもらうようにしてくださいね。

 

弦の張り替えをする際には、駒の角度にもご注意

 

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張り替えをしている間、弦を糸巻に巻きながら引っ張っていくため、駒が指板側に引っ張られます。

 

そのまま他の弦も張ってしまうと駒にも負担がかかり、駒が歪んだり、割れてしまったりすることもありますので、駒の角度にも気をつけながら張り替えをします。

 

いつも、「駒が楽器に対して90度になっている」ということも大切ですので、ずれたり傾いたりしていないか等、専門の楽器店で時々調整してもらうと安心です。

 

 楽器店によっては、有料で弦の張り替えをしてくれるところもあります。

 

ご自身で張り替えるのはちょっと心配、という方は、(有料ですが)そういったサービス利用してみるのも良いと思います。

 

E 線を購入する際の注意点

アジャスターの形状

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ボールエンドの弦とループエンドの弦

 

 

E 線の種類は「ボールエンド」と「ループエンド」の2種類がありますので、購入する前に、ご自身の楽器のアジャスターの形状をお確かめくださいませ。

 

 

ボールエンドのE 線

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ループエンドのE 線

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弦の太さ

弦の太さを選べるようになっています。

メーカーによって、異なりますが、だいたい 2~3種類の中から選べます。

 

下記の写真は、私が普段使用している【Goldbrokat】というメーカーの、0.26 mm の E 線です。

 

(「Goldbrokat」は、0.26 mm と、0.27 mm の2種類から選べます)

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弦を選ぶ際の注意点」や「おすすめメーカー」などについて詳しく書いたこちらの記事も、よろしければ参考になさってくださいませ。

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

弦の張り替え手順(G 線の張り替え例)

用意するもの 

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弦の張り替えに使うもの

 

まず「弦の張り替えに必要なもの」を、手元に用意しておきます。

  • 新しい弦
  • ペグ用のコンポジション(ペグのすべり止め)
  • 楽器を拭く布
  • 弦楽器用のポリッシュオイル(無くてもOK)

 

★「ペグ用のコンポジション」とは、

湿度などの関係で、ペグがスムーズに回らない時や、逆に滑ってペグがしっかり止まらない時に、ペグに塗って調整するためのものです。

 

参考商品は、下記をご参照くださいませ。

 

 

   

 

 

 

 

 

 

弦の張り替え 【手順】

 まず、古くなった外側の弦(G 線または、E 線)から外します

 

① ぺグ(糸巻)を手前の方向にゆっくり回しながら、弦を緩めます。

 

 

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② 弦が緩んだら、ペグから古い弦を抜きます。

 

 

③ テールピースから、そっと引き抜いて弦を外します。

 

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④ 用意しておいた楽器用の布で、「指板」や「ペグ」などについた、ホコリや汚れをキレイにふき取ります。

 

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⑤ ペグに、コンポジション(滑り止め)を塗っておきます。

 

こちらが、ペグ(糸巻)です。

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⑥ テールピースの穴の開いた部分に「ボールエンド」の部分を差し込みます。

 

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⑦ テールピースの穴の細くなった上部に、弦をずらします。

 

 

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コンポジションを塗ったペグを、楽器に差し込み、ボールエンドの付いている方とは反対側の弦の端を、ペグに空いている小さな穴に、弦の先が少し飛び出すように通します。

 

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⑩ 穴に通したら、G 線の場合、弦の先が出ている部分の向かって右側に1周だけ巻き上げます。(E 線の場合は、向かって左側です)

 

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⑪ 弦の先の出ている部分をはさみ込むように、今度は左側に弦をゆっくりと巻き上げます。

 

※ この時、駒が「指板」のほうに傾かないよう注意しながら巻き上げてくださいね。

 

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★「A 線」と「D 線」も同様に張り替えます。

 

 

E 線は、アジャスターによって取り付け方が違います。

  • 「ループエンドの弦」の場合は、アジャスターに引っかけるだけです。

 

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  • 「ボールエンドの弦」の場合は、アジャスターの二つに分かれた部分にボールエンドを挟んで取り付けます。

 

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これで全ての弦の張り替え作業は、完了です!

 

まとめ

 

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新しい弦に替えると、最初の何日か、弦が伸びて音がくるいやすいですが、馴染んでくると、音の輝きがまったく違いますので、うれしい気分になれて、練習しよう!という意欲も、むくむくと湧き上がってくるというものです!!

