イタリアのすすめ

イタリアについてのあれこれを書き綴ったブログです。時々本業のクラシック音楽についても語ります。どうぞよろしくお願いいたします。

チョコにまつわる悲しき?エピソード&バレンタインデーに贈りたい【おすすめチョコレート】

今週のお題「チョコレート」

 

「チョコレート」といえば…

以前弾いていたオーケストラの、楽員の仲間うちで今でも、語り草となっている、悲しくも大笑いしてしまうエピソードを思い出しましたので、ご紹介したいと思います。

 

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チョコレートにまつわる悲しき?!エピソード

 以前、トリノという街へ、オーケストラの演奏旅行で行った際、たまたまイタリアの「NOVI」というチョコレートメーカーが演奏会のスポンサーだったことがありました。

 

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普段は、演奏会のスポンサーについては、ほとんど気にかけない楽員全員が、その時ばかりは「チョコレートの会社」なのだし、ひょっとするとお土産にチョコレートが振舞われるかも?!という淡~い期待?に胸を弾ませておりました。

 

すると、演奏会の後で、主催者の方から楽員全員に「おみやげ」!?の大きな包みが、ひとり1個ずつ配られたのです!!

(チョコレートにしては、かなり大きめの包みでした!ワクワク ♡)

 

「やっぱり!おみやげに、チョコレートをプレゼントしてくれた!!さすが、大きなチョコレート会社だけのことはあるね~!太っ腹!!」などと口々に言い合いながら、みんな笑顔でそれぞれ家路に向かい、自宅に戻って包みを開けてみると…

 

なんと!!!!

 

淡~い期待?は見事に打ち砕かれ?!チョコレートではなく、

1903年から始まった会社(企業)の歴史」という名の、

ハードカバーの豪華本!?が包みの中からか出てきたのです!

 (゚Д゚;) ええっ!?そんな~(泣)

 

こちらの写真が、その時頂いた「ハードカバーの豪華本」です!

今でも自宅の本棚に、どっかりと鎮座しております。(~_~;)

 

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 中身は会社の歴史!?

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パッケージの変遷???(デザイン的には結構ステキだと思いますが…)

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おいしそうですね! (; ・`д・´) プンプン!!

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花より団子?の私には、会社の成り立ちよりも板チョコの方が魅力的だったのですが…

(^▽^;)

 

注:

念のためおことわりしておきますと…

この個人的「おみやげエピソード」?!が原因で、NOVIのチョコレートが以下に挙げるおすすめランキングに入っていない訳ではありません! (;^ω^)

 

日本国内で購入できるものの中から厳選したためです。(笑)

 

 

独断で選んだ?!ヨーロッパの老舗メーカー「おすすめチョコレートランキング」

 

明日はいよいよ、バレンタインデーですね!

 

意中の♥あこがれの人にどんなチョコレートを贈るか、もうお決まりですか?

 

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あちらこちらで、様々なタイプの美味しそうなチョコレートが売られているのを目にするたびに、どんなチョコレートを贈ろうか、選択肢が多すぎて迷ってしまいますが…

 

可愛らしいラッピングなどの外見も大切ですが、せっかくの大切な人へのプレゼントですので「おいしさで不動の人気を誇るチョコレート」を選んで贈りたいですよね!

 

そこで、これまで自身が食べたことがあるもので、特に美味しいと感じたチョコレートの中から、人気の老舗メーカーを厳選し「おすすめランキング」にしてご紹介いたします。

 

(わたくし、こう見えても?チョコレートの味には、ちょっとうるさいんですよ!)

( *´艸`)

 

どんなチョコレートを贈ろうかなぁ、と迷った時の参考にしていただければ嬉しいです!

 

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ご紹介するのは、

  • スイスの老舗ブランド「リンツ」の「リンドール」
  • イタリアでも大人気、「カファレル」の「ジャンドゥイオット」
  • 言わずと知れたベルギーの老舗「ゴディバ
  • ヌテッラでお馴染みのブランド「フェレッロ」
  • ウィーン王室御用達ブランド「デメル

 

堂々の【第1位】リンツ

言わずと知れた、スイスの老舗メーカー「リンツ」の「リンドール

 

少々お値段が張るのが玉にキズなのですが、この美味しさを知ってしまうと、ついつい手が出てしまう~ 

…って、今回は自分用に選んでいる場合ではなかったですね!失礼いたしました!(^▽^;)

 

美味しさで選ぶならこのブランド一択!と個人的、独断的に断言いたします。

 

「おおっ、ずいぶん大きく出たな… 」というツッコミが聞こえてきそうですが、本当におすすめです!

