イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

モチベーションを維持するためのおすすめ本【書評】「When 完璧なタイミングを科学する」ほか

 

張り切って、さあやるぞ!と固く決意して始めたことも、日がたつにつれてモチベーションが落ちてしまうことってありませんか?

 

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そんなときに読んで、再びモチベーションを回復?させるために役に立った本「2冊」をご紹介いたします。

 

  • 「When 完璧なタイミングを科学する」

  

よろしければ、参考になさってくださいませ。

 

 

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「When 完璧なタイミングを科学する」ダニエル・ピンク著

 

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出版社:講談社

発売日:2018年9月6日

単行本:322ページ

 

■ 本の内容

(本書の目次より引用させていただきました)

はじめに

第1部 1日

  • 日常生活
  • 休む力

第2部 開始、終了その間

  • 開始
  • 中間地点

第3部 同調と思考

  • ファスト&スロー
  • 時制で考えることについて

お薦めの書籍

 

 

おおまかな内容を書き出してみました。参考にしていただければ嬉しいです。

 

【第1部】

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「谷間の時間」は起きてから7時間後くらいにやってくる?!

写真のフィヨルドの「谷間」とは関係ありません… (^^;)

 

  • 人間の認知能力は1日中同じ状態ではなく、1日のなかにも「ピーク」「谷」「回復」という3つのパターンがある。

 

  • 人はたいてい、1日のうちの早い時間帯のほうが注意深いので、午前中に一番大切だと思う仕事(または勉強)を済ませると良い。

 

  • 「谷」の時間帯は、だいたい起床後7時間から7時間半くらいなので、この時間帯に、短くてもいいので休憩をとるようにすると良い。

 

  • 小休止をはさむことで、集中力を取り戻せる。たとえば、1時間ごとに立ち上がって、室内を5分歩き回るだけでも効果がある。

 

【第2部】

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「スタート」は大切

 

  • 「いつ」始めるかで、大きく成果が変わるので、「スタートの時期」も大切。「年度変わり」「月初め」「月曜」などキリの良い日にちや時期を利用することにより「出だしのつまづき」が解消でき、仕切り直しをして再スタートがしやすくなる。

 

  • 人はたいてい「中盤」で手を抜きやすいので、中間地点でモチベーションを呼び覚ますために、「中間目標」を設定すると良い。

 

  • 期限付きの方が、効率が上がる。(これは、交渉などの際にも応用可能) 

 

  • 「良い知らせ」と、「悪い知らせ」のふたつを報告しなければならない場合、選択の余地があるならば、人は後に「良い知らせ」を聞く方を好む。(良い結果で終わらせたいと思う傾向が強い)

 

 「人は最後に起きたことを過大評価する」という、ダニエル・カーネマンの「ピーク・エンドの法則」に基づいた考察。

 

 

【第3部】

  • ノスタルジーを感じることにより、前向きな気分になったり不安やストレスにも対抗できるようになる。

 

  • 「未来」が現状や現在の自分と緊密に結びついていると感じるとき、人はより効率的に計画を立て、責任ある行動をとることができる。

 

■ 読んでみた感想

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 この本の帯に書かれていた、

「何をやる?」より「いつやる?」が重要だった!

という言葉が気になり、手に取りました。

 

各章ごとに、「どうやって実行すれば良いのか」具体的なやり方も書かれていて、参考になりました。

 

自身の「完璧なタイミングの見つけ方」まで書かれていますので、自分により合った方法を見つけられるところも良いなと思いました。

 

自身の「ピーク」「谷」「回復」の時間帯にあわせてタスクの順序などを調整し、現在よりほんの少しでも仕事や勉強の効率を上げていきたいと思いました。

 

午前中に、重要だと思う事柄から片づけていき、

午後には「ひらめき」が必要な事柄のためにリラックスして過ごすようにしていきたいですね。

 

何かをやり始めると、ついダラダラ続けてしまいがちな私ですが、集中力をリセットするために「適度な休憩(小休止)」をとらなければと思いました。

 

何か新しい事を始めたばかりの頃は、どれだけ前進したかによって動機づけられるし、最後の方になると「ゴール」までのわずかな隙間を埋めようと奮起できるので、「中盤」を乗り切る事が大切だということにも納得。

 

やるべきこと(内容)も大切ですが、スタートのタイミングもとても重要だったことに気付ける本でした。

 

 

 

気になった方は、こちらをチェックしてみてくださいね 👇  

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Amazon商品紹介ページより引用させていただきました

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)

幸福度が50歳で最低になる秘密、午前中が論理的で、疲れた午後に「ひらめき」が起こる理由。

すべては「タイミング」によって解き明かされる。時間生物学によるタイムハック

 

著者について

ダニエル・ピンク Daniel H. Pink

1964年生まれ。

米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。

 

上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。

フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。

著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

 

勝間 和代(翻訳)

1968年東京都生まれ。

経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授

慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。
アーサー・アンダーセンマッキンゼーJPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。

 

 

「天才たちの日課」メイソン・カリー著

天才たちにも、私のような凡人にとっても「1日24時間」という時間だけは同じです。

 