 

まさに、いいことずくめですね! (*^▽^*)

 

それでは、輝きの戻った美しい音で、ヴァイオリンの演奏を、思いきり楽しんでくださいませ。

  

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

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バイオリンの弦を張り替える時の【失敗しない選び方】と【おすすめメーカー】

いつも当ブログを読んでくださる読者のみなさまへ

 

いつもご訪問いただきありがとうございます。

せっかくご訪問いただいたのに、今回の記事は、バイオリン奏者に向けたマニアックな内容の記事で、みなさまには全く退屈な内容となってしまい申し訳ありません。

m(_ _)m

読み飛ばしていただければ幸いです。 

 

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バイオリンを始めて間もない皆さんは、いざ「弦を張り替えよう!」と思い立って、楽器屋さんや、ネットショップなどで弦を探してみると、たくさんの種類の弦があって、ご自身の楽器にどんなタイプのものを合わせればよいのか、迷ってしまうことはありませんか?

 

そこで今回は、バイオリン弦の、タイプによる違いや、どんな風に使い分ければ良いか、といったことについて書きました。

 

バイオリンの弦を選ぶ際に、参考にしていただければ嬉しいです。

 

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バイオリンの弦の種類と特長

バイオリンの弦の種類は、大きく分けて、

  • ガット弦
  • ナイロン弦
  • スチール弦

があります。

 

ガット弦

 

 「ガット」といえば、テニスラケットにも使われていますが、羊の腸を細いひも状にしたものです。

そのガットに、極細の金属を巻いて作られた弦が、「ガット弦」と呼ばれている弦です。

やわらかく温かみのある音が特徴です。

 

ガットは、クラシックギターの弦にも使われていますので、お馴染みの方も多いのではないかと思います。

 

「ガット弦」は音質が良くて、私も好きなのですが、高価で頻繫に交換するのは、ちょっと大変という理由から、比較的気軽に使える「ナイロン弦」を使っています。

 

ナイロン弦

  

細いひも状のナイロンなどの合成繊維に、極細の金属を巻いて作られた弦です。

湿度などの影響を受けにくいので扱い易く、価格もガット弦に比べて安価でコストパフォーマンスにすぐれています

 

しかし、ナイロン弦のデメリットは、消耗がはやく、1ヶ月ほど使っていると音の輝きが無くなってしまいますので、頻繫に交換しなくてはならないところがちょっと残念なのですが…

 

頻繁に張り替えしなくてはならないことを除けば、音質や、使い心地はとても良く、最近は、ナイロン弦を使っている人が多いです。

 

イタリアのオーケストラの同僚たちの間でも、「ナイロン弦」を使っている人がほとんどです。私も長年愛用しています。

 

スチール弦

 

スチールに、金属を巻いて作られた弦です。

湿度などにも左右されず、耐久性があり伸びにくく、チューニングも狂いにくいので扱いやすい弦です。

扱いやすさから、初級用のバイオリンによく使われています。

 

柔らかさには欠けますが、金属製のパワフルな音質が特徴です。

 

価格も、ガット弦やナイロン弦に比べて安いです。

 

 

※「E 線」は、バロックバイオリン以外は、ほとんどスチール弦が使われています。

 

自身が購入したメーカーの良かった点、購入の際の注意点

 

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替えの弦は、何本かストックして常に切らさないようにしています。

特に E 線は、頻繫に交換するので、多めにストック。

 

 

バイオリン弦は、4本同じメーカーでセットで販売されていることも多いのですが、個人的には、E 線のみ、他のメーカーを使っています。

 

まずE 線、そしてA,D,Gの順にご紹介いたします。 

 

E 線【Goldbrokat】

長年愛用しているE 線は、「Goldbrokat(ゴールドブロカット)」です。

E 線は、ナイロン弦ではなく、「スチール弦」です。

 

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弦の太さと、形状は、2種類あります

こちらは、弦の太さが、「0.26 mm」 

「ループエンド」のもの

 

 

E 線に、Goldbrokat(ゴールドブロカット)を選んだ理由

 

 

繊細で、高音が美しい所がお気に入りで、何年…いえ、何十年も!?愛用しています。

 

価格も、他のメーカーに比べて破格?の安さにもかかわらず、音の立ち上がりも良くて弾きやすいところが好きです。

 

E 線は、どのメーカーもそうですが、1ヶ月くらいで輝きが無くなり、張り替えなくてはならないですので、低価格は嬉しいです。

 

コストパフォーマンスはとても良いです。

 

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E線のアジャスターの形状には、2種類あります

こちらの写真のタイプは、【ボールエンド】用です

 

 

 

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こちらの写真のアジャスターのタイプは、

【ループエンド】用です

 

E 線を購入する際は、アジャスターのタイプにご注意!

