イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

世界史が好きになる【おすすめ本】入門・初級者向き

 

突然ですが、みなさま学生時代に「世界史」は得意科目でしたか?

 

実は、私は大の苦手でした!(;'∀')

 

なぜ社会人になってから、世界史を学びなおそうと思ったのかと言いますと、

 

学生時代には、他の科目の授業も忙しくて手一杯… 

などなど、様々な言い訳をしてスルーしていても、さして困ることもなかった

「世界史」の知識不足…

 

ですが、社会人になってから、

けっこう世界史の知識を必要とする場面に出くわすことがしばしばあったのです。

 

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特に仕事柄、

クラシック音楽の作品の成り立ちや背景について調べたり、

音楽史関係の文献を読む際にも、どうしても世界史(特にヨーロッパの歴史)の背景知識は必須だと、現在も痛感しています。

 

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「五線譜」が使われる以前の譜面

 

 

美術鑑賞の際にも、

歴史的背景や文化的な事柄を知らずに見るよりも、

知ったうえで鑑賞するほうが、より作品を理解できますよね。

 

映画や本を読むにも、世界史の知識は邪魔になりません。

 

というか、知っていた方が断然楽しめます。(*^▽^*)

 

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ヘレニズム時代のギリシア彫刻の傑作

サモトラケのニケ

ルーブル美術館

 

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イタリア ルネッサンス時代の傑作

レオナルドダヴィンチ「モナ・リザ

ルーブル美術館

 

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ヴァチカン美術館(Roma)

 

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ヴァチカン宮殿内の「署名の間」に描かれたフレスコ画  

ルネッサンスを代表する画家 Raffaello Santi 作

アテナイの学堂」

 

ヨーロッパの人々とごく普通の世間話をしていると、

世界史がらみ?の話題になることが、本当に多いです。

 

ただ知識として知っているだけでは事足りず、自分なりの意見まで問われたり…

 

とにかく基本的な事だけでも知っておかないと、話についていけない場面に数多く遭遇?してきました。(汗)

 

…といった、

さまざまな個人的、学生時代の不勉強がバレバレになって大恥!?(゚Д゚;) 

などの諸事情により、一念発起し、もう一度しっかり本を読んで勉強し直さなければ!という運びとなりました。

 

 

でも、「世界史の解説本」ってたくさんあって、

どの本を選んだらよいのか迷いませんか?

 

レベルも色々あって、自分に合ったものを見つけ出すのも大変ですよね。

 

そこで、 

  • どんな本から読んだらいいの?
  • 世界史が苦手な人(←私のような人)にもわかりやすい、おすすめ本は?

 

 …といったお悩みを解消すべく、

苦手な人でも楽しくスラスラ読める本を、自分なりに選び出し、ご紹介させていただきました。

 

 ですが、

おすすめ本と言っても、興味もレベルも、人それぞれ異なりますし、好みも分かれると思いますので、選択肢のひとつとして参考にしていただければ嬉しいです。

 

歴史好きで詳しい方には、少し(かなり?)物足りない内容かと思いますので、読み飛ばしていただければと思います。 

 

 

 

【入門編】 山崎 圭一 著「一度読んだら絶対に忘れない世界史」

 世界史の全体像、概要をつかみたい時におすすめなのがこちらの本です。

 

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出版社:SBクリエイティブ

発売日:2018年8月18日 発売

単行本(ソフトカバー) 352ページ

 

 

学生時代に使っていた、古い教科書を引っ張り出してきて?再読してみたものの、

何だかピンとこないなぁ、と思った時に偶然見つけて読んだ本でした。

 

今まで、何だかモヤモヤ霧がかかったように、はっきりしなかった事柄が、

「あぁ~、そういうことだったの!?」という感じでスッキリ腑に落ちる内容です。

 

個人的には、とても読みやすかった、お気に入りの本です。

 

 

Amazonのレビューなどにも、多くの方が書いていらっしゃいますが、

本当にわかりやすくて、こんな私でもスラスラ読めました。 

 