そこで、天才と言われている人々や、一流のミュージシャン、アーチストの日々の「ルーティン」や「休憩の取り方」などを、ほんのわずかでも参考にしたいと思い手に取ったのがこちらの「天才たちの日課」という本です。

 

 

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出版社:フィルムアート社

発売日: 2014年12月15日

単行本:342ページ

 

■ 本の内容

「When完璧なタイミングを科学する」で巻末におすすめ書籍としても紹介されていた本です。

 

世界中で天才と言われている著名な人々161人の「時間管理」や「習慣」について書かれています。

 

 

ひとりの偉人につき、2~3ページにまとめられています。

 

 詩人、画家、作家、映画監督、作曲家、哲学者、思想家、政治家、学者、心理学者、建築家など…

様々な分野の天才たちの日常の習慣が書かれています。

 

■ 読んでみた感想

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「はじめに」に書かれていた著者の言葉、

偉大な創造的産物が日々の小さな積み重ねの上にあることを示し、仕事の習慣が作品そのものに影響することを、またその逆もあることを示したかった。

 (P.12より引用)

という部分を読み、日頃の習慣の小さな積み重ねの大切さについて再び気づきを得られ、「やる気」に火がつきました。

 

ルーティンや習慣は人それぞれという印象ですが、天才と言われている人々も、さまざまな工夫をしながらコツコツ努力して日々の仕事や勉強をしていた事がわかるとても興味深い本です。

 

モーツァルトベートーヴェンは超朝型だった」など、そうだったの?!という話が他にも多数書かれていて興味深いです。

 

ご自身と生活パターンや習慣が似ている偉人をまずは選んで真似てみると、手っ取り早くて?いいかも、などと思いました… (笑)

 

ピカソの「気晴らしはしたが、遊び惚けるのを嫌った」というくだりは意外?な感じがしました。(失礼!)

やはり、天才と言われる人でも日々の努力は欠かせないものだったのですね。

 

それぞれ自身のスタイルを貫いていてとても興味深いです。

 

散歩を習慣にしていた人が多いのも印象的でした。 

適度に体を動かしながら、上手に気分転換するためのいい方法なのでしょうね。

 

自身の生活の中にも「散歩」の時間を、ぜひ取り入れてみようと思いました。 

個人的に参考にしたいなと思ったのは、ゲーテ、フェルドマン、チャイコフスキーです。

 

 

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お気に入りの散歩道を見つけるのも楽しいですね♪

 

その他、

 チャールズ・ダーウィンの息子さんの言葉

「父はいつもいやいやではなく、楽しんで仕事をしているという感じがした」

 (P.248より引用)

 

ゲーテの言葉、

「私のアドヴァイスは、なにごとも無理にやろうとしてはいけないということだ。気分がのらない日や時間は無為に過ごすか、寝るかしたほうがいい。そんなときに書いたところで、あとから読んで満足のいくようなものは生まれない」

(P.250より引用)

 

という示唆に富んだ言葉もたくさん書かれていて、楽しい本でした!

 

1人の偉人につき、2~3ページにまとめられていますので、思い立った時にひらいて、好きなページから読んでも楽しめる本です。

 

 

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Amazon商品紹介ページより引用させていただきました

 ■ 商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)

 

小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督…彼らはどうクリエイティブを保っていたか?161人の天才たちの「意外?」「納得!」な毎日の習慣。

 

 
■ 著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)

カリー・メイソン

ペンシルベニア州ホーンズデール生まれ。

ノースカロライナ大学アッシュビル校卒業。

卒業後、2005~2013年まで、ニューヨークの雑誌『Metropolis』、『Print』で編集者として勤務。
その後、フリーランスライターとして『Slate』『New York Times』その他の媒体に寄稿。

個人で運営していたブログ「Daily Routine」を元にした『Daily Rituals』(New York:Alfred Alfred A.Knopf,2013)が初単著となる。

現在は、ウェブサイト「Core77」のシニア・エディターとして勤務しながら執筆活動を行なっている


金原 瑞人

1954年、岡山市生まれ。
法政大学社会学部教授。
翻訳家。
英米の古典からヤングアダルト、ノンフィクションまで幅広い翻訳を手がける

 

石田 文子

1961年、大阪府生まれ。
大阪大学人間科学部卒業。
金原瑞人に師事して翻訳関係の仕事にたずさわる

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  

 

さいごに

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自身が「近頃、中だるみにおちいってきたかな?」というときに読んで参考になった本を2冊ご紹介いたしました。

 

これらの本にかぎらず、本の中に何かピンとくる内容がひとつでもあったら、まずは1週間くらい、真似をして試してみるのも悪くないのではないでしょうか?

(*'▽')

 

とりあえず私は、モチベーションが落ちてきたかな?と思ったときには、 

  • ピークの時間帯にあわせて重要な仕事から片づけていくこと
  • 「スタート」を仕切り直してみること
  • 中だるみしがちな「中盤」を乗り切るための工夫をする
  • 小休止を頻繁にしてみる

 というのをやってみようと思います!

