マレンゴ風鶏肉のソテー【作り方】
本日は、鶏モモ肉とエビを使った、「マレンゴ風鶏肉のソテー」をご紹介いたします。
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このお料理が生まれたきっかけは?
このお料理は、1800年6月14日、
ナポレオン率いるフランス軍が、北イタリアのピエモンテ州、アレッサンドリアの近くの街マレンゴで、オーストリア軍と戦っていた時に、料理長に頼んで作らせたものだと言われています。
戦場で材料をそろえるために、慌てて料理長が近くの農家に行き、卵、にんにく、トマトを分けてもらいました。
さらに近くの川で、ザリガニも調達し、持って来ていた鶏肉とワインを使って、このお料理が生み出されたと言われています。
(この話には諸説あり、当時トマトは無かったという説もあります)
本来のレシピでは、ザリガニを使いますが、手に入れやすい「エビ」で代用しました。
それでは、さっそく作り方をご紹介いたします。
【材料】(2人分)
【作り方】
①鶏もも肉は、半分に切って、軽く塩コショウをしておきます。
②フライパンにオリーブオイルを入れて、火にかけます。
③フライパンが充分熱くなったら、鶏もも肉の皮のほうを先に焼きます。
④ 焼き色がついたら、ひっくり返して反対側の面も焼きます。
⑤マッシュルームを1/4に切り、加えます。
⑥パセリ、白ワインを加え、フタをしてしばらく火にかけます。
⑦ひとくち大に切ったトマトを加え、フタをしてさらに炒めます。
⑧殻を取っておいた海老を加えます。
⑨海老に火が通ったら、火を止めます。
⑩お皿に盛り付けます。
ナポレオンがマレンゴの戦場で食べた、と言われる「鶏肉のソテー」の出来上がりです!
さて、ありあわせの材料で、ナポレオンのおかかえ料理長が考案したお料理は、どんなお味なのでしょうか??? (*^▽^*)
私も、たまたま買い置きしておいた、ありあわせの材料をかき集めて?作ってみました!(笑)
それでは早速、いただきま~す!
Buon appetito!
レシピ関連記事>>
miketta-violinista.hatenablog.com
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最後までお読みくださりありがとうございました。
フランス・三ツ星レストランのシェフから絶大に支持されている
ストウブ鍋
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室内楽のすすめ(その2)【実践編】他のメンバーと合わせる前の各自の準備など
本日は、
前回のブログ記事、室内楽のすすめ【入門編】のお話の続きです。
前回の【入門編】の記事はこちらです>>
miketta-violinista.hatenablog.com
さて今回は、実践編「合わせ練習の前の各自の準備」について。
めでたく 気の合うメンバーもみつかり、曲も決定、
いざ練習をはじめよう!という方の次なるステップについて、ご紹介いたします。
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さっそく【実践編】
合わせ練習をする前の各自の準備について
ほかのメンバーと一緒に合わせ練習をする前には、
各メンバーがそれぞれ自分のパートを、ひとりでひたすら孤独に(?!)「譜読み」しなければなりませんよね?
まず最初にやっておいたほうが良いのは、演奏しようと決めた作品の、
- 「曲の背景」
- 「作曲家について」
を知っておくことです。
理由は、
作品への理解が深まり、その作品をどんな風に弾いたら良いのか、「イメージ」や「アイデア」が浮かびやすくなるからです。
- その作曲家はどこの国のどんな時代の人であったのか?
- 他にはどんな作品を書いていたのか?
- どんなジャンルの曲を好んで作曲していたのか?(例えば、弦楽器のための曲が多い、とか、室内オーケストラの曲中心だとか…)
- どんな調や和音、リズムを好んで多用していたのか?
- どんな先輩作曲家を好み、影響を受けたのか?
- 趣味は何だったのか??好きな食べ物は何なの~?