E 線のアジャスターのタイプは楽器によって違いますので、

「ループエンド」か、「ボールエンド」の選択の際も、ご自身の楽器に合ったものを、お選びください。

 

ご購入前に、ご自身のバイオリンのテールピースについているアジャスターがどちらのタイプの弦が使用可能かを、ぜひご確認くださいませ。

 

(もしもわからない場合には、とりあえず、「ループエンド」のほうを選んでおくと、どちらのタイプのアジャスターでも使用できます。)

 

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ループエンドの弦



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ボールエンドの弦

 

弦の太さの違いとは?

ところで、ご存知の方も多いと思いますが、E 線は、太さが2~3種類あることが多いです。

 

例えば「Goldbrokat」には、0.26と0.27 の2種類がありますが、個人的には 0.26 ㎜ が好みです。

(あくまでも個人的な感想です)

 

それぞれの楽器との相性もありますので、初めて使う場合は両方試してみて、お好みの「音質」のほうを選んでいただければよろしいかと思います。

 

E 線購入の際のチェックポイント

楽器屋さんで直接購入する場合は、お店の方に相談にのってもらえますが、ネットショップなどご利用の際には、色々な種類がありますので、選ぶときには、ご自身で

  • 【弦の太さ】(0.26または、0.27)
  • 【アジャスターのタイプ】(ループエンドまたは、ボールエンド)
  • 【楽器のサイズ】(フル・サイズまたは、分数)

を、必ずチェックしてからご注文なさってくださいね。

 

 

 

↓ ↓ ↓ こちらは、【0.26mm】【ループエンド】です。 

 

 

↓ ↓ ↓ こちらは、【0.27mm】ループエンド】です。 

 

 

 

A,D,G 線【Dominant】

  

 

【Dominant】ドミナントバイオリン弦 2A、3D(アルミ巻)、4G セット 各サイズ

 

A,D,G に、Dominant(ドミナント)を選んだ理由

  • 柔らかくて華やかな艶のある音質
  • 湿度に左右されない安定性
  • 価格もガット弦に比べて安いところ
  • コストパフォーマンスの良さ

といった理由で、愛用しています。

 

仕事柄、使用頻度が多いため、高価なガット弦ではなく、ナイロン弦を頻繁に張り替えて使っていますが、いくつかのメーカーのナイロン弦を試してみて、自身の楽器との相性なども考慮した結果、Dominant(ドミナント)を愛用しています。

 

アルミを巻いたものとシルバーを巻いたものと2種類あります。

(シルバー巻きのほうが、価格は高いです)

 

「A 線」と、「D 線」は、アルミ巻き、「G 線」は、シルバー巻きを使用しています。

 

 

 

 

今までに使ってみた、【Goldobrokat】【Dominant】以外のおすすめメーカー

E 線

  • Pirastro Oliv(ピラストロ オリーブ)

 

【30日までポイント10倍!】PIRASTRO Oliv E3118 4/4サイズ E線 バイオリン弦 ゴールドスチール弦 ループエンド ピラストロ オリーブ【smtb-kd】【RCP】

 

A,D,Gにどのメーカーを選んで合わせても、無難に相性が良かった弦です。

輝きのある音質。

 

  • Pirastro Gold(ピラストロ ゴールド)

 

 

【30日までポイント10倍!】バイオリン弦 PIRASTRO GOLD E3158 4/4サイズ用 E線 スチール/ループエンド ピラストロ ゴールド

 

「ピラストロ ゴールド」も「ゴールドブロカット」と同様に、明るいくせのない音質の、コストパフォーマンスの良い弦です。

 

 

A,D,G線

 

 オブリガート バイオリン弦 3本セット【A.D.G】【smtb-ms】【RCP】【zn】

 

温かみのあるやわらかなガット弦のような音質で音量も申し分なく、使い心地も良かったです。

 

ただし、短期間で輝きがなくなってしまう感じがしました。

(あくまでも個人的な感想です)

 