 

天才たちの「ルーティン」も、ぜひ取り入れてみたいです。(*'▽')

 

 

それでは、みなさまも「ご自身のベスト・タイミング」や「ルーティン」「お気に入りの散歩道」などを見つけて、効率よくさまざまなことに挑戦し、ご自身の夢の実現にお役立てくださいね。

 

 

それでは、楽しい読書タイムを!

Buona lettura!

 

 

今回ご紹介した2冊 👇 

【1冊目】 

 

 

【2冊目】 

 

 

 

本に関するその他の記事 👇

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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イタリア人作曲家エンニオ・モリコーネの映画音楽の名曲

 

「ニューシネマ・パラダイス」、「The mission(ミッション)」などの映画音楽でお馴染みのイタリア人作曲家、エンニオ・モリコーネが亡くなって、今日(7月6日)でちょうど1年たちましたね。

 

本日は、素敵な映画音楽を数多く生み出した作曲家、モリコーネの代表作をご紹介いたします。

 

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(本ページはプロモーションが含まれています)

 

エンニオ・モリコーネ プロフィール

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Roma

 

エンニオ・モリコーネは、1928年11月10日、ローマで生まれました。

 

ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で作曲技法を学んだ後、初めの頃はテレビやラジオの音楽を担当していました。

 

1961年に、ルチアーノ・サルチェ監督の「ファシスト」(Il Federale)で、映画音楽家としてデビューしました。

 

 

 映画「ファシスト」より

 

 

同年「太陽の下の18歳」で注目を浴びました。

 

1960年代から70年代前半にかけて、

「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続夕陽のガンマン」などの「マカロニ・ウェスタン映画」のテーマを数多く作曲し、名声を得ました。

 

 

「荒野の用心棒」より

 

 

  「夕陽のガンマン」より

 

 

 

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1986年には、ローランド・ジョフィ監督の歴史映画「ミッション」の音楽を担当。

 

「ミッション」のガブリエルのオーボエの美しいメロディは、聞きいたことがある!という方も多いのではではないでしょうか? 👇

 

 

 

その後、イタリア国外でも評価が高まり、1987年に「アンタッチャブル」でグラミー賞を受賞。


1989年には「ニュー・シネマ・パラダイス」で、世界的に有名になりました。

 

 「ニューシネマ・パラダイス」より 愛のテーマ

 

 

日本でも、2003年にNHK大河ドラマ武蔵 MUSASHI」の音楽を担当。

 

 大河ドラマ「武蔵」より

 

日本の時代物のドラマにもフィットする、素敵な音楽ですね ♪

 

NHK(2003年)大河ドラマ「武蔵」より 


www.youtube.com

 

 

その他の受賞歴も多数。


2007年、第79回アカデミー賞にて、名誉賞

2016年、『ヘイトフル・エイト』の音楽で第88回アカデミー賞 作曲賞

2017年、イタリア共和国功労勲章

2019年、旭日小綬章

 

2020年7月6日、ローマの病院で死去。91歳でした。

  

(参考資料:Wikipedia

 

おすすめ作品

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映画「ニューシネマ・パラダイス」

第二次世界大戦直後のシチリア島が舞台。

村の唯一の娯楽、映画館「Cinema Paladiso」で、映画の魅力にとりつかれた少年トトと、映画技師アルフレードとの心のふれあいの物語。

 

ローマで映画監督になっていたトトは、ある日、少年時代に慕っていた映画技師アルフレードの訃報を聞き、シチリアの故郷の村に戻ってくるところから物語は始まります。

 

個人的には、何度観ても泣いてしまう感動的な映画です。

(ノД`)・゜・。

 

映画のストーリーも音楽もとても素敵です ♪

 

 

 

 

 

 

映画「The mission」(ミッション)

18世紀に南米の奥地へ、布教のために先住民族グアラニー族の村にやってきたガブリエル神父は、音楽によって彼らの信頼を得る。

グアラニー族への布教も、だんだん成果を上げていた矢先、村を征服しようとするポルトガル軍がおしよせてきてしまいます… (゚Д゚;)

 

 

「The mission」より「Gabriel’s oboe(ガブリエルのオーボエ)」


www.youtube.com

 

 

 

Apple Music」ミュージック・ビデオはこちらです 👇

geo.music.apple.com

 

 

映画「アンタッチャブル

 

禁酒法下のシカゴを舞台に展開する財務省特別捜査官エリオット・ネス率いるチーム“アンタッチャブル”と暗黒街の帝王アル・カポネの戦いを描く、往年の名作TVシリーズを映画化したパラマウント映画75周年記念作品。デ・パルマ監督の華麗な映像テクニックと共にケビン・コスナーの魅力がブレイク、「『ゴッドファーザー』以来のギャング映画の名作」と絶賛された大ヒット作。

 

1930年、禁酒法取締の為、財務省の捜査官・エリオットが、3人の仲間と共にアル・カポネ摘発に乗り出す。

 (Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

 

 

 

 

 

 

 

映画「海の上のピアニスト

主人公の1900(ナインティーハンドレッド)は、大西洋を横断する豪華客船で生まれましたが捨てられ、生涯一度も船を降りることなく育ちました。

ある天才ピアニストの半生を描いた物語。

  

海の上のピアニスト」より【愛を奏でて】

 1900が、お嬢さんに初恋♥

そのシーンの音楽も、とても素敵ですね~ ( ;∀;)


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

さいごに

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スペイン階段

Roma

 

 

エンニオ・モリコーネの作品は、ロマンチックで、優しさにあふれる楽曲が多くて素敵ですね。(*'▽')

 

いろいろな映画の中で、聞き覚えのあるメロディも多かったのではないでしょうか?