 

 

 

 続いて、【第2位】カファレル

 トリノの老舗チョコレートメーカー「カファレル」の「ジャンドゥイッオット

 

こちらのチョコレートには、トリノの位置するピエモンテ州の特産品Nocciola(ヘーゼルナッツ)が使われていて、イタリアでは知らない人のいない、大人気のチョコレートです。 

 

1806年にナポレオンの大陸封鎖令によりイタリアでは、チョコレートの原料のカカオが不足。

それを補うため特産品のヘーゼルナッツを粉にしてチョコレートに混ぜて作られたのが始まりでした。

 

このチョコレートのこの独特な形は、カーニバルのパレードのキャラクター「ジャンドゥイオット」がかぶっていた三角の帽子をかたどったものだと言われています。

 

 

  

 

【第3位】 ゴディバ

こちらも言わずと知れた、日本でも大人気のベルギーのチョコレート「ゴディバ

 

 こちらも、お値段はちょっぴりお高いのですが、その素晴らしい美味しさは、みなさまもご存知なのではないでしょうか?

 

 

 

【第4位】ロシェ

 こちらは、「ヌテッラ」で有名な、イタリアのブランド「フェレッロ・ロシェ

 

まんまるのチョコレートの中には、サクサクのウエハースとヘーゼルナッツが入っていて、カリッと香ばしくて美味しいです!

 

 

  

 

 日本では、ピーナツやアーモンドとチョコレートの組み合わせがい多いですが、イタリアでは、 ヘーゼルナッツとチョコレートの組み合わせはとてもポピュラーです。

 

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【第5位】デメル

オーストリアのウィーン王宮御用達、チョコレートケーキ「ザッハトルテ」でも有名な「デメル」 

 

 猫ちゃんの舌をイメージした形のチョコレート。

なめらかな口溶けのチョコレートです。パッケージのデザインも可愛らしいですね。 

 

  

 

デメルの「ザッハトルテ」はこちらからご覧になれます。

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

 以上、国内で購入できる、ヨーロッパの人気老舗ブランドのチョコレートのおすすめランキングでした。

 

 さて、お気に入りは見つかりましたか?

 

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それでは、大切な人の笑顔 ♡ を想像しながら、ピッタリのチョコレートを見つけてプレゼントしてくださいね!!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 

 
 
 

 
チョコレートが苦手な方へのプレゼントには、こちらも、おすすめです!
 
 
 
 
 
 

 

ブログ内のカテゴリー 「おいしいもの」まとめ記事リンク集 ①お菓子編

 

いきなり私事で申し訳ありませんが、ブログを始めてから早いもので3ヶ月が過ぎました。いつも拙い記事を読んでくださり、ありがとうございます!

 

そしてさらに、嬉しいコメントまで書いてくださったり、そういったことの一つ一つが励みになり、何とか続けてこられたのだと、読んで下さる皆様には本当に感謝しております。

 

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書きためた記事が増えてくるにしたがい、とくに記事がごちゃごちゃになってしまった「おいしいもの」のカテゴリーを少しでも見やすくしなければと思い、整理してみることにいたしました。

 

ブログのページのヘッダーのカテゴリー内に、子カテゴリーを作ろうと、無謀にもコードをいじってみたりしたのですが、コードの知識が無さすぎて、うまくいきませんでした。(^^ゞ

 

そこで、苦肉の策?で「目次」のような「過去の記事のリンク集ページ」を作ってみましたので、レシピをお探しの際などに、活用していただければ嬉しいです。

 

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もっともっと工夫をしたり、コードの勉強をして、より読みやすいブログに改良していく所存でおります。

 

まだまだ、ご不自由をお掛けしてしまうことがたくさんあると思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

 

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カテゴリー「おいしいもの」の中からお菓子編の記事を、タイプ別に整理しました。

 

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※お願い

このブログ記事内のレシピ、その他の情報を、許可なく無断で、ご自身のブログ記事等に公開することは、固くお断りいたします。

 

 お問い合わせページからご連絡いただくか、引用される場合、参照元を明記の上ご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

イタリア伝統お菓子

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

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チョコレートのお菓子

 

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カスタードクリームを使ったお菓子

 

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フルーツを使ったお菓子

 

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スポンジケーキなど

 

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クッキー

 

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和菓子その他

 