この本の一番の特徴は、

年代や国々があちこち飛んだりせずに書かれている所です。

 

 

例えば、「ヨーロッパの章」なら、

ヨーロッパの成り立ちから古代ローマについて説明された後、他国との関わりの中でどんなふうに発展していったのか書かれています。

 

「ヨーロッパの章」と同様に、

大航海時代よりも前の時代をあえて、

「中東」

「インド」

「中国」

など、地域ごとに分けて成り立ちから説明されています。

 

 

Amazonの商品ページより引用)

商品の説明

 

年号が一切登場しない!

年号を用いずに、すべての出来事を「因果関係」で数珠つなぎにして解説しているので、世界史のストーリーがより際立ち、世界史の理解を驚くほど深めることができます。

年号も合わせておさえておきたいという人は、巻末付録に主要な出来事を中心にした年表も掲載しています。

 

 一般的な教科書と違い、年号を使わずにすべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」として解説。

読むだけで高校の世界史の知識が一生モノの教養に変わる!

 

著者について


福岡県立高校教諭。

1975年、福岡県太宰府市生まれ。

早稲田大学教育学部卒業後、埼玉県立高校教諭を経て現職。

昔の教え子から「もう一度、先生の世界史の授業を受けたい! 」という要望を受け、YouTubeで授業の動画配信を決意。

2016年から、200回にわたる「世界史20話プロジェクト」の配信を開始する。

現在では、世界史だけでなく、日本史や地理の授業動画も公開しており、これまでに配信した動画は500本以上にのぼる。


授業動画の配信を始めると、元教え子だけでなく、たちまち全国の受験生や教育関係者、社会科目の学び直しをしている社会人の間で「わかりやすくて面白い! 」と口コミが広がって「神授業」として話題になり、瞬く間に累計再生回数が750万回を突破。

チャンネル登録者数も2万人を超えている。

 

 

多くの世界史の本は、さまざまな国の歴史を扱っている関係上、古代ローマの話が出てきたと思ったら、いつの間にやら中東やアジアの話に移り変わっていたり…

 

注意深くあちらこちらに目を向けているつもりでも、私など、いつも話についていけなくて迷子?になっていましたが、この本は、そんなややこしさ?が解消されていて素晴らしいです。

 

 

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迷子にならずに、最後までスラスラ読めました!

  

 

 

【初級編①】宮崎 正勝 著 「中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる」

概要のみ、20章にまとめられていますので、さっと復習したい時、おすすめです。

 

ただし、

コンパクトにまとまっている分、この1冊だけで済ませる、というのではなく、

一度勉強したことを復習する時や、頭の中に入れた知識を整理したい場合に読むのに便利かな、と思いました。

 

 

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出版社:KADOKAWA

発売日:2016年12月24日

単行本(ソフトカバー)224ページ

 

 

ざっくり全体像を把握するための本ですので、

さらに詳しく書かれた本に進む前に、読んでおくとちょうどいい本だなと思いました。

 

 

Amazonの商品ページより引用) 

 商品の説明


暗記不要の生きた世界史を「ざっと」学び直せます! 1日30分、20項目をおさえるだけ! 20枚の図で世界の歴史が読み解ける! 人類の起源から21世紀の世界情勢まで身につく!!


著者について


●宮崎 正勝:1942年、東京都生まれ。東京教育大学(元筑波大学)文学部史学科卒業。都立三田高等学校、九段高等学校、筑波大学附属高等学校の世界史教諭、北海道教育大学教育学部教授を歴任。1975年から1988年までNHK高校講座「世界史」講師。著書に『世界全史』『早わかり世界史』(以上、日本実業出版社)、『鄭和の南海大遠征』『ジパング伝説』(以上、中公新書)『海からの世界史』『知っておきたい「食」の世界史』(以上、KADOKAWA)など多数。

 

 

 

【初級編②】荒巻 豊志 著「荒巻の 新 世界史の見取り図」上・中・下(全3巻)