 

 映画を観ながら聞き、映画の後にも、音楽を聴いただけで映画のワンシーンがよみがえってきて、また楽しめますね ♪

 

モリコーネは、残念ながら亡くなってしまいましたが、彼の音楽はずっと人々の心の中に永遠に生き続けることでしょう。(*'▽')

 

 

Buon ascolto e buon divertimento!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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ツヴィーベルクーヘン【作り方】ホームベーカリーでお手軽に!ベートーヴェンも好きだった?!玉ねぎタルト

 

「偉人が愛したスイーツ」という本で見つけて作ってみた

「玉ねぎのタルト」が、衝撃の?!美味しさだったので、ご紹介いたします。

 

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ベートーヴェンの好物だった?!

ツヴィーベル・クーヘン(玉ねぎタルト)

 

 

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こちらの本のレシピを参考にして作りました

(残念ながら、現在こちらの本は絶版です)(ToT)

 

 

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ベートーヴェンとたまねぎタルト

みなさまもご存知の作曲家「ベートーヴェン」は、

1770年ドイツのボンという街で生まれました。

 

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ボンの市庁舎

 

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ベートーヴェン一家は、

祖父も父親も音楽家でしたが、宮廷歌手だった父親はアルコール依存症で、稼いだお金は酒代に消えてしまうことが多く、ベートーヴェンは少年時代から働いて一家を支えなければなりませんでした。

 

12歳の頃、船の中で、コック見習いとして働いたこともありました。

 

コックといっても「見習い」の身だった、ということは…

ジャガイモやタマネギの皮をむいたりしていたのでしょうか?!

( ;∀;)

 

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真相はともかく、ドイツでは、

ジャガイモやタマネギの「塩味タルト」は、とても人気のあるお料理なので、

きっとベートーヴェンも好んで食べていた事でしょう。

 

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この本ではありませんが、他のいくつかの伝記などに、

ベートーヴェンはコーヒーを入れるのにもとてもこだわりがあって、毎朝コーヒー豆を「きっちり60粒」挽いてコーヒーを入れていたという逸話もあります。

 

音楽だけでなく、食べ物にも「こだわりの強い人」だったのですね ♪

 

アイスクリーム好きとしても有名だったそうです!(*'▽')

 

 

前置きが長くなり、失礼いたしました。

それでは、さっそく、

「ツヴィーベルクーヘン(玉ねぎタルト)」の

【材料】と【作り方】をご紹介いたします。

 

 

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ポンポンのような可愛らしい

たまねぎの花


 

ツヴィーベルクーヘン(玉ねぎタルト)【材料】(直径26cm丸型皿 1個分)

生地の材料

  • 強力粉                      280g
  • 砂糖                          大さじ3杯
  •  塩                          小さじ1杯 
  •  溶き卵                         1/2個分
  • 牛乳                        150 ml
  • バター(省略可)                   20g

 

フィリングの材料

  • たまねぎ                            中3個
  • 薄切りベーコン                    3~4枚
  • オリーブオイル(またはサラダオイル).        適宜
  • 溶き卵                        1/2個分         
  • 生クリーム                           大さじ2杯      
  • 薄力粉                        大さじ2杯
  • 塩、コショウ                        少々

 

ツヴィーベルクーヘン【作り方】

生地の作り方

今回は、生地作りを簡単にするため、「ホームベーカリー」を使用して作りました。

 

(もちろん、手でこねて作って頂いてもOKです)

 

① ホームベーカリーのパンケースに「パン羽根」をセットします。

 

② パンケースに、バター、牛乳を入れます。

 

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② 溶き卵、小麦粉も入れます。

 

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パンケースをホームベーカリーにセットします。

こんな感じです。👇

 

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イースト容器」にイーストを入れてから、フタをします。

 

 (私は、何度かイーストを入れ忘れて、失敗してしまったことがあります!)(^^;)

 

 

③ フタをして、「コース」ボタンを押し、「ドライイースト」を選択します。

 

「メニュー」ボタンは「パン生地」を選択します。

 

「スタート」ボタンを押します。

 

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 ⑥ ピピっと鳴ったら「取り消し」ボタンを押しフタを開けて、パンケースを取り出します。

 

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気温が低い時には、パンケースをホームベーカリーに入れたままフタをして少し保温しておくと発酵が進みます。

 

(「発酵させすぎ」には、ご注意くださいね) 

 

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⑦ 台の上に打ち粉をして、麺棒で生地を平たく伸ばします。

 

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⑧ サラダオイルを少々塗っておいた丸型のオーブン用耐熱皿に、生地をのせます。

 

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 これで、生地の準備は完了です。

 

 

 フィリング(中身)作り方

① フライパンに、オリーブオイルまたは、サラダオイルを入れてベーコンを炒めます。

 

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② タマネギの薄切りを加えて、しんなりするまで炒めます。

 

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 ③ 塩、コショウします。

 

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 ④ 生クリームを加えて、手早く混ぜ合わせます。

 

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 ⑤ 溶き卵と、薄力粉も加え混ぜ合わせます。

 

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先ほど作って耐熱皿に敷いておいた生地の上に、フィリングをのせ、180℃のオーブンで20~30分焼いて出来上がりです!