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(今後もレシピを更新予定です)

 

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「パスタ編」「肉料理編」「パン、ピザ編」などのまとめページも作成しましたので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

パスタ、プリモピアット編>>

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

肉料理、魚料理、野菜料理、フライ その他>>

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

その他、時短レシピ 関連記事>>

 

miketta-violinista.hatenablog.com

 

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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レモンの香りのイタリア版コロッケ(クロッケッテ・ディ・パターテ)【作り方】

 

 本日は、レモン風味のイタリア風コロッケ(クロッケッテ・ディ・パターテ・アル・リモーネ)の作り方をご紹介いたします。

 

子供の頃、コロッケが大好きで、特にお肉屋さんで売っているサクサクの揚げたてのものを買ってきて食べるのが好きだったのですが、今私の住んでいるところの周辺では、そういうお店をあまり見かけなくなってしまったのがとても残念です。

 

ところで、日本のコロッケとはちょっと違いますが、イタリアにもジャガイモを、まん丸い形にして揚げた「クロッケッテ」というものがあるのをご存知ですか?

 

イタリアでも揚げ物は大人気、「カロリー」をちょっと気にしつつも、美味しいものには目がない人が多いので「クロッケッテ」も、ちょくちょく食卓にのぼるメニューのひとつです。

 

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日本のコロッケとの違いは?

イタリア版コロッケの「 クロッケッテ」も、日本のコロッケのようにジャガイモを使って作るのですが、茹でたジャガイモをつぶして、粉チーズやレモンの皮のすりおろしを入れます。

パン粉も日本の物より細かく砕いたものを使います。

 

日本の「コロッケ」は粗目のパン粉を使って「ザクっとした食感」でとても美味しいですし、クロッケッタのほうは、パン粉が細かいため、「脂っこさの少ない軽めの食感」に仕上がりますので、同じような材料を使っていても、まったく違うメニューのようです!

 (*^▽^*) よろしければ、ぜひ1度お試しくださいませ。

 

 

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クロッケッテ(イタリア版コロッケ)【材料】

  • ジャガイモ              1kg
  • 卵                  3個
  • パルミジャーノチーズチーズ      大さじ2~3杯
  • レモンの皮のすりおろし        1個分
  • パン粉                適宜 
  • 塩、コショウ             少々
  • サラダオイル(揚げ油)        適宜

 

 【作り方】

①ジャガイモの皮をむいて一口大に切り、レンジ用の耐熱皿に入れてフタをして、600wのレンジに15分くらいかけます。

 

 (熱の入り方にムラができてしまう場合には、途中で1度混ぜてください)

 

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 ②ジャガイモが柔らかくなったら、レンジから取り出して、フォークなどでつぶします。

 

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 ③パルミジャーノチーズチーズのすりおろしを加えます。

 

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 ④レモンの皮のすりおろしも加えます。

 

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 ⑤塩、コショウも加えます。

 

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⑥ボウルに卵2個を割り入れて溶き、加えてよく混ぜ合わせます。

 

(卵はクロッケッテ用に2個、衣用に1個使います)

 

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⑦パン粉をフードプロセッサーなどで、細かくしておきます。

 

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⑧溶き卵(卵1個分)を、お皿に用意しておきます。 

 

⑨先ほど混ぜておいたジャガイモを、小さなボール状に丸めます。

 

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 ⑩ボール状に丸めたジャガイモに溶き卵をつけます。

(イタリアでは揚げ物の衣をつける際、小麦粉をつけず直接溶き卵をつけます) 

 

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 ⑪パン粉をつけます。

 

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 ⑫パン粉をつけたら、フライパンに底から1cmくらいサラダオイル入れて、ころがしながら揚げ焼きします。

 

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⑬表面がきれいなきつね色になったら、キッチンペーパーを敷いたお皿に取ります。

 

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⑭お皿に盛り付けて、アツアツのうちにいただきま~す!

 

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少ない油で揚げ焼きに出来ますので、作った後に、油もほとんど残らず片付けもラクで、お手軽にフライが楽しめます!

 

キ~ンと冷えたビールやワインのお供にピッタリです。

ただし、食べ過ぎには、くれぐれもご注意くださいませ!(^▽^;)

 

それでは、いただきま~す!

Buon appetito!

 

 

「フライ料理」の関連記事です。

よろしければ、参考になさってください。

miketta-violinista.hatenablog.com

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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ナポリの伝統菓子ババ(サバラン)【作り方】とナポリのおすすめ老舗カフェ

 

皆様、「Baba’(ババ)」という風変わりな名前の、ナポリの伝統菓子をご存知ですか?