さらに詳しく、背景知識などを知りたい時はこちらの本がおすすめです。

 

大学受験用の参考書ですが、

「なぜその事柄が起こったのか」についてまで書かれていて、

様々な事を考えさせられる良書でした。 

 

この本は、上・中・下の3巻に分かれていて、けっこう膨大な量があります。

 

例えば私は、目次をチェックしてみて、自身の詳しく知りたい項目から先に、抜き読みする方法で読破しました。

 

(まずは、ヨーロッパの項目のみ時代を追って先に読んで、つぎに中東に関する項目、アジアに関する項目といった具合に、年代順に読んでいきました。)

 

 

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出版社:ナガセ

発売日:2010年11月1日

単行本(ソフトカバー):396ページ

 

 

Amazonの商品ページより引用)

出版社からのコメント


『上巻』は古代~13世紀の全地域をカバー。

文明の幕開けからモンゴルによる「世界の一体化」までを扱います。

初学者~東大レベルまで幅広く対応した1冊。

世界史A・Bにも対応しています。

 

 

内容も濃くて、全3巻と長いので、読むのが結構大変ですが、

1冊目にご紹介した、「一度読んだら忘れない世界史の教科書」を先に読んでおくと、読みやすいです。

 

 

この本に限らず、

1冊読めばすべてがわかるという訳にはいきませんので、

興味のある項目については、さらに詳しく書かれた他の本をどんどん読んでいくというのが良いのかなと思いました。

 

(あくまでも個人的な感想です)

 

※誤植が何か所かありますが、

誤植情報は、著者である荒巻先生のブログに掲載されていますので、

こちらのリンクをご確認くださいませ。

 

blog.goo.ne.jp

 

 

 

【応用編①】茂木 誠 著「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」

  •  特定のテーマについて
  • 他の国々とのつながり

など、より掘り下げた内容を知りたいときはこちら。

 

全てを網羅しているわけではありませんが、

現代の国際情勢もよくわかるようになる、とても役立つ本です。

 

 

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出版社:SBクリエイティブ

発売日:2015年12月4日

新書版:200 ページ

 

 

「100の疑問に答える」という形式で書かれていますので、

最初から順番に読んでいくのでもいいですし、

知りたかった項目や、興味のある項目から先に読むことも出来ます。

 

まさに、歴史を知ることで、今を知ることができる!と思える本でした。

 

 

Amazonの商品ページより引用) 

 出版社からのコメント


国学図書館協議会選定図書

 

【読者からのお便りを紹介】

●とてもわかりやすく、わからないままになっていたことがよく理解できました。世界の流れがわかり面白かった。
(68歳、女性)

●知らなかったこと(キリスト教イスラム教の中で、さらに分類されることやその理由、国民性が信教によって左右されるなど)がわかりやすく読めた。
(44歳、男性)

●この本は世界の派閥など、わかりにくいテーマをひも解いてくれ、何度も読み返したくなる。
(48歳、男性)

●誰も教えてくれない近代史、とても勉強になりました。カトリックプロテスタントの違いが良くわかった。シーア派スンニ派の違いもよくわかりました。
(29歳、男性)

 

 内容(「BOOK」データベースより)


ニュース番組や新聞をなんとなく見ているだけでは、ニュースの「本質」をつかむことはできません。

そこで本書は一般の方々が国際ニュースを見て疑問に思うであろう100のポイントを取り上げ、世界史とからめて解説するアプローチをとりました。

歴史の成り立ちから学ぶことで、国際ニュースの本質を読み解くことができると思います。

 