(って、別にそこまで知らなければいけない、ということでも無いのですが… )
…などなど。
知っておきたいことは、枚挙にいとまがありません。
このようなことを探っていくうちに、
「その作曲家の作風やパターン」が、ある程度わかってきます。
これらのことを調べるにあたって、
小難しい専門書を読む必要はまったくナシです。
書店やネットショップなどで、「子供向けの本のコーナー」などを探してみると、
わかりやすくて、すぐに読み終えることができ、
大人が読んでもなるほどためになる参考本がたくさん見つかります!
これが、なかなか良くできていて、絶賛熱烈おすすめです!!
たとえば、下記の作曲家の伝記シリーズ。
子供向けの本で、ざっと概要をつかんでから、必要に応じて専門的な本を紐解いてみると良いと思います。
あとで専門書を読む必要がでてきても、おおまかな知識は、やさしい本を読んですでに頭に入っていますので、そんなに苦労せずどんどん読み進められます!
最近では、
「伝記マンガ」なども出版されていますので、本を読む時間があまりとれない方にも、
楽しく読み進められる、うれしい工夫がされていて良いですね。
(*^▽^*)
下記の本は、「音楽史の概要」を、楽しく学べるマンガです。
CD付きですので、本文中に出てくる曲など、初心者の方にもわかりやすい作りになっています。
この本の内容を、もっと詳しく見る👇
下記の、
ひのまどかさんの、「新版」の伝記シリーズは、本の中に出てきた音楽を「QRコード」で読み取って聴けるようになっている、楽しい本です♪
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楽譜をじっくり見てみよう(スコアリーディングのすすめ)
- まず、調性は?
- 拍子は何拍子?
- 速さについては指定があるのか?
- フレーズはどこで切れるのか?
- どこが曲のヤマなのか?
- どこで転調しているのか?
- その転調はどんなことを意図して書かれたのか?
などなど、楽譜に書かれている「情報」を手掛かりに推理してみます。
鋭い洞察力と想像力を総動員して、
自分がその曲をどんなイメージで表現したいのかを、ほんの少し意識してみるだけでも演奏が、がらっと変わってきます!
最初は大変かもしれませんが、面倒がらずに続けていると、だんだん慣れてラクにできるようになります ♪
そして、
自分のパート譜を読んだときと同じように丁寧に、自分のパート以外の譜面にも目を通します。
(できれば他のパートを弾いてみるのもよい方法です。)
他のパートが、どんなことをやっているのかを知っておく事は、アンサンブルでは特に大切です。
ここまでやったあとで、初めて楽器(ヴァイオリン)を手に取り、
ゆっくりと ていねいに、練習開始です!
さあ、ここで楽器を手に取って練習開始!
すでに、「スコアリーディング」をしていますので、
だいたいの曲の感じや、ちょっとムズカシそうだなぁ、というところなども、なんとなくこの辺かな?と見当がつくのではないでしょうか?
自分なりにちょっとここは部分的に練習しよう!と思う箇所に、あらかじめ鉛筆で「しるし」をつけておきます。
(譜面に記入するときには、消せないペンではなく、後で修正できる「鉛筆」のご使用をおすすめします)
「速いパッセージ」などは、フレーズごとに区切ったりして、
必ずゆ~っくりのテンポから始めます。
ここで焦りは禁物です!!!!
こうして準備万端どこからでもかかってこい状態 (…って、一体どんな状態?!)
と、なったところで、めでたく?いよいよメンバーとの楽しい合わせ練習開始
というはこびとなります!
わぁ~、たのしみですね~❤
まとめ
- 「曲の背景」
- 「作曲家」
について知っておくことは、とても大切です。
子供向けに書かれた本やマンガなどは、とても分かりやすく書かれていて、さっと読めますので、どんどん活用すると良いですね ♪
楽器を持って弾きはじめる前に、
- 「調性」
- 「拍子」
- 「速度」
- 「曲のヤマ」
などを、必ずチェックしておきます。
ムズカシそうなパッセージなどには、あらかじめ「しるし」をつけておくと、後で部分的に練習する際に便利です。
速いパッセージや、苦手な箇所を取り出して、
速度をおとして部分練習してから本来の速度で弾けるように、段階的に速度を上げて練習します。
その曲に書かれたテンポで弾けるようになったら、いよいよメンバーと合わせ練習をします。
私も、仲間と「合わせ練習」をする前には、いつもこのような感じで、準備をしています。 (*'▽')
チューニング(音合わせ)や、ボウイングの決め方などについても、また次の機会にご紹介したいと思っています。
それでは、ぜひご家族や、親しいお友達と一緒に、楽しい室内楽ライフをお楽しみくださいませ!!