価格は、Dominant(ドミナント)より少々高めです。 

 

 

  • Pirastro Eudoxa (ピラストロ オイドクサ)

PIRASTRO Eudoxa 2144 バイオリン弦 オイドクサ G線

 

 

Pirastro Eudoxa(ピラストロ オイドクサ)は、ガット弦らしく、柔らかく温かみのある音質。価格は高めですが、長く安定して使えます。

 

ガット弦はどうしても、湿度の影響を受けやすいですので、梅雨時には切れやすく、チューニングが狂いやすいところが残念です。

 

  • Pirastro oliv(ピラストロ オリーブ)

  

PIRASTRO OLIV 211441 バイオリン弦 オリーブ G線 ガットゴールドシルバー巻

 

柔らかさの中に力強さも兼ね備えたガット弦、Pirastro Oliv(ピラストロ オリーブ)

 豊かな倍音の響きも魅力的ですが、価格が高いのが残念です。

普段使いにするには、少々ハードル高め。

 

コンクールなど、ここぞという特別な時に使うのが良いかもしれません。

 

 

まとめ

 

いろいろなタイプの弦の中から、自身の使ったことのあるものを中心にご紹介いたしました。

 

お気に入りの弦を見つけて張り替えが完了したら、その後のメンテナンスも大切です。

 

バイオリンを弾いた後には必ず、柔らかい布や楽器専用のクロスを使って、弦についた汗や皮脂、松脂をきれいに取り除いておくことで弦の寿命を伸ばすことが出来ます。

 

それでは、ご自身の音質の好みや楽器との相性、予算などに応じて、ピッタリの弦を見つけて、これからもバイオリンの演奏を、楽しみながら続けてくださいませ ♪

 

少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

 

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 最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

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イタリアの国民的人気ロックバンド【I Pooh】(イ・プー)の魅力&おすすめアルバム

 

みなさま「イタリアの音楽」聞くと、まず、ヴィヴァルディなどの「バロック音楽」や、ヴェルディプッチーニロッシーニなどの「オペラ」を思い浮かべることが多いのではないでしょうか?

 

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オペラ劇場内部(Venezia)

 

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Giuseppe Verdi

 

 

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G.Rossini 作曲

「Barbiere di Sevilla(セビリアの理髪師)」より

 

 

もちろんクラシック音楽は、イタリアの伝統的お家芸?であり、もちろん現在も盛んで、あちらこちらでコンサートが催されていますが、

 

実は、近年イタリアでもロックやポピュラー音楽は、若い人だけでなく、幅広い年齢層に人気の音楽ジャンルのうちのひとつとなっています。

 

私もこれまで、勝手な個人的ステレオタイプ的イメージ?で、ロックというと、アメリカやイギリスのバンドが主流と思っていました。

 

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しかし、イタリアの友人達とイタリアの音楽事情について話していると、世界的にも人気のイタリアン・ロック・バンドが多数あり、素敵な作品が多いことを知りました。

 

そんな中で見つけた、お気に入りのバンドと、いくつかの作品をご紹介したいと思います。

 

先日記事にも書きましたが、最近「New Trolls」というイタリアン・プログレッシブ・ロックを聴いて以来、ちょっぴりハマっているお気に入りグループの中から、イタリアで長年にわたって人気のロック・グループ「I Pooh」(イ・プー)をご紹介いたします。

 

 

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「New Trolls」の記事はこちらです。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

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「I pooh」 は、どんなバンド?

イタリアを代表するロック・バンド。

1966年にヴァレリオ・ネグリーニを中心に結成され、2016年に解散するまで、実に50年も活動し、イタリアの国民的ロックバンドとして、不動の人気を集めていました。

 

イ・プーの曲の特徴としては、ポップス、バラード、ロック調と幅広く、「イタリアン・ポップス史上最高のバンド」と言われ、日本国内にもファンが多い。なお、名前の由来は『クマのプーさん』からとられている。結成50年を迎えた2016年をもって活動を停止。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用)

 

 

  • 公式サイト(イタリア語)

Pooh Official WebSite - Pooh Official WebSite

 

略歴 「I pooh 」公式サイトより

  • 1966年シングル「Vieni fuori」でデビュー。ファースト・アルバム「Per quelli come noi」をリリース。
  • 1967年に、Mauro Bertoli が、グループを脱退。
  • 1970年「メモリ」のリリースに続いて、日本ツアーが行われ、熱狂的な称賛を受ける。「Piccola Katy」が大ヒット。
  • 1971年「Tanta voglia di lei」(邦題:君をこの胸に)をリリースし、オーケストラと共にイギリスとヴェネズエラにツアー。(ゴールド・ディスク獲得