著者について
駿台お茶の水校予備学校世界史科講師。
東京出身。

大学在学中から塾で教壇に立ち、気がつけば駿台の講師になる。
百科全書的知識の大海から因果関係を見出し、論理を構築し、物語を紡いでいく奥深い講義は、東大・一橋大をめざすipadを駆使した視覚的講義は、多くの受験生から、圧倒的支持を得ている。
「受験生が単語の暗記に追われて、世界史の醍醐味を知らずに受験を終えてしまうのは残念。
その責任は、大学入試にある」と語り、細かな知識の暗記ではなく、
世界史の「構造」を掴むストーリーで世界史を教えることをモットーとしている。
『改訂版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本』など学習参考書を手掛ける一方、
昨年出版した『経済は世界史から学べ! 』『世界史で学べ! 地政学』など、
ビジネスマン向けの世界史学び直しの書籍もベストセラーになる。

 

 

 

 

 

【応用編②】福村 国春 著「歴史の見方がわかる世界史入門 いまにつながるヨーロッパ近現代史

得られた基礎的な知識を生かして、どんなことが前よりもわかるようになるのか?という疑問に答えてくれる本がこちら。

 

タイトルにもあるように、

ヨーロッパ近現代史について」詳しく知りたい方に、おすすめです。

 

一通り、世界史の概要をつかんだ後で読むと、すんなり読めました。

 

著者の視点と自身の視点を比較?しながら読むというのも面白いです。

 

 

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出版社:べレ出版

発行日:2014年5月20日

単行本 325ページ

 

 

 

Amazonの商品ページより引用)

 

商品の説明


内容(「BOOK」データベースより)
現代人、必須の教養!歴史を読み解く視点を学ぶ。

臨場感あふれる解説で現在の世界秩序の成り立ちを近世ルネサンスからたどる。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)


福村/国春
1983年生まれ。慶應義塾大学文学部東洋史学科、美学美術史学科を卒業。専門は世紀末芸術。

在学中から世界史の講師として教鞭をとる。

卒業後は都内に世界史専門大学受験塾史塾を設立、東大・京大・一橋・早慶を中心に高い進学実績を誇っている

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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ナポレオンは、当時多忙だったため、この肖像画は、

彼の部下に自身の本物の軍服を着せてモデル役をさせて、

画家に描かせたと言われています。

 

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プロイセン王国首相 

「鉄血宰相」ビスマルク

ドイツ統一の中心人物

 

 

 

まとめ

効率よく読む順序

  • 概要(歴史の大まかな流れ)からつかめるものをまず読んでみる。
  •  もう少し細かいことまで書かれた本を読んでみる。
  •  背景知識がざっと分かってきたら、興味のある時代から掘り下げる。

 

同じ本を何度も読み込んでみるのも良いと思いますし、

または、同じジャンルの本でも、書き手によって違った視点や切り口で書かれていますので、何冊か比較しながら読んでみるのも興味深いです。

 

 

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テッサロニキギリシア)にある

アレキサンダー大王像

 

 世界史関連の本を読んでよかったこと

世界史の知識は、

「都市や文化の成り立ち」などについても知ることが出来ますので、

博物館や美術館に行った時にも、さらに楽しめるようになりました!

 

旅行などで、歴史上の大舞台?や、偉人の生まれた街を訪れる際にも、

 

  • どんな出来事が起こった場所なのか
  • どんな時代に生きた人だったのか

 

など、さまざまな事を知ってから出かけると、感慨もさらに深くなりました。

 

 

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オーストリア ザルツブルクにあるモーツァルトの生家

 

さらに、

時代や場所、文化が違っていても、人は結構同じような事を繰り返しているな、

ということもわかったりして、「人間の本質」まで見えてしまう所も、

興味深かったです。

 

 

それでは、楽しい読書を!

Buona lettura!

 

 

この記事でご紹介した本 👇

 

【1冊目】 山崎圭一著 「一度読んだら絶対に忘れない世界史」

 

 

 

【2冊目】 宮崎 正勝 著 「中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる」

 

 

 

【3冊目】 荒巻 豊志 著「荒巻の 新 世界史の見取り図」上・中・下(全3巻)

 

 

 

【4冊目】茂木 誠 著「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」

 

 

 

【5冊目】福村 国春 著「歴史の見方がわかる世界史入門 いまにつながるヨーロッパ近現代史

 

 

 

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。