Godetevi la musica da camera con i vostri cari ♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
こちらは、萩谷 由喜子さんの、新しい「作曲家伝記シリーズ」です。
この本の内容を、もっと詳しく見る👇
この本は、「 ショスタコーヴィチのシンフォニー」をめぐる感動的なお話で、とても興味深いです!
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緊急事態宣言が延長され、しばらく自宅で過ごす時間が増えそう…
この機会に、ずっと憧れだった楽器を始めてみるのも楽しいですね!
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室内楽のすすめ【入門編】アンサンブルを楽しむためにやっておきたいこと(その1)
本日は、
- 「音楽が大好きで、バイオリン(または、その他の楽器)を習っているけれど、一人で弾いているだけでは、ちょっとさびしいな~」
- 「ほかの人と一緒に弾いて楽しみたい!」
- 「仲間を見つけて室内楽(アンサンブル)に挑戦してみたい。」
- 「親子で、夫婦で、兄弟姉妹と、または友人達と一緒に演奏できたら楽しそう!」
などなど、
楽器のレッスンを始めたばかりでも、室内楽を楽しみたい!
と思っていらっしゃる方に向けて、
- 教本や曲の選び方
- メンバーの探し方
などについて、ご紹介いたします。
よろしければ、参考になさってくださいませ。
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アンサンブルを始めるには?
1.曲選びはどうしたらいいの?
バイオリンという楽器は、みなさまご存知の通り、
ピアノやギターなどのように、メロディを弾きながら伴奏も同時には弾けません。
もちろん、
バイオリンのみの無伴奏の作品もいくつかありますが、
残念ながら数も少ないし難曲ぞろいの演奏者泣かせのものが多いです。
しかし!!
バイオリン弾きが二人集まれば、がぜん楽しみが広がります!
バイオリンを始めてまだ間もない方でも、
「ホーマン バイオリン教本」などには、
ファースト・ポジションだけで弾けるやさしい作品が数多く載っています。
(下の写真は、私がかつて使用していた物。現在のものとは表紙が違っています)
ところで、
私もバイオリンを始めて間もない頃、この教本を使っておりました。
レッスンの時に先生が下のパートを一緒に弾いてくださって、
二重奏できるのがいつも楽しみだったことを覚えています。
ほかの人とあわせて弾いてみると、
自分のテンポ感覚(遅れがちなのか、それともせっかち?なのかなど)もわかって、
その作品の和音の動き(和声進行)やフレーズの切れ目なども感じ取りながら、
ほかのパートの人の音を聴くことの大切さまで、わかるようになるのです。
…と、まあ、ややこしい話はさておいても、
とにかく、誰かと一緒に弾くのは一人で弾いているより楽しいので、
いいことずくめですね!!
「ホーマンバイオリン教本」の1~3巻
ファースト・ポジションで弾ける曲がたくさん載っている教本で、
バイオリンを始めたばかりの頃、重宝しました!
ところで、先ほど、レッスンの先生と弾けて楽しかったと書きましたが、
先生以外にも仲間を見つけられたら、さらに楽しいですよね?
それでは、次に仲間探しについて。
2.一緒に弾く仲間さがし
まずは、ご自身のまわりの人々を観察?ではなくて、ぐるりと見まわしてみて、
誰かバイオリンを弾いている人、または始めようとしている人は、
いらっしゃいませんか?
ご家族、兄弟姉妹、いとこや、はとこ?
仲のいいお友達、学校のクラスメイトや、会社の同僚、先輩、後輩?
同じ先生に習っているに生徒さんをスカウトして(誘って)みる?