 

ゴールド・ディスクを獲得した「Tanta voglia di lei」(邦題:君をこの胸に)

YouTubeより引用させていただきました


www.youtube.com

 

  • 1972年にリリースしたアルバム 「Alessandra」(邦題:ミラノの映像)も、当時イギリスで流行っていた新しいサウンドの波に乗り、25万枚の売り上げを記録。40人以上の編成のオーケストラと共演プログレッシブ・ロックのファンにも人気を博す。

(ちなみに「Alessandra」とは、ロビーの娘さんの名前なのだそうです。)

 

Cosa si può dire di te」「Noi due nel mondo e nell’anima」「Nascerò con te

などが、大ヒット。 

 

  • 1974年発売のアルバム「Un po’ del nostro tempo migliore」は50万枚の売り上げを記録し、ゴールドディスクを獲得
 7thアルバム「Un po' del nostro tempo migliore」より、抜粋「Preludio」

オーケストラやコーラスとの共演作。

哀愁を感じさせる何とも美しいメロディが、クラシック音楽を思わせる、とても素敵な作品です。( ;∀;)

 

YouTubeより引用させていただきました)

 


www.youtube.com

 

  • 1979年「Io sono vivo」が入った、アルバム「Vivo」が、これまでの全てのセールスレコードを上回る大ヒット。これをきっかけに国際的にも注目されるようになる。
  • 80年代以降、コンサートは、いつも満員の、国民的ロック・バンドとなる。
  • 1986年、20年のキャリアを祝して、「Cavalieri della Repubblica」(イタリアの文化勲章)に選出される。
  • 1988年、アルバム「I pooh 1978-1981」発表後、南米とロシアでも、ツアーを行う。
  • 1994年11月8日、アレンジ曲11曲を含む、24曲から選ばれた、ミュージカル「ピノキオ」の CDをリリース。
  • 2003年、サヴェリオ・マルコーニ監督、コンパニア・デッラ・ランシアと共にプロデューサーとして契約したプーの音楽による、待望のミュージカル「ピノキオ」を上演。
  • 2006年 FIFAワールドカップドイツ大会のイタリア代表公式応援ソングCuore azzurro (Inno ufficiale della Nazionale Italiana di calcio)」をシングルCDとして発表。
FIFA ワールドカップイタリア代表公式応援ソング「Cuore azzurro

YouTubeより引用させていただきました


www.youtube.com

 

 

スリランカの耳の聞こえない子供たちのための学校の建設資金や、シエラレオネでの戦争の暴力の犠牲者のためのチャリティーにも協力。

 

Padova市で開かれたチャリティーコンサートには、12万人のファンが集まり、無料でコンサートを開催。

 

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Plato della Valle(Padova)

この広場で行われた、チャリティーコンサートには

12万人ものファンが集まりました

 

  • 2016年 12月30日、ボローニャでのライブを最後にバンドの活動を終了。

 

ドラマー、ステファノ・ドラツィオ(Stefano D’Orazio)が、2020年11月6日に死去。

イタリアの通信社ANSAなどによると、以前から病気で新型コロナウイルスに感染した直後に悪化したという。

72歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

 

(以上、Pooh official WebSiteより、翻訳引用させていただきました)

 

メンバー

  • Roby Facchinetti(ロビー・ファキネッティ) 1944年生まれ。リーダー、ボーカル、キーボード担当。
  • Red Canzian(レッド・カンツィアン)  1951年生まれ。ボーカル、ベース担当
  • Dodi Battaglia(ドディー・ヴァターリア)  1951年生まれ。ボーカル、ギター担当
  • Stefano D'Orazio(ステファノ・ドラツィオ) 1948年生まれ。ボーカル、ドラム担当
  • Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ ) 1947年生まれ。ボーカル、ベース担当