 

イーストを使って作られたブリオッシュのようなケーキに、ラム酒風味のシロップをしみ込ませた焼き菓子です。

 

フランスでは「サバラン」と呼ばれて親しまれていて、日本では、こちらの呼び名のほうがお馴染みの方も多いのではないでしょうか。

 

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ナポリの伝統菓子「ババ」とは、どんなお菓子?

 18世紀の初めにポーランドの王だった、スタニスラオ・レクツィンスキという人物が、王の座を追われポーランドから追放された後、ロレーヌ地方のナンシーの宮廷で王の料理番が甘いもの好きの王のために考案したのが始まりとされています。

 

歯痛に苦しんでいたスタニスラオが、クグロフを食べるために、甘口のワインをかけて柔らかくして食べていたものが、「ババ」というお菓子の原型だと言われています。

 

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ロレーヌ公国の首都ナンシー(現在のフランス、ロレーヌ地方)

 

なぜフランスのお菓子がイタリアの伝統菓子になったのでしょうか? 

歯痛にもかかわらず、ケーキが食べたい一心で?偶然にも「ババ」の生みの親となった、スタニスラオ。

その娘マリーが、フランス王ルイ15世のもとに嫁ぎ、フランス王宮にも「ババ」が広まりました。

 

そして、ルイ16世ルイ15世の孫)が、マリーアントワネットと結婚し、その姉マリア・カロリーナがフェルディナンド4世のもとに嫁いで、ナポリにも「ババ」が伝わったと言われています。

 

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ヴェルサイユ宮殿

 

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マリーアントワネット

 

フランスでは、ロレーヌ地方出身のお菓子職人によって、パリで「ババ」が紹介され、一般の市民にも売り出されるようになりました。

 

当時、フランスの支配下だったナポリの貴族の料理人や菓子職人がパリを訪れて、このレシピをイタリアに持ち帰り、ナポリでも作られるようになったという説もあります。

 

最初は、あらかじめ焼いておいたケーキに、刷毛でシロップをぬっていましたが、のちにシロップに浸して作られるようになりました。

 

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Golfo di Napoli

 

名前の由来は?

「クグロフ」というお菓子にラム酒をかけ、フランベ(調理中にラム酒やブランデーを振りかけて火をつけ、アルコール分をとばす)をして、その火をつけられたお菓子の美しさから、アラビアンナイト千夜一夜物語)の登場人物アリババを思い起こしたスタニスラオ(前出の、歯痛に悩まされていた人物)が、このお菓子を「ババ」と名付けたと言われています。

 

アリババから名付けられたと言われています。(諸説あり)

残念ながら?!日本語の「婆」ではありません!(笑)

 

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洋酒のアルコール分をとばすために、フランベをしているところ

 

 

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ババ(サバラン)【材料】(クグロフ型、2個分)

生地の【材料】

  • 強力粉       300g
  • ドライイースト   8g
  • ぬるま湯      適宜
  • 塩         少々
  • 卵         5個
  • 溶かしバター    80 g
  • 砂糖        大さじ1杯

 

シロップの【材料】

  • 砂糖          300g
  • 水           500ml
  • ラム酒         200ml
  • レモンの皮すりおろし  レモン1個分

 

【作り方】

①ぬるま湯とドライイーストを準備しておきます。 

 

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 ②ぬるま湯に、ドライイーストをよく溶かします。

 

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③ボウルに、分量の強力粉の1/3(100g)を入れ、塩を加えます。

 

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④先ほど溶かしておいた、ドライイーストを加えます。

 

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⑤手で混ぜ合わせ、こねます。

 

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 ⑥丸くひとまとめにしておきます。

 

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⑦ラップか布をかけて、温かい場所に1時間ほど 置いておきます。

 

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⑧1時間後、生地が膨らんできたら、砂糖、卵、溶かしバターを加えます。

 

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⑨強力粉も加え、手でよくこねます。 

 

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 ⑩型にバターをぬっておきます。

(今回は、クグロフ型で作ってみました)

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 ⑪生地を型に入れ、再び1時間ほど置いて発酵させます。

(生地が乾かないようにラップをかけておきます)

 

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 ⑫生地を発酵させている間に、シロップを作ります。

 

シロップの作り方

①鍋に分量の水、砂糖を入れ火にかけます。 

 