または、先生に誰かほかの生徒さんを紹介してもらうというのも良いですね。
「いきなりスカウト」よりこちらのほうが、確実ですね!
あとは、思い切って、アマチュアの市民オーケストラなどに入団して、
そこで仲間を見つけるのも、いいですね!
アマチュアのオーケストラで弾いていらっしゃる方は、
音楽大好きな方々ですから、オーケストラ以外でも一緒に何か弾いたりすることも好きな方が多いので、仲間をさがすのにはおすすめです。
3.仲間選びのコツ
「コツ」というか、アマチュアで楽しみながら弾きたい方ならば、
「気の合う人」を選んだほうが、だんぜん楽しい!と、経験的、個人的に思います。
「技術的な上手さ」だけを基準に人選してしまうと、
後々なかなか楽しめなかったりすることが多いです。( ;∀;)
「基準」といったら変かもしれませんが、例えば、
「普段一緒に映画を観に行ったり、遊びに行ったりするときに誘いたい人」は、
気の合う人達ではありませんか?
一緒に弾く仲間も、それと同じような感覚で探してみると、良いですよ ♪
一方、プロや音大生の場合は、
「気が合わない人はイヤ~ン、ダメダメ!!」とかナントカ、そんな個人的事情や、
楽しみ的事情?など差しはさめないのが現実でありますが…(泣)
とまあ、そんな音楽家同士の複雑な?個人的事情はさておき、
めでたく仲間も見つかり、
「ホーマンの教則本」に出ている曲よりも、
もう少し人前で弾いて、さまになるカッコイイ感じの曲に挑戦されたい場合には、
モーツアルトの「ドイツ舞曲」K.v. 606、K.v. 535、などがおすすめです。
やさしくて可愛らしい作品ですので、
「発表会」や、「ホームコンサート」などで披露したりすると、
とても楽しいです!
下記の、
【Amazon】のリンクから、無料で視聴できます。
(ダウンロードは、¥200です)
【楽天】【Yahooショッピング】では、
残念ながら、現在品切れ中でした。
(2021年5月現在)
こちらは、モーツァルト「ドイツ舞曲」の楽譜のリンクです。
その他の、デュオおすすめ楽譜
もう少し、レベルアップしてきたら、
Pleyel(プレイエル)の「6つの小ニ重奏曲」Op.8
に挑戦してみるのも、おすすめです!
こちらの曲集は、
「情熱大陸」など、ポピュラー音楽も、ピアノがなくても楽しめる曲集です。
(Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)
コンサートや依頼演奏等、ピアノがなくて大丈夫、バイオリン2本で奏でる魅惑のアンサンブル!
ポピュラーからクラシックまで、耳なじみの名曲を、コンサートで映える華やかなアンサンブル・アレンジでお楽しみください。
編曲は様々なバイオリン奏者の公演・レコーディング等でアレンジを手がけける森川拓哉氏。■仕様: 菊倍判縦/40ページ (別冊パート譜各24ページ)
■編成: デュオ(バイオリンI, II)
■グレード: 中上級
■収載曲 [全10曲を収載]
[1] 情熱大陸[2] チャルダッシュ (Csárdás)
[3] 私のお気に入り (My Favorite Things)
「サウンド・オブ・ミュージック」より[4] リベルタンゴ (Libertango)
[5] ジュピター(木星) (Jupiter)
組曲「惑星」より[6] 風のとおり道
「となりのトトロ」より[7] ハッピー・バースディ・トゥ・ユー (Happy Birthday To You)
[8] ジュ・トゥ・ヴ (Je te veux)
[9] アイ・ガット・リズム (I Got Rhythm)
[10] 冬 (Violin Concerto RV.269 The Four Seasons - Winter)
「四季」より
まとめ
楽器を始めたばかりの方でも、やさしい二重奏の曲集などを選べば、
ファーストポジションだけで弾ける曲を使って、二重奏を楽しむことができます。
ご家族同士や、親しいお友達をどんどん誘って(巻き込んで?)