1966年、結成当時の旧メンバー

  • Valerio Negrini(ヴァレリオ・ネグリーニ )  (1946年5月4日-2013年1月3日) イ・プーの作詞に専念するために1971年に脱退。イ・プーの曲のほとんどが彼の作詞によるものである。2013年1月3日、心筋梗塞のため死去。
  • Mario Goretti(マリオ・ゴレッティ)1945年生まれ。ギター担当
  • Mauro Bertoli(マウロ・ベルトーリ)1944年生まれ。ギター担当
  • Gilberto Faggioli(ジルベルト・ファッジョーリ) 1945年生まれ。ギター担当
  • Robert Gillot(ロバート・ギロット)1950年生まれ。サポート・ドラマー。イギリス出身

 

参照元フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)

 

 

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代表作

  • 「Pensiero」 黄金期の幕明けを飾る代表曲
  • 「Tanta voglia di lei」(邦題:君をこの胸に)※イタリア年間7位
  • 「Cercami」(邦題:ブーメラン) ※イタリア年間11位
  • 「Parsifal」(邦題:パルシファル)※セールス40万枚を記録した、全レパートリーの中でも1、2を争う人気の曲
  • 「Io e te altri gioni」(邦題:君と僕の日々)※イタリア年間8位
  • 「Passaporto per le stelle」(邦題:星へのパスポート) ※世界歌謡祭入賞曲
  • 「Se sai se puoi se vuoi」(邦題:ロマンのかけら) ※シングルのみの発売曲
  • 「Cantero' per te」(邦題:あなた色の歌) ※イタリア年間7位
  • 「E non serve che sia Natale」(邦題:聖夜の雫)
  • 「Tu vivrai」 ※イタリアの人気歌手、エロス・ラマゾッティ、エンリコ・ルッジェーリ、ラフ、ウンベルト・トッツィ等が参加したコラボ曲

 

 

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夏の時期の野外オペラで有名な

Arena di Verona

大人気の I pooh のコンサートも、

ここで開催されていました

 

 

「I pooh 」おすすめシングルの動画

Noi due nel mondo e nell’anima  

(邦題:愛のルネッサンス

 

Noi due nel mondo e nell’anima 」YouTubeより引用させていただきました


www.youtube.com

 

邦題は、「愛のルネッサンス」ですが、タイトルを文字の通りにそのまま?訳すと、「この世界と魂の中の僕たちふたり」といった意味です。

 

 

歌詞(原語)

E io dovrei comprendere

se tu da un po' non mi vuoi

non avrei mai capito te

ma da capire cosa c'è.

Dovrei tornare a casa e poi

se il fiato ce la fa

parlarti del mio mondo fuori dei miei pensieri

poi scoprire che vuoi dormire che non mi senti più.


E io dovrei ma spiegami

contro di me che cos'hai

come se io non fossi io

mi dici che te ne vai.

Son quello che respira piano

per non svegliare te

che nel silenzio fu felice di aspettare

che il tuo gioco diventasse amore che una donna diventassi tu.


Noi due nel mondo e nell'anima

la veritá siamo noi

basta cosi e guardami

chi sono io tu lo sai.


Noi due nel mondo e nell'anima

e io dovrei comprendere la verità siamo noi...


Noi due nel mondo e nell'anima

e io dovrei comprendere la veritá siamo noi...

Noi due nel mondo e nell'anima la veritá siamo noi...

 

(Angolo Testi より引用させていただきました)

 

 

 Amici per sempre 

「永遠の友達」

 

 


www.youtube.com

 

「Si può essere amici per sempre,anche quando le vite ci cambiano,ci separano e ci oppongono.」

(人生が私たちを変えようと、引き離そうと、対立し合おうと、永遠に友達でいられるだろう)

という感じの内容の歌です。

歌詞(原語)

Si può essere amici per sempre,
anche quando le vite ci cambiano,
ci separano e ci oppongono.

Si può essere amici per sempre,
anche quando le feste finiscono
e si rompono gli incantesimi.

Si può anche venire alle mani,
poi dividersi gli ultimi spiccioli,
non parlarsi più, non scordarsi mai.

Gli amici ci riaprono gli occhi,
ci capiscono meglio di noi
e ti metton davanti agli specchi
anche quando non vuoi.

E campioni del mondo o in un mare di guai
per gli amici rimani chi sei,
sarà il branco che viene a salvarti
se ti perdi.
Puoi alzare barriere,
litigare con dio,
cambiare famiglia e città,

strappare anche foto e radici,
ma tra amici
non c'è mai un addio.

Si può essere amici per sempre,
anche quando le donne non vogliono
e per vivere devi scegliere.
In amore o sei dentro o sei fuori,
un amico ti lascia anche vivere,
non ti scredita, no si vendica.