 

 

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さいごに

炒めたタマネギの自然な甘さと、ベーコンの程よい塩味が絶妙なコンビネーション!

衝撃的な美味しさの塩味タルトでした。

(^O^)

 

イーストを使った生地は、

こねたあとに発酵させたり、2回もねかせたり…

というところが少々面倒だな、と常々思っていたのですが、

 

「ホームベーカリー」を使えば、生地作りは「材料を計って入れるだけ」でラクチンなのでおすすめです!

 

とろ~りとしたフィリングと、フワフワ生地の食感が後を引いて、ビールやワインにもピッタリです!

 

 

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ベートーヴェンに思いを馳せながら作って、味わってみるのも楽しいのではないでしょうか。(*'▽') 

 

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ボンの郵便局の前にある「ベートーヴェン」の像

 

 

よろしければ、お試しくださいませ。 

 

それでは、いただきま~す!

Buon appetito!

 

 

関連記事 👇

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

  

クラシックの音楽家と料理にまつわる楽しい本【おすすめ2冊】あなたのお気に入りは?

 

「美食家で有名だったクラシック音楽の作曲家は誰?」

と聞かれると、

セヴィリャの理髪師」や「ウイリアムテル」でお馴染みのイタリア人作曲家「ロッシーニ」を思い浮かべる方が多いと思いますが…

 

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Gioacchino Rossini (1792-868)

 

 ロッシーニセヴィリャの理髪師」序曲

  

 

 

先日、とある作品について調べものをしていたときに偶然見つけた、クラシック音楽の偉大な作曲家たちの食卓にまつわる楽しい本を【2冊】ご紹介いたします。

 

作曲家たちの好きだったお料理やお菓子を知ることができるだけでなく、彼らが旅した足跡や生涯などについても書かれていてとても興味深い本です。

 

音楽を聴くのも、おいしいものを食べるのも、どちらも大好きという方におすすめの本です!

よろしければ、参考になさってくださいませ。

 

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Mozart

 

 

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【1冊目】「音楽家の食卓」野田 浩資 著

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出版社:誠文堂新光社
発売日:‏ 2020/1/10
単行本:255ページ

 

この本は、以前下記の記事👇の中でも詳しくご紹介しましたので、

ここではサクっとご紹介いたします。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

■ 本の内容

下記の11人のクラシック音楽の作曲家の略歴や、彼らが好んだお料理について書かれた本です。

 

それぞれの作曲家にちなんだお料理のレシピが付いています。

 

■ 読んでみた感想

個人的には、「クラシック音楽」も「おいしいものを食べること」も大好きですので、とても興味深く読めました。

 

作曲家に思いを馳せながら、好きな作曲家の好物だったお料理をあれこれ作ってみるのも楽しいですね。

 

巻末に、音楽家ゆかりの街にある「レストランやカフェのガイド」もついていますので、旅行で訪れたときに立ち寄ってみるのも楽しいですね!

 

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バイロイト祝祭劇場

 

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ベートーヴェンの住んでいた家

 

 

Amazon商品紹介ページより引用させていただきました

著者について


■野田 浩資(ノダ ヒロシ)
1947年東京都品川生まれ。

73年、六本木のチェコスロバキア料理の『キャッスルプラハ』に勤務。
その後ドイツへ渡り、シュタイゲンベルガー・ホテル『フランクフルターホフ』『シュタイゲンベルガー・パークホテル』にて修業。
その後、ベルギー、モナコ、スイスと各国を渡り修業。

帰国後、レストランを開業した後、赤坂のOAGハウス・ドイツ文化会館に『OAGクラブレストラン・クライゼル』出店を経て、『ツム・アインホルン』を開店。


日本でもっともドイツの味を感じさせてくれるドイツ料理シェフとして知られている。


著書に『野田シェフのドイツ料理』『新・ドイツの森の料理人』『ビールの国の贈り物』『ワイン街道 美食の旅』『ドイツ修道院のハーブ料理』。趣味は、クラシック音楽鑑賞

 

 

商品の説明

ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。

子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。

楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。

 

 

 気になった方は、こちらをチェックしてみてくださいね 👇 

 

 

 

【2冊目】「宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓」 遠藤 雅司 著

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出版社:春秋社
発売日:2019/11/29
単行本(ソフトカバー):224ページ

 

■ 本の内容

イタリア出身の作曲家であり指揮者、教育者だったサリエーリは、北イタリアヴェローナの近くの街レニャーゴで生まれ。

のちにウイーンで勉強し、ハプスブルク家の宮廷楽長となりました。

 

この本には、サリエーリの生涯、作品とその時代の背景や歴史がわかりやすく書かれています。

 