ぜひ室内楽に挑戦してみてください。
楽しみで弾く場合の仲間選びは、
「気の合う人」にお願いすると、長続きします。
曲が仕上がったら、ぜひ、
ホームパーティーなど、気のおけない仲間や、ご家族の集まりなどで、
積極的に演奏を披露してみると楽しいです!
それでは、みなさまの室内楽ライフが、
さらに楽しいものとなりますように!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
緊急事態宣言が延長され、しばらく自宅で過ごす時間が増えそう…
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楽器セットなら、良い楽器を自分で買って教室に通うより
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バイオリンはちょっとムズカシそうで敷居が高い…という方には、
気軽にはじめられる「ウクレレ」がオススメ ♪
楽器セットの「Famous」のウクレレは、安心の国産ウクレレで、特に人気があります。
さて、あなたは、どちらの楽器に挑戦してみたいですか?
(^O^)
ズッパイングレーゼ【スプーンで計るだけ出来る】カスタードクリームのひんやりイタリアン・デザート
本日は、材料もシンプルで、オーブンも不要のイタリアン・デザート、「ズッパ・イングレーゼ」をご紹介いたします。
- 卵
- 小麦粉
- 牛乳
- 砂糖
- レモン
上記の材料5つで出来る「カスタードクリーム」に、
ビスケット、コーヒー、ココアパウダーをプラスすれば、
ひんやり美味しいデザートが、簡単に出来ます。
よろしければ、お試しくださいませ。
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Zuppa Inglese(ズッパイングレーゼ)とは?
「Zuppa(ズッパ)」とは、
イタリア語で「パンを浸したスープ」のことです。
固くなったパンを、ワインや、煮込み料理の汁に浸して食べたことが、
「ズッパの起源」と言われていますが、
後に「煮汁に浸したパン」そのものではなく、
パンの入った煮汁料理そのものが、「ズッパ」と呼ばれるようになりました。
「Inglese(イングレーゼ)」は、「イギリス風」という意味です。
でも、デザートなのに「Zuppa(スープ)」なの?!
と、思ってしまいますよね?
イタリアの友人たちに、名前の由来を聞いてみたところ、
色々な説がありましたが…
「スポンジケーキやビスケットに、
コーヒーのシロップをたっぷりしみ込ませて作ったところが、
スープに浸したパンに似ていたので、そう言われるようになった」
という説が有力のようです。
そういえば、パンをコーヒーやスープに浸すことを、
イタリア語で、「Inzuppare(インズッパーレ)」と言うのですが、
それもこの名前の由来と関係があるのかな?と思いました。
そして、「ズッパイングレーゼ」は、
フィレンツェのメディチ家の人々のお気に入りのデザートだったようです。
外国からフィレンツェにやって来るお客様をもてなす際にもよく出されて、
とくにイギリスからの客人に人気のデザートだったことから、
「イギリス風」と呼ばれるようになったと言われています。
レシピは基本的に、
「カスタードクリーム」と「コーヒーシロップ」がベースになっていますが、
リキュールを使うレシピや、使わないレシピなど、
さまざまなバリエーションがあります。
トスカーナ地方の「伝統的なズッパイングレーゼ」のレシピは、
薬草から作られた、「アルケルメス」という名前の赤い色のリキュールに、スポンジケーキを浸して作ります。
こちらが、真っ赤なリキュール「アルケルメス」です。
(日本でも最近は、ネットショップなどでも、手に入ります)
リキュール アルケルメス 500ml (74095) liqueur カクテル(73-1)
「アルケルメス」とは、「緋色」という意味のアラビア語ですが、
イタリアでは、シナモン、クローブ、カルダモン、ナツメグなどのスパイスと、
バラ、ネロリの蒸留水に砂糖などを加えて作られた、
真っ赤な色が特徴的な、トスカーナ州伝統のリキュールで、
デザートの風味付けによく使われます。
今回は、
料理上手なイタリアの友人Raffaella(ラッファエッラ)が教えてくれた、
日本でも簡単に手に入る材料で作れる、シンプルでとても美味しいレシピをご紹介いたします。
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ズッパ・イングレーゼ【材料】
カスタードクリーム【材料】
- 卵黄 3個分
- 砂糖 大さじ 山盛り 4杯
- 薄力粉 大さじ 山盛り 3杯
- 牛乳 500 ml
- レモンの皮 すりおろし少々(省略可)
クリームの下になる部分【材料】
- 水 150 ml
- 砂糖 大さじ3杯
- ビスケット 100~120 g
- エスプレッソコーヒー 150 ml
エスプレッソコーヒーが無い場合は、インスタントコーヒーを濃いめに入れたもので代用可です。
【作り方】
準備
①まず、卵を黄身と白身に分けておきます。
(卵黄のみ使用します)
②エスプレッソコーヒー、水を深皿に入れ、砂糖を加えて混ぜ合わせ、その中にビスケットを浸します。
カスタードクリーム【作り方】
①鍋に、砂糖大さじ4杯を入れます。
(この時まだ火にかけません)
②薄力粉大さじ3杯も一緒に入れます。
③卵黄3個分も加えます。
④木べらでよく混ぜ合わせておきます。
⑤レモンの皮をすりおろして、入れます。
(レモン1/2個分、無ければ省略可です)
こんな感じに、なめらかになれば、OKです。
⑥牛乳を分量の半分(250 ml)加えて混ぜ、よく混ざったら、残りの牛乳も加えます。
ここで、火にかけ、木べらでかき混ぜながら弱火にして約4分かき混ぜ続けます。
最初は、サラサラですが、3、4分ゆっくりとかき混ぜると、だんだんトロトロになってきます。
トロトロになりだすとすぐ固くなりますので、鍋の底が焦げないように、すばやくかき混ぜ火を止めてください。
⑦トロトロになったら、熱いうちに先ほど用意しておいた、コーヒーに浸したビスケットの台の上にクリームを流し込みます。
こんな感じです。
⑧熱を取ってから、ラップをして、冷蔵庫で冷やします。
⑨冷蔵庫から取り出して、ココアパウダーをかけて出来上がりです!
お皿に盛り付けてから、ココアパウダーをかけてもいいですね ♪
ビスケットは、「サヴォイアルディ」という、
フィンガータイプのビスケットを使って作ると、
さらに本格的な「ズッパイングレーゼ」が作れます。
参考商品はこちらです >>
ボノミ ビスコッティ サヴォイアルディ Bonomi Savoiardi Ladyfingers
スプーンで計るだけで、簡単に出来ますので、
よろしければ、お試しくださいませ ♪
それでは、楽しいおやつタイムを!
Buona merendina!
さいごまでお読みくださりありがとうございました。
「ホリ田ヤさん」のレモンを購入した時の写真です。
(2021年5月23日現在)
「ホリ田ヤ」さんのページはこちらです>>
バター無しでもフワフワしっとりのスポンジケーキを作るコツ【もう失敗しない!】
先日、おやつに「フワフワのスポンジケーキを食べよう!」と思い立ち、
なるべくシンプルなレシピを選び作ってみました…
が、なんだか仕上がりがボソボソした残念な感じの出来になってしまい、ガッカリ。
「バター無しにしたのがいけなかったのか?」
などと、原因を色々考えてみたところ、ハッと気づいた事がありましたので、
備忘録も兼ねて記しておくことにいたしました。
スポンジケーキの仕上がり具合が何だかしっとりフワフワにならないな~
という時に、参考にしていただければ、うれしいです。
それではさっそく、
「バター無しでもフワフワしっとりのスポンジケーキを失敗せずに作るコツ」
についてご紹介いたします。
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なぜ、ボソボソになってしまったのか?
「スポンジケーキ」と言っても、
色々なタイプのものやバリエーションがありますよね。
基本的に「材料」はだいたい、
- 小麦粉
- 砂糖
- 卵
- バターまたはオイル
という感じですね?