Gli amici colpiscono duro,
che neanche una madre è così,
senza chi mi sbatteva nel muro
forse non sarei qui.

E campioni del mondo
o in un mare di guai
per gli amici rimani chi sei,
sarà il branco che viene a salvarti
se ti perdi.

Puoi alzare barriere,
litigare con dio,
cambiare famiglia e città,
strappare anche foto e radici,
ma tra amici
non c'è mai un addio.

Si può essere amici per sempre.

Si può essere amici per sempre sempre sempre.

(Angolo Testi より引用させていただきました) 

 

 

 

  「Chi fermerà la musica」

ミラノのドゥオーモ広場での Live の時の動画です。


www.youtube.com

 

「Chi fermerà la musica」

(誰が音楽を止めるのだろうか)

 

 歌詞(原語)

Ora si respira
hai travolto la mia barriera
una polveriera.
Quante donne che sei stasera
tastiera che suoni per le mie mani
luna a cui mando i miei aeroplani
stai cambiando i suoni alla mia musica.

Buona primavera
per chi vola non c'è frontiera
bevo per chi è bravo
a mangiarsi la vita vivo
per quelli che vanno in amore spesso
per te che mi cambi colore addosso
per me stesso
cambio pelle e stelle io.

Chi fermerà la musica
l'aria diventa elettrica
e un uomo non si addomestica
le corde mi suonano forte
la molla è carica.

Chi fermerà la musica
quelli che non si sbagliano
quelli che non si svegliano
stanno nei porti a tagliarsi le vele
tu parti nel sole con me.

Ero barricato
nel mio spazio come un bandito
brava mi hai colpito
ti ringrazio non hai sbagliato.
Mi hai dato contatto alla mia maniera
sospetto che stai per costarmi cara
l'aria è troppo chiara per nascondersi.

Chi fermerà la musica
l'aria diventa elettrica
e un uomo non si addomestica
le corde mi suonano forte
la molla è carica.

Chi fermerà la musica
quelli che non si sbagliano
quelli che non si svegliano
stanno nei porti a tagliarsi le vele
tu parti nel sole con me.

Buona primavera,
per chi vola non c'è frontiera
ora si respira quante donne che sei stasera.

Chi fermerà la musica
l'aria diventa elettrica
e un uomo non si addomestica
le corde mi suonano forte
la molla è carica.

Chi fermerà la musica
l'aria diventa elettrica
e un uomo non si addomestica
le corde mi suonano fortela molla è carica.

Chi fermerà la musica.

(Angolo Testi より引用させていただきました) 

 

 

最初に聴きたい、おすすめアルバム

「Un Po'Del Nostro Tempo Migliore」

1974年発売の7thアルバム「Un po’ del nostro tempo migliore」は50万枚の売り上げを記録し、ゴールドディスクを獲得

 

オーケストラやコーラスとの共演作。

哀愁を感じさせる何とも美しいメロディが、クラシック音楽を思わせる、とても素敵な作品です。(泣けます!)

 

 

 

 

 

「Parsifal」

 ワーグナーの歌劇「Parsifal」をコンセプトとした、6番目のアルバム。

ロマンティックで壮大な作風の、当時大ヒットしたアルバムです。

後半は、涙もの?!です。

 

 

 

「ミラノの映像」

「 I pooh 」の5番目のアルバム。

大ヒットした、シングル「Noi due nel mondo e nell’anima 」も収録されています。

叙情的な美しいメロディは、さすが、I pooh  ですね!

 

 

 

 

まとめ 

 ロックと一口に言っても、様々なタイプのロックがありますね。

 

 

美しい抒情に満ちたメロディアス・ロックとも言われている、イタリアの国民的ロックバンド「I pooh 」の作品は、いかがでしたか?

 

国や世代を超えて生き残った作品は、ジャンルを超えて、いつの時代にも人々に感動を与えてくれます。

 

私は、気分がスカッとするような曲に出会うと、日常のストレスや、煩雑な事柄など、「まぁ、いいか!」と思えてしまうので不思議です。

 

仕事柄、どうしても演奏する方の立場から考えてしまうのですが、こんなふうに人の心を動かせるような演奏ができたら本当に幸せだな、と思いました!

 

音楽の力って、本当に素晴らしいですね!(*^▽^*)

 

 

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 最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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