サリエーリのオペラの中に出てくるお菓子やお料理のレシピも多数掲載されているところもユニークですね。

 

サリエーリの弟子だった、ベートーヴェンや、シューベルトとのエピソードも書かれていてとても興味深いです。

 

ベートーヴェンが、サリエーリにヴァイオリンとピアノのためのソナタを3曲も献呈しているお話も出てきます。

 

 

ちなみにサリエーリは、素敵な作品をたくさん作曲していました。👇

 

本の中にも出てくる、皇帝ヨーゼフ2世からの依頼により書かれた、

市場を通る買い物客たちに、店の売り子たちが陽気に声をかけている場面から始まるオペラです。

市場には、商人たちの屋台が多数出ていて、帽子や織物、金属細工、お菓子、果物、そしてカツラまで?!多種多様な物が売られてたようです。

 


www.youtube.com

 

 

1799年頃に書かれた作品、原作は、シェイクスピアの「ファルスタッフ」です。

この題材で、のちにヴェルディもオペラを作曲していますね。

 


www.youtube.com

 

 

 

ちょうどこのオペラが初演されていたころ、ベートーヴェンは、3曲のヴァイオリンとピアノのためのソナタ(作品12)👇を師匠のサリエーリに献呈しています。

 

 

 

 

 

 

 

ベートーヴェンは、続いてサリエーリの「ファルスタッフ」の主題をモチーフにした変奏曲も作曲しています。 👇

 


www.youtube.com

 

 

下記の声楽曲は、サリエーリが散歩の途中に?!さまざまな二重唱、三重唱を書いていたと言われている「音の戯れ」の中の1曲です。(*'▽')

 

  • カノン「声楽のための冗談音楽集」


www.youtube.com

 

 

 

シューベルトとのエピソードも書かれていて興味深いです。

 

1808年当時11歳だったシューベルトは、宮廷礼拝堂聖歌隊員の試験を受けました。

その時、サリエーリが試験官のひとりでした。

 

10人の聖歌隊の団員を指導していたサリエーリは、シューベルトの才能にいち早く気づき、とても可愛がっていたようです。

 

毎週特別に自宅でレッスンをした後、少年シューベルトにレモネードの屋台のアイスクリームをごちそうしたりしていたそうです。

なんとも微笑ましい師弟関係だったことが伺えるエピソードですね!

 

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当時のレモネードの屋台も、

こんな風に売りに来たのかしらん?(*'▽')

(イメージ)

 

宮廷聖歌隊時代の頃、シューベルトは師匠サリエーリにこんな可愛らしい素敵な作品を書いています。

 

手稿楽譜の末尾に書かれたメモ 👇

フォルテピアノのための10の変奏曲

フランソワ・シューベルト

ウイーン王室第一宮廷楽長サリエーリ氏の生徒

1815年2月15日

(「宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓」P181より、引用させて頂きました)

 

 


www.youtube.com

 

といった感じの、たくさんの知られざるエピソードが書かれている素敵な本でした。

 

 

目次は、以下の通りです。


【目次】

はじめに

レシピ集

 

第1章〜1760年〜レニャーゴの食卓
あるいはサリエーリ事件簿その1「クローゼットの中の砂糖」

 

第2章〜1768年〜《危ない夜》の食卓
あるいはサリエーリ事件簿その2「黒い犬に気をつけろ」

 

第3章〜1772年〜《ヴェネツィアの市》とお菓子
あるいはモーツァルトからサリエーリへの返答

コラム ヴェネツィアアマデウスモーツァルトの食卓1〜

 

第4章〜1784年〜《ダナオスの娘たち》の祝宴
あるいはマリー・アントワネットとサリエーリの練習三昧

コラム「パンがなければ…」 〜マリー・アントワネットとパン〜

 

第5章〜1788年〜激務のあとの癒やしのスープ
あるいは家族との幸せな思い出とリウマチ回復祈願

コラム 酒と煙草とコーヒーと 〜ロレンツォ・ダ・ポンテの食卓〜

 

第6章〜1790年〜《コジ・ファン・トゥッテ》のドリンク
あるいはヨーゼフ2世、サリエーリ、モーツァルト及びダ・ポンテの四角関係

コラム ホットチョコレートの思い出 〜モーツァルトの食卓2〜

 

第7章〜1799 年〜《ファルスタッフ》の食卓
あるいはベートーヴェンからサリエーリへの返答

コラム 音楽の名人、台所を支配する? 〜料理人ベートーヴェンのフルコース〜

 

第8章〜1810年カフェ・ラテとヨーロッパ情勢
あるいはサリエーリ事件簿その3「ウィーンからコーヒーが消えた日」

 

第9章〜1812年〜アイスクリーム食べある記
あるいは教え子シューベルトとの楽しきレッスン

 

第10章〜1816年〜サリエーリウィーン生活50年祝い
会議の終わりにお菓子を添えて

 

ボーナストラック 〜1984年〜虚構の食卓
あるいは並行世界の宮廷生活「アマデウス」の色彩

 

おわりに

Recipeレシピ集
パン・トラヴェルソ(茶色い全粒粉パン)
パナダ(ヴェネツィア風パンのスープ)
カパウン(ローストチキン)
パステーテ(スズキのパイ包み焼き)
パスティッチョ(甘いマカロニパイ)
ザエーティ(コーンミールビスケット)
ブッソライ(ヴェネツィア風伝統ビスケット)
イチゴのシャーベット
古代エジプトの宴
フランス風ズッペ(健康ズッペ)
イタリア風ライスズッペ(チーズリゾット)
オーストリア風団子ズッペ(グリースノッケルンズッペ)
チョッコラッテ(ホットチョコレートドリンク)
ヒポクラテスの袖(スパイス入りワイン)
鹿肉のパイ
カフェ・コル・ラテ(ミルク入りコーヒー)
レモンアイスクリーム
ザッハじゃないトルテ
シュプリッツクラプフェン(絞り出しドーナツ)
カペッツォーリ・ディ・ヴェーネレ (ヴィーナスの乳首)

Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

 

美味しそうなレシピが目白押しですね!(*'▽')

 

 

■ 読んでみた感想

サリエーリの意外な?一面やエピソード満載で、とても興味深い本です。

読み物としてもとても興味深くてわかりやすく書かれていて、お気に入りの1冊となりました。

 

こちらの本も、1冊目にご紹介した本と同様「レシピ付き」ですので、当時に想いを馳せながら、様々なお料理を作ってみたくなりますね。

 

私も実際に、「ザエーティ」と呼ばれて現在も親しまれている、北イタリア・ヴェネト州コーンミール入りクッキー作りに挑戦してみました!

 

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ちょっと焦げてしまいましたが、とても美味しかったです♪

 

 

 

Amazon商品紹介ページより引用させていただきました)

■ 著者について

遠藤雅司

歴史料理研究家。世界各国の歴史料理を再現するプロジェクト「音食紀行」主宰。著書に『歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる』(柏書房)、『英雄たちの食卓』(宝島社)。

 

■ 商品紹介

NHK Eテレ 2020年11月27日放送回、著者出演で話題!

オペラは、美味しい!

パン・スープ・焼き菓子・チョコレート・コーヒー・アイスクリーム……
知られざる食の歴史を読み解く歴史を味わうレシピ20品収録

 

モーツァルトベートーヴェンの時代、ウィーンの宮廷楽長に君臨したアントニオ・サリエーリ(1750-1825)。

ヴェネツィア共和国のレニャーゴで生まれ、オペラ作曲家としてウィーンとパリで活躍。フランス革命~ナポレオン戦争という激動の時代を経験しつつも、シューベルトなど多くの後進を育てました。のちに「モーツァルトを毒殺した男」の烙印を押されてしまいますが、実際は心優しく、家族思いの人物で、甘いものに目がないという知られざる一面も。

そんなサリエーリを案内人に、当時の食文化、さらには彼の生涯を彩ったオペラの世界から、舞台となった古代~中世の食を読み解きます。
総合芸術オペラの世界に花開いた音と食のコラボレーションを目と舌で楽しむ異色の人物伝+文化誌。

18~19世紀のヴェネツィア、パリ、ウィーンの料理やお菓子やドリンクを現代日本の食卓で再現!

サリエーリのオペラにまつわる古代エジプトの料理やシェイクスピアの16世紀イングランド料理にマリー・アントワネットも食べた(?)デザート、そして映画『アマデウス』のあのスイーツも!

 

 

 気になった方は、こちらをチェックしてみてくださいね 👇

 

 

 

 さいごに 

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かつてサリエーリに師事していたこともある

ベートーヴェン

音楽を「聴いて」楽しむのはもちろん「味覚」も楽しめる、まさに「五感で音楽を楽しむ本」をご紹介いたしましたが、いかかでしたか?

 

偉大なクラシックの作曲家たちの「生涯」や「旅の足跡」「好きだったお料理」など様々なことを知ると、今までよりも作曲家たちが身近な存在?に感じられるようになりますよね?

 

彼らが生きた時代の歴史がわかると、作品を聴いたり演奏したりするときにも、さらに理解が深まります ♪

 

音楽の専門書など何冊か読みながら、合間にちょっと息抜き?のつもりで読んでみるのも楽しいのではないでしょうか。

 

この本を読んでいると、たくさん美味しそうなお料理やお菓子が次々と出て来て、レモンのアイスクリームも食べたくなってしまいました!(^^;)

 

シューベルトがサリエーリ先生から、ご馳走になった当時のレモネード屋さんと同じではありませんが…

【レモンのジェラート(シャーベット)の作り方】

 

こちらからご覧になれます👇 よろしければ参考になさってくださいませ。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

 

 

それでは、楽しい読書タイム、そして素敵な音楽を!