当初は、
「材料の割合の差で、多少仕上がりが違ったものになるのかな???」
と、考えていました。
お料理本などを見てみると、たいてい、
- 砂糖とバターをボウルに入れて、よく混ぜ合わせ、
- とき卵を入れてさらに混ぜ、
- 小麦粉、ベーキングパウダーも入れて混ぜ合わせて、
- 型に流し込んで、オーブンに入れて焼けば出来上がり!
といった感じの流れで書かれておりますが…
時々、レシピによっては、
- まず卵黄と卵白に分けておいて、
- 卵白は泡立てておき、
- 卵黄は砂糖とよく混ぜ合わせて…
などなど、
「何やら面倒な工程が多いな~」
という感じ?!の物もあったりしますよね?
面倒くさがりな私は、
迷わずいつもシンプルな方のレシピを選び、作っておりました。
その後、
かつて友人宅でごちそうになったスポンジケーキが、
ものすごく美味しかったことをふと思い出し、
メールで早速レシピを送ってもらいました。
そのレシピに従って、
(しぶしぶ?)卵白を泡立て、卵黄とオイルを混ぜ…
という感じで、面倒な工程をたどりながら?!作ってみました。
すると、何ということでしょう!
(まるで、どこかのお宅のリフォーム前と後のよう?!ではありますが…)
材料やその分量までほとんど変わらないにもかかわらず、
全く違った食感のスポンジケーキに仕上がったのです!(驚)
一見無駄では?と思える工程を飛ばしてはいけなかった!
ということに気づいたのでした。
ボソボソの原因は「ひと手間」を省いてしまったこと?
その後何度かスポンジケーキを作ってみて、
やはり卵は全卵で混ぜてしまわず、卵黄と卵白に分けておき、
「卵白のみを泡立ててから、あとで生地に混ぜ合わせる」
という方法に着地?いたしました。
このひと手間が、けっこう重要だったのね!?
と、今になって納得いたしました。(遅っ!)
一見おなじような外見のスポンジケーキですが…
ポイントは、この工程を省かないことでした!
↓ ↓ ↓
「卵白を泡立てたものを後から加えること」がとても重要でした!
果汁も少々加えたことで、しっとり感もある仕上がりに!
(注:友人のレシピでは、オレンジを使っていますが、今回は、柚子に変更しています。お好みの柑橘類でOKです)
写真だけでお伝えしきれないのが、とても残念なのですが、
下記の2枚の写真のケーキは「全く違った食感」になりました。
比較のため、失敗作も載せました。
こちらは、卵白の泡立てを省き、すべての材料を、混ぜて作った、失敗作?!
「ちょっとボソボソになってしまったスポンジケーキ」です。
↓ ↓ ↓
一方、下記の写真のケーキは、
友人から教えてもらった「少々面倒くさいレシピ?」で作ったものです。
(^▽^;)
同じ型を使って焼きましたので、外見はほとんど変わらない感じですが、
まったく違う食感の仕上がりに驚きでした!
↓ ↓ ↓
友人のレシピを使った「柚子のふわふわケーキ」の記事のリンクを、貼っておきます♪
よろしければ、お試しくださいませ!
(バター無しでも美味しく出来ます)
miketta-violinista.hatenablog.com
まとめ
ポイントは、
- 卵を「卵黄と卵白に分けて」、卵白をボウルで充分泡立てる
- 別のボウルに、卵黄、砂糖、オイル、果汁を入れてよく混ぜてから、小麦粉、ベーキングパウダーなどの粉類を加えて軽く混ぜ合わせる
- 最後に卵白の泡立てておいたものを加え、ヘラなどで軽くさっくり混ぜ合わせる
これらの、3つの工程を省かずに丁寧にやるということでした。
自身の失敗経験から気づいたことですが、参考にしていただければと思います。
それでは、楽しいおやつタイムを!
Buona merendina !
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「ホリ田ヤさん」の無農薬国産レモンを購入した時の写真です。
(2021年5月23日現在)
「ホリ田ヤ」さんのページはこちらです>>
パン・お菓子作りの材料・器具専門店【TOMIZ(富澤商店)】