ほうれん草とパルミジャーノチーズのふわふわスフレ【レシピ】
イタリアなどのキリスト教圏の国々では、今日4月4日は、Pasqua(パスクワ)と呼ばれる、キリストの復活を祝う大切な祝日です。
(移動祝日のため毎年、Pasqua の日にちは変動します。今年、2021年は4月4日です)
イタリアでは、Pasqua のお料理メニューは、地方によっていろいろなものがありますが、だいたい卵やウサギ、ラム肉を使ったお料理を作ります。
そこで本日は、Pasqua に因んで?「卵」を使った、ふわふわの「ほうれん草のスフレ」を作ってみましたので、ご紹介いたします。
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- Pasqua(復活祭)とは?
- イタリアでは、Pasqua の祝日には何をするの?
- Uovo di pasqua (イースターエッグ)とは?
- Pasquettaとは?
- ほうれん草のスフレ【材料】
- ほうれん草のスフレ【作り方】
Pasqua(復活祭)とは?
Pasqua(イースター)とは、キリストが十字架にかけられて処刑された日の3日後に、復活して使徒たちの前に現れたことを記念して祝う、キリスト教信者にとっては「クリスマス」と同じくらい重要な祝日です。
キリストの処刑された日は金曜日で、復活した日が、その3日後の日曜日だと言われており、春分の日(3月21日)以降、満月の日から数えて一番最初の日曜日がpasqua と決められています。
そして、それと同時に、カーニバルの後の、「四旬節」(キリストの荒野での断食、苦難をしのんでカトリック信者が節制をする期間)の間の節制も終わり、
長い冬が過ぎ去った後の春の訪れを祝うために、たくさんのご馳走を食べて、家族や親せき、友人達と楽しむ、春を謳歌するお祭りでもあります。
イタリアでは、Pasqua の祝日には何をするの?
Pasqua の祝日(日曜日)には、教会のミサに行き、その後で家族や友人が集まって一緒に食事をしますが、「キリストの復活」に因んで、春の生命の再生を表す「卵」やパスクワの卵を運んでくると言われている「ウサギ」、神の子羊である「ひつじ」を使ったお料理などを作ります。
平和の象徴とされる、鳩をかたどったお菓子、「Colomba pasquale」(復活祭のコロンバ)を頂いたり、「Uovo di pasqua」と呼ばれる大きな卵の形のチョコレートをプレゼントし合ったりします。
Uovo di pasqua (イースターエッグ)とは?
卵の殻は「墓」を表していて、その殻の中から出てきて「復活」することを意味しているという説もあります。
Pasqua を祝うために、特別にカラフルに色付けされた卵が付き物ですが、本物の卵(ゆで卵)のほかに、中が空洞になっていて、プレゼントが入れられたチョコレートの卵もあります。
お菓子屋さんのウインドウに、美しい装飾の施された「Uovo di pasqua 」が飾られると、そろそろ本格的な春が来たのだな、と感じる人も多いようです。
庭の植え込みや草むら、家の中のあちらこちらに隠しておいた卵を、誰が一番たくさん見つけられるか、子供たちが競争しながら探すゲームも、パスクワの日の楽しみのひとつです。
Pasquettaとは?
Pasqua の翌日の月曜日のことをPasquetta(パスクエッタ)と呼び、多くの人は、家族や友人達とピクニックに出かけます。
春の暖かな季節ということもあって、バーベキューなどを楽しむ人も多いです。
今年は、昨年に引き続き、コロナ禍のため残念ながら無理ですが…(泣)
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前置きが長くなりましたが、ほうれん草のスフレの作り方をご紹介いたします。
ほうれん草のスフレ【材料】
ホワイトソース【材料】
- 薄力粉 40g
- バター 40g
- 牛乳 400 ml
スフレ【材料】
ほうれん草のスフレ【作り方】
ホワイトソース【作り方】
①フライパンに、バターを入れ火にかけます。
②バターが溶けてきたら、弱火にして、薄力粉を加え、バターと混ぜ合わせます。
③次に、あらかじめ温めておいた牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせます。
なめらかになるまで、よくかき混ぜます。
(泡立て器で混ぜると、より簡単に出来ます)
スフレ【作り方】
① オーブン用の耐熱皿にバターを塗っておきます。
②ほうれん草を洗って、水気を切っておきます。
③鍋に湯を沸かして、塩少々を入れ、ほうれん草をサッと茹でます。
④茹で上がったら、ザルに取って水気を切り、冷ましておきます。
⑤フライパンにバターとにんにくを入れ、軽く炒めます。
⑥にんにくの香りが出てきたら、ほうれん草を加えて炒めます。
⑦先ほど作っておいた、ホワイトソースを加えて混ぜ合わせます。
⑧塩、コショウ、します。
⑨ナツメグを少々加えます。
⑩卵黄と卵白に分けて、卵をボウルに割り入れます。
⑪卵黄を、⑨のフライパンに加え、混ぜ合わせます。
⑫パルミジャーノチーズチーズとパン粉も加えます。
⑬こんな感じに、全体を混ぜ合わせます。
⑭卵白を泡立てて、⑬のフライパンに加え、泡をつぶさないように気を付けながら、軽く混ぜ合わせます。
⑮バターを塗っておいた耐熱皿に入れます。
⑯180℃に温めておいたオーブンで、30分くらい焼いて、表面がきつね色になったら、オーブンから取り出します。
フワフワ卵と、ほうれん草のスフレの出来上がりです!
熱々のうちにお皿に切り分けて、いただきま~す!(*^▽^*)
Buon appetito e buona pasqua!
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最後までお読みくださりありがとうございました。