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②レモンの皮のすりおろしも加えます。 

 

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 ③しばらく煮立てます。

 

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④冷めたら、ラム酒を加えれば、シロップの出来上がりです。  

 

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先ほど型に入れて、発酵させておいた生地が2倍に膨らんだら、170℃に温めておいたオーブンに入れて40~50分焼きます。

 

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こんがり焼き色がついたらオーブンから出し、少し冷ましてから、型を外します。

 

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型から外してお皿にのせ、熱いうちにシロップの半分をかけてしばらく置きます。

 

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切り分けてお皿に盛り付け、シロップをかけて、いただきます。

 

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ナポリに行ったら、ぜひ立ち寄りたい伝統菓子の美味しい老舗カフェ

 

 

Café Gambrinus(カフェ・ガンブリヌス)

 

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「ババ」や「スフォリアテッレ」などの

ナポリ伝統菓子が美味しいことで有名な老舗

Gambrinus(ガンブリヌス)

 

営業時間:午前 7:00~深夜 2:00

定休日:無し

住所:Via Chiaia,1 (キアイア通り1番地) 

 

地図 

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Café Gambrinus

 

サクサクのパイ生地の中にオレンジ風味のリコッタチーズのクリームが入っているお菓子「スフォリアテッレ」も有名。

 

スフォリアテッレは、イタリア国内でもナポリでしか食べられない手作りの美味しいお菓子です!

 

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「ババ」や「スフォリアテッレ」(写真上)などのナポリ伝統菓子が美味しい、ナポリの観光の中心街、プレビシート広場に面した場所にある老舗です。

 

ナポリのCaffe'(エスプレッソコーヒー)はイタリアの中でも、とびきり美味しいのでぜひお試しくださいね。 

 

1890年に、ウンベルト1世のガッレリア(下記写真)を建設した建築家 Antonio Curri(アントニオ・クッリ)が内装を手掛けた豪華な雰囲気のカフェ。

オスカー・ワイルドヘミングウェイ、ダンヌンツィオなど当時の文学者や教養人のたまり場になっていました。

 

その他、ナポリ国立音楽院で学んでいた偉大な作曲家や音楽家も訪れていました。

 

 

 

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サン・カルロ劇場の向かいにある

ウンベルト1世のガレリア

 

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美しい装飾のTeatro San Carloの内部

 

 

Cafe' Scaturchio(カフェ・スカトゥルキオ) 

 営業時間:8;00~20:30

定休日:無し

住所: Piazza San Domenico Maggiore, 19

 

地図

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Café Scaturchio

 

ナポリっ子なら知らない人がいないというくらい有名な、下町にある老舗のお菓子屋さんです。

 

「ババ」はもちろん、「スフォリアテッレ」やセモリナ粉で作られた「パスティエーラ・ナポレターナ」と呼ばれるナポリ伝統菓子が美味しいお店です。

 

スパッカ・ナポリ(サン・ベネデット・クローシェ通り)の途中にあるサン・ドメニコ・マッジョーレ広場にあり、間口は小さなお店なのですが、いつも地元っ子や観光客で混雑している人気店です。

 

いつかナポリにご旅行などでお出かけの際に、よろしければ訪ねてみてくださいませ。

 

 

それでは、楽しいおやつタイムを!

Buona giornata e buona merendina!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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牛肉のピッツァイオーラ(ピザ職人風)の作り方

 

本日は、 美味しそうな薄切りの牛肉を入手しましたので、シンプルに焼肉にしようかな?と迷いましたが、最近久しく作っていなかった「牛肉のピッツァイオーラ」というお料理があったこと思い出し、作ってみる事に致しました!

 

ちょっと目先の変わった1品ですが、とても簡単に出来ますので、ご紹介いたします。

 

お肉のピザ?のような味わいですので、ピザが大好きな方は、ぜひお試しくださいませ。(*^▽^*)

 

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ピッツァイオーラ・ソースとは?

ピッツァイオーラとは、「ピザ職人」という意味のイタリア語で、

このソースはピザにのせるトマトソースや、オレガノなどで味付けをすることから、

「ピザ職人風」と呼ばれています。

 

皆様もすでにご存知のとおり、イタリア料理ではトマトソースやオレガノを使った味付けはポピュラーで、ピザ以外にも、肉料理や魚料理にもよく使われます。

 

トマトソースやオレガノなどのハーブ以外にも、モッツァレッラチーズをのせたり、様々なバリエーションのレシピがありますが、今回は、南イタリア出身の友人のマンマ(お母さん)から教えてもらった、チーズ無しのシンプルかつ、さっぱりとした1品をご紹介したいと思います。

 

オレガノとは、どんなハーブ?