Buona lettura e buon ascolto!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

今回ご紹介した本は、こちらからもご覧になれます 👇

 

【1冊目】野田 浩資 著「音楽家の食卓」

 

 

 

 

【2冊目】遠藤 雅司 著「宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓」 

 

 

  

 

【音楽関連記事】 👇

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ムール貝の美味しい食べ方【イタリア友人直伝レシピ】オーブン焼き&パスタ・ソース

 

あっという間に、6月もあとわずか。

梅雨が明けると、また暑~い夏がやって来ますね!(^▽^;)

 

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南イタリア Gallipoli の美しい海 

(2014年撮影)

 

本日は、夏の海辺に思いを馳せながら、夏のイタリアの食卓に頻繁に上る、シンプルで美味しい「ムール貝」を使ったレシピをご紹介いたします。

 

 ムール貝は、「パエリア」などにもよく使われる食材ですので、日本でもすっかりお馴染みですね?

 

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日本でもお馴染みの

スペイン料理「パエリア」にもよく使われるムール貝


 

とくに南イタリアの海辺の地域では、ムール貝を使ったいろいろなレシピがあります。

 

数年前の夏に、プーリア州の友人宅で一緒に作って頂いた、とっておきのレシピをご紹介いたします。

 

 よろしければ参考になさってくださいませ。

 

 

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レシピ(1)ムール貝のオーブン焼き

 

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夏に旬をむかえる「ムール貝」 のオーブン焼き

 

 

まず、ムール貝を流水でよく洗います。

 

次に、殻の間にナイフを差し込んで、殻を開けます。

(手をケガしないようにご注意くださいね)

 

 

殻を開けたムール貝をオーブン用の鉄板に並べます。

 

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小さめのボウルにパン粉、パセリのみじん切り、乾燥オレガノ少々を入れ混ぜ合わせます。

 

先ほど、ハーブ類を混ぜ合わせておいたパン粉をムール貝の上にかけ、レモン汁少々をふりかけます。

 

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オリーブオイルを、ムール貝の上にまんべんなく、たっぷりとかけます。

 

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200℃に温めておいたオーブン に入れて焼きます。

 

ムール貝の量が少ない場合は、オーブン用の耐熱皿にムール貝を並べて、パン粉、オイルをかけて、オーブントースターで焼いでもOKです。

 

(表面が焦げ付きそうな場合は、途中でアルミ箔をかぶせてくださいませ)

 

パン粉の表面がきつね色になって、しっかり中まで火が通ったら出来上がりです。

 

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パン粉の香ばしさと、プリプリのムール貝、そして磯の香りがたまりません!

白ワインや、ビールにぴったりです。

 

 

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夏のヴァカンス・シーズンになると、

海辺の友人宅などで、パーティーがしばしば開かれ

美味しいお料理を持ち寄って、盛り上ります。

 

  

レシピ(2)ムール貝入りトマトソース

 

① 深鍋に、オリーブオイル、にんにく、よく洗ったムール貝を入れ、火にかけます。

 

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② 殻が開いたら火を止めます。

 

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③ 少し冷まして、殻から身を外します。

 

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④ 別の深鍋に、オリーブオイル、にんにくを入れ火にかけます。

にんにくの香りが出たら、一旦火を止めて、にんにくを取り出します。

 

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⑤ ④の鍋に、トマトを刻んだもの(またはトマトに水煮缶)を加えて煮込みます。

 

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⑥ 先ほど殻から外しておいたムール貝を加えて軽く煮込みます。

 

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⑦ 火を止めて出来上がりです。

 

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⑧ 深鍋にお湯を沸かして、スパゲッティなどお好みのパスタを茹でて、ソースを絡めれば、ムール貝のトマトソースのパスタの出来上がりです。

 

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上記のレシピは家庭用のレシピですので、食べやすいように殻から身を外してソースを作るレシピですが、殻付きでトマトソースと煮込めば、見た目も豪華なパスタに仕上がりますよ。(^O^)

 

よろしければお試しくださいね!

 

 

ムール貝を使ったパスタ・ソースのバリエーション

 

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トマトソースを使わず、プチ・トマトを軽く炒めて

ムール貝と一緒にパスタと絡めるだけでも美味しく頂けます♪

 

 

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手長エビやアサリなども一緒に加えて、

レストランの豪華なペスカトーレ(漁師風パスタ)のように仕上げてもいいですね!



 

 

 

  ムール貝はどこで購入できる?

  

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近くのお店で手に入りにくい場合には、ネットショップのお取り寄せを利用すると、新鮮な素材が簡単に入手可能で便利です。

 

 

人気のショップのリンクを貼っておきます。

よろしければ参考になさってくださいね ☟

(本ページはプロモーションが含まれています)

 

hb.afl.rakuten.co.jp

 

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最後に

 

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長靴のようなイタリア半島のかかとにあるプーリア州

夏の夕暮れ時の海も美しい

(2014年撮影)

 

 

 夏が旬のムール貝を使った、シンプルなイタリア料理を2品ご紹介いたしました。

 

キーンと冷えた白ワインやビールのお供にぴったりの夏の味をおたのしみくださいませ。

 

 

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貝の種類は違いますが、アサリやハマグリを調理するときのような要領で(ムール貝の場合、砂抜きも不要です!)簡単に美味しく出来ますので、魚介類好きの方は、ぜひおためしくださいね。(*'▽')

 

 

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シンプルに「ワイン蒸し」にしても

簡単に美味しくいただけます♡

 

 

それでは、いただきま~す!

Buon appetito !

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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