オレガノは、主に地中海沿岸地方に育つ多年草で、シソ科の植物です。

「シソ科」ではありますが、もちろん日本にあるシソとは味も形もまったく違います。

7月頃から秋にかけて穂のような薄紫色の花をつけます。

 

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オレガノの原産地、南イタリアのプーリア州に住む友人から、

おみやげに貰った手作りのドライハーブ

地中海の香り?が部屋中に広がります!あ~~いい香り♥

 

 

生の葉より、乾燥させたほうが香りが強くなり、トマトやチーズとの相性はバッチリです。

 

イタリア料理以外にも、メキシコ料理でよく使われる「チリパウダー」にも欠かせないハーブです。

 

とくに南イタリアの乾燥した地域では、夏から秋にかけて、あちらこちらに野生のオレガノが元気に育っていますので、必要な時に摘んできて、紐で束ねてつるして乾燥させておき、細かくして料理に使います。

 

 

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牛肉ピッツァイオーラ 材料(2人分)

  • 牛肉(豚肉、鶏肉でもOK)   200g
  • トマト水煮缶          大さじ4~5杯
  • 乾燥オレガノ          少々
  • にんにく            2片 
  • 塩、コショウ          少々
  • オリーブオイル         適宜

 

【 作り方】

①まず、肉に軽く塩コショウをしておきます。

  

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 ②ホットプレート(またはフライパン)に、オリーブオイル(またはサラダオイル)を入れて、にんにくの薄切りを軽く炒め、肉も入れて焼きます。

 

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 ③肉の表面の色が変わってきたら裏返して、トマトを加えて炒めます。

トマトを加えたら、さっと和える感じで火を止めてください。

 

(トマトを加えてから、あまり長く炒めると跳ねますので、やけどしないようご注意くださいね。)

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 肉に火を通し過ぎると硬くなってしまいますのでご注意ください。

 

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 ④乾燥オレガノを少々加えてトマトソースと混ぜ合わせます。

 

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⑤お皿に盛り付けて、出来上がりです!

簡単ですね!!(*^▽^*) 

 

パンやご飯と合わせるだけでなく、パスタのソースにもなります!

 

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おまけ イタリアのお肉屋さんの「薄切り肉」とは?

イタリアのお肉屋さんでは、しゃぶしゃぶ用のお肉のような薄切りのものは、あまり見かけません。

 

買う時にお願いすれば、好みの厚さやサイズに切ってもらえるますが、イタリアの肉料理では、薄い肉を使う場合、たいてい肉たたきなどで伸ばして薄く?してもらうことが多いです。

 

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イタリアに住んでいた頃、「肉じゃが」を作りたいと思いたち、日本で普通に売られている薄切り肉のように切ってもらいたかったので、写真入りの料理本まで持って行き説明しました。

が、しかし!お店のカウンター越しに何の気なしに見ていると、なんと1cm 位の厚さに切っている所を目撃!!

 

すかさず、

「あの~、え~っと、そうじゃなくて、もう少しだけ薄めにお願いします…!」

と、言ってみたのですが、お肉屋さんの店主は涼しい顔で、

 

「シニョリーナ、Spezzatini(ぶつ切り!?の牛肉の煮込み料理)作るんでしょ?ちがうの???薄めにして欲しいって言ってたから、ミラノ風カツレツみたいに、叩いて伸ばしておいたからね。」

 

と、にっこり笑顔で言われてしまい、

 

「あ、あの、ええっと、スペッツァティー二って、ちょっとちがうんですけど… まあ、ご親切にありがとうございます。」

などと、こちらも笑顔(ジャパニーズスマイル?!)でわけのわからないことをうっかり口ばしってしまい、どんどんあちらのペース?で買い物が終了、となってしまったこともありました。(゚Д゚;)

 

ところ変われば… という感じで最初の頃は、この「厚切り肉の引き伸ばし?」には、少々困惑気味だった私ですが、

その後、厚めの肉を肉叩きでたたいて伸ばすと、肉の繊維が切れて柔らかくなり、それはそれで美味しかったと悟り?今では料理によって、あえて厚い肉をたたいて薄くして使うようになりました。(笑)

  

それでは、いただきま~す!

Buon appetito!

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。 

 

 